−またもや山は二の次の気ままな九州一人旅の1日目−
山行概要
2012年4月21日(土) | |
脊振山地 | |
曇り | |
単独 | |
九合目駐車場=0:10=作礼山東峰=0:05=作礼山西峰=0:10=九合目駐車場【0:25】 |
記録文
福岡、北九州市への出張が週明けに入るという願ってもみない状況。当然のように今話題の会員制夜行バスを予約する。今回、MKを利用するが、サンガの遠征にも使われているゆったり3列シートで無事快適に福岡到着。
本日、まず登ろうと考えているのは佐賀県の中央部に位置する作礼山。メインターゲットである呼子や唐津への途中経路に位置するというはなはだ山に失礼なチョイスである。
今日は午後から天気が大荒れになるとの予報だったので、すぐにレンタカーを借り、都市高速から九州、長崎自動車道、さらには厳木多久有料道路をぶっ飛ばし、一気に厳木へ。そして1車線ながらも最後まで舗装された林道で一気に作礼山九合目の駐車場に入る。
よく整備されたゆるやかな登山道を登っていくと、東峰と西峰との鞍部直下にある池に到着し、まずは池の東側を回り、東峰を目指す。
鳥居をくぐり、石段をわずかに登れば、すぐに展望広潤な東峰山頂。歩行時間わずか10分のあっけない登頂である。
あっけなく登れた割に、展望は凄い。すぐ東方には一目で分かる草原の頂をのびやかに広げる天山が大きい。
鞍部に戻り、池には戻らず、稜線を直進し主峰の西峰へ。ピーク直下には滑り台があって非常に興ざめである。
来た道を戻る。池畔にはロッジやキャンプ場があり、今は閑散としているが、多くの人で賑わうのだろう。
僅か20分ほどでひと山終わってしまった。すぐに車を走らせ、唐津経由で呼子へ向かう。
イカの料理屋が多すぎて迷うが、呼子大橋を渡った加部島にある「いか道楽」さんで、いか釜定食をゲット。
透き通ったイカ活け造りのほか、イカ釜飯、イカしゅうまい他に昼から大満足である。
造りのゲソは天ぷらにしてもらった。
名護屋城も外せない。大手門前の駐車場に車を停め、三ノ丸から本丸へ侵攻。5重7階の天守が建っていた天守台から北を望む。
遊撃丸は本丸の西側にある曲輪で、1593年(文禄2年)の和平交渉の際に、明の講和使節の遊撃軍が滞在したところ。
城跡は保存整備が進み、全ての郭を見るには1時間以上が必要。非常に見ごたえのある城跡であった。
唐津へ戻る。
天守閣を鶴の頭に見立て左右に広がる松原が、鶴が翼を広げた形に似ていることから別名・舞鶴城とも言われている。
エレベーターも整備されているくらい、天守へはけっこうな登りを強いられる。
沖に浮ぶ高島。島内にある宝当神社であまりに有名。ドリームジャンボの時期には大勢の参拝客で賑わうらしい。
天気が持てば、もうひと山登ろうかとも思っていたが、ついに雨が降り出した。しかも予報どおりの豪雨ですぐさま目標を温泉に変更。
今日の宿泊地、佐世保を考慮し、少しの寄り道ですむ名湯、武雄温泉へ。
巨大な楼門の奥に、東京駅を設計した辰野金吾博士の設計の新館が現れる。
風呂の種類が多すぎて迷うが、結局、元湯に浸かる。温泉とは思えない無色透明さだが、とても柔らかいお湯だ。雨音を聞きながら、湯船に1時間以上沈んでしまった。
佐世保へは、西九州自動車が延びており、あっと言う間に市内へ。駅前のビジネスホテルにチェックイン。
早速、ホテルに教えてもらった「ささいずみ」さんへ向かうが、傘が飛びそうなほどの雨風。よろけながら、店のある市中心部のアーケード入口付近へ。
大正7年に酒屋として創業し、90余年。『酒は酒屋の値段です』がモットーの佐世保の名店。コの字型のカウンターが囲む生簀に期待が高まる。
写真のアジ姿刺しはもとより、地物のお魚を満喫。しかし、腹六分目くらいにとどめておいた。
先ほど、「ささいずみ」さんで自重したのはこれが念頭にあったから。
ホテルにビールとともにお持ち帰り。すっかり満腹になり、テレビを見ながらそのまま寝てしまった…
明日は平戸島を目指す。
参考タイム
4/21 | 九合目駐車場 9:10 ⇒ 9:20 作礼山東峰 9:25 ⇒ 9:30 作礼山西峰 9:35 ⇒ 9:45 九合目駐車場 |
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