−熊野古道伊勢路に初見参! まずはハイライトコースの馬越峠越えへ−
山行概要
2015年10月31日(土) | |
熊野古道伊勢路 | |
曇り時々晴れ | |
B、私 | |
道の駅「海山」=0:20=夜泣き地蔵=0:35=馬越峠=0:20=天狗倉山=0:15=馬越峠=0:25=馬越公園=0:20=尾鷲神社=0:15=JR尾鷲駅【2:30】 |
記録文(写真はクリックで拡大)
この前の行程(熊野古道伊勢路その6(三野瀬〜相賀))は、こちら。
魚を求めて尾鷲へ。そのついでに熊野古道伊勢路を訪れるという邪なプラン。
体力全くないBがついてくるというので、伊勢神宮スタートではなく、距離が短く、景色も期待でき、何よりも伊勢路で最も美しい石畳を残していると言われる、伊勢路のハイライトコースである、馬越峠越えのコースを辿ることに。
7時に京都を出発。紀勢自動車道が伸びたおかげで、尾鷲へは京都から車で2時間ちょっとと、ホンマに便利になりました。
登山口となる、紀北町の道の駅「海山」へ行く前に、紀伊長島駅へ立ち寄り、駅前の「万両寿司」さんで、昼食用に焼きさんま寿司をゲットし(事前に調べておきました)、道の駅へ無事到着。
R42を5分ほど西に進むと、馬越峠の登り口があり、いきなり石畳の古道歩きとなる。
ハイライトコースだけあって、ジジババハイカーの集団から山ガールとかなりの人が歩いている。
この石畳は江戸時代に整備されたらしいが、紀州藩の駕籠の大きさに合わせて作られたとのことで、幅一間半(約2.7m)とゆったりとした作りで、並んで歩くことができる。
石畳は、馬越峠のすぐ手前まで、2キロ以上も続き、古道歩きの風情は満点である。
さほどの苦労もなく、余裕で馬越峠へ到着。
峠には、石碑や東屋が建つ。通り抜ける風が心地よい。
ここで、古道をいったん離れ、尾根伝いの天狗倉山へ寄り道。思っていたより急な登りが続き、Bから文句が出始めるが、何とかなだめすかして歩行を継続。巨石が目立つようになると、山頂は近い。
最後は、山頂に鎮座する巨石を垂直のハシゴで登る。木々に遮られ展望はイマイチだが、登ってしまえば、平坦で、のんびり休憩できる。
香ばしくて最高! 普通の〆ただけのさんま寿司も買いましたが、焼きの方が断然旨かった。
巨石の山頂から少し南にある岩に登った方が尾鷲方面の展望は良い。ただし、足元は垂直に切れ落ちているので注意…
さあ、あそこまで下らねば。
急坂を注意しながら下り、馬越峠から再び熊野古道の石畳の道をのんびり下る。
石畳は足元がぬかるまないのでそれは良いのだが、堅いので足への負担が結構大きく、この程度の歩行でもBの太ももはプルプル状態になってしまう…
尾鷲側の登り口となる馬越公園からは車道となり、すぐに集落の中を歩むようになる。
尾鷲側から振り返る天狗倉山はかなりの鋭鋒。
下り切った北川橋が市街中心部の入口だが、西に少し寄道し、尾鷲神社へ。
社伝には大宝年間(701−703)に武速須佐之男命(素戔鳴尊)を勧請したと伝えられる。「紀伊続風土記」に伊勢神宮の神領であり、遷宮には外宮神職が神事を執り行ったとの記述から、通称、大宝(オオタカラ)天王とも称し崇敬せられてきたという。
境内からはみ出そうな勢いの大クスが立派だった。
尾鷲駅に着いたが、紀勢本線は普通電車が1日10本しかなく、適当な便がなかったので、バスで馬越峠登り口前の鷲毛バス停まで戻り、道の駅「海山」へ戻った。
車で再び尾鷲に戻り、尾鷲湾を挟んで天狗倉山からは反対側となる、「夢古道おわせ」へ。ここは、温泉ではないが、尾鷲湾で取水した海洋深層水を使ったお風呂が楽しめる。海洋深層水を使ったミストサウナはここだけらしい。
さっぱりした後は、本日のメインであるお魚へ。紀北町の相賀駅近くにある「一富士」さんへ突撃!
写真の法螺貝の他、カワハギ刺し、ガシラの煮つけ等で、本日も昇天した…
ギリギリシーズン前で食べられなかった、幻の渡利牡蠣を狙ってまた来ます!
熊野古道伊勢路の次の行程(熊野古道伊勢路その8(尾鷲〜賀田)はこちら。
参考タイム
10/31 | 道の駅「海山」 9:55 ⇒ 10:00 登り口 10:00 ⇒ 10:15 夜泣き地蔵 10:15 ⇒ 10:50 馬越峠 10:50 ⇒ 11:10 天狗倉山 11:40 ⇒ 11:55 馬越峠 11:55 ⇒ 12:20 馬越公園 12:20 ⇒ 12:40 尾鷲神社 12:45 ⇒ 13:00 JR尾鷲駅 |
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