信州の旅(栂池散策他)

−珍しく旅行がメインの信州旅行。栂池の湿原をのんびり散策−

   

山行概要

日 程
2014年7月19日(土)〜21日(祝)
山 域
信州
メンバー
K、私
旅 程
7/19
京都〜別所温泉〜上田〜草津温泉
7/20
草津温泉〜志賀高原〜渋温泉〜小布施〜白馬
7/21
白馬〜栂池(栂池ビジターセンター=1:05=浮島湿原=0:30=栂池ビジターセンター【1:35】)〜姫川温泉〜糸魚川〜京都

記録文(写真はクリックで拡大)

 7/19 晴れ後曇り

 海の日の三連休は、いつもなら山に向かうところだが、なぜかのんびりしたくなり、連れと信州温泉の旅へ。
 渋滞を避けるため、京都を5時に出発。順調に信州へ。10時には信州の鎌倉、別所温泉に到着。

北向観音 10:04

 歴史の趣あふれる温泉街を散策。まずは、北向観音へ。
 厄除観音として知られる。本堂が北を向いているのは、わが国でもほとんど例がなく、その由来は、観世音菩薩出現の際、「北斗七星が世界の依怙(よりどころ)となるように我も又一切衆生のために常に依怙となって済度をなさん」というお告げによるものといわれているそうだ。へーっ。

安楽寺八角三重塔 10:30

 続いて、安楽寺へ。
 木造八角三重塔は、木造の八角塔としては全国で一つしかないという貴重な建築物。長野県では一番早く国宝に指定された。
 鎌倉時代末期には建立されたようで、わが国最古の禅宗様建築である。初重に裳階(もこし=ひさし又は霧よけの類)をつけた珍しい形式である。
 実は、私は19年振りの再訪であり、感慨もひとしおである。

常楽寺 10:59

 次は常楽寺へ。ここは北向観音の本坊であり、鎌倉時代に天台教学の拠点として大いに栄えた寺である。
 茅葺の屋根が印象的。

石湯@ 11:12

 温泉街を一回りした後は、いよいよ外湯へ。
 この「石湯」は、真田幸村隠しの湯として、大河小説「真田太平記」にしばしば登場する。
 その前に建つ「真田幸村公隠しの湯」の票石は、当然ながら、真田太平記の作者、池波正太郎氏の筆である。

石湯A 11:14

 単純硫黄温泉の柔らかな源泉掛け流し湯を満喫する。時間が早いのか、湯船は私の独占だった。これで150円だから堪えられない。

真田神社 12:41

 塩田平から山を降り、上田盆地へ。
 上田城跡へ。城内には真田神社が鎮座している。
 明治維新で売却されることになった上田城本丸を地元の篤志家たちが買い取り、そこに代々の藩主を祭る神社が建立されたのが、この真田神社である。
 この日は草津温泉へ投宿。夕方から猛烈な雨となり、ずっと温泉に沈没していた。

 7/20 晴れ時々曇り

 何とか天気は回復した。志賀草津道路で志賀高原の高みを目指す。
 有名な湯釜は有毒ガス発生とのことで、立入禁止… 国道最高地点2172mの渋峠もガス一色で、気が萎えるが、徐々に晴れてきた。

田ノ原湿原@ 10:08

 木戸池を越えてすぐの田ノ原湿原が気持ちよさそうだったので、車を停めて、散策してみる。

田ノ原湿原A 10:19

 ニッコウキスゲも見ごろで、なかなか気持ちのよい散策であった。

渋温泉の大湯 11:34

 山を降り、渋温泉へ。
 外湯が9つあるが、宿泊者以外で入浴できるのは、9番目の「大湯」だけなのだ。
 ナトリウム・カルシウム‐硫酸塩・塩化物泉の源泉掛け流し。褐色のお湯がドバドバと出ており、またしても独占。最高!

小布施 15:38

 連れにせがまれ、小布施に寄り道。
 ちょっと、流行りすぎですね。あまりゆっくりできませんでした。

白馬村「ガーリック」 19:33

 この日は白馬八方温泉に投宿。オリンピック道路で快適に白馬村へ。
 夕食は、地元民から絶賛のピザ屋「ガーリック」さんを予約しておいた。旨すぎるピザとワインに昇天!

 7/21 晴れ時々曇り

 昨日食べ過ぎたが、しっかり朝食をいただく。まずはエコーランドへ。

「サウンズ・ライク・カフェ」さんのエッグベネディクト 8:49

 ボリュームたっぷりで、少しもたれました…
 この日は少しは歩こうということで、栂池の散策へ。栂池高原までのゴンドラリフト+ロープウェイは往復3600円…
 しかも、スタートが遅かったか、10時半にして既にガスっている。

ビジターセンターをスタート 10:31

 涼しくて快適。
 ミズバショウ湿原、ワタスゲ湿原と、順に上がっていく。

浮島湿原 11:35

 見晴らしの良い湿原。ワタスゲが広がる。
 ビジターセンターに戻り、温泉を探すが、京都までの帰り道の途中に姫川温泉を発見。

姫川温泉「瘡の湯(くさのゆ)」 14:09

 ここも源泉掛け流しの弱食塩泉。湯量豊富で、カランのお湯も温泉だが、シャワーは無い。何故かというと、成分が濃すぎて、シャワーがすぐ詰まるらしい。
 ここのお湯も独占。そして管理人のおばちゃん2人が、無茶苦茶おしゃべり上手で、ゆでたまごをもらってしまった。
 すっかり、満ち足りた気持ちで、京都に帰った。

参考タイム

7/21栂池ビジターセンター 10:3011:35 浮島湿原 11:4012:10 栂池ビジターセンター

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