秋田駒ヶ岳〜乳頭山縦走

秋田駒ヶ岳〜乳頭山(烏帽子岳)縦走


 田沢湖線は現在秋田新幹線の工事で運休しており、代替バスが運行している。その1番バスは、4時53分であり、目覚まし時計を3つ用意して何とか間に合った。
 田沢湖駅から秋田駒八合目までのバスが接続しているはずだったが、全くバスの出る気配が無く、不審に思っていると、何とバスは休日運行ということであった。泣く泣くタクシーに乗り込む私であった…

【日 程】平成8年10月11日(金)
【人 数】単独
【コース】JR田沢湖駅=TAXI=八合目=0:40=阿弥陀池=0:10=女目岳=0:25=男岳=0:20=横岳=0:05=焼森=0:30=湯森山=0:50=笊森山=0:20=千沼ヶ原=0:30=乳頭山=0:20=田代岱=0:35=孫六温泉=0:10=乳頭温泉バス停 【4:55】

【記録文】 八合目を7時10分にスタート。今日は最高の好天である。最高峰女目岳の山裾を反時計回りに巻きながら、ゆるやかに高度を上げていく。田沢湖が見下ろせるようになると、阿弥陀池の西端に到着。
 周囲を秋田駒の山々に囲まれたこの山上の別天地でしばし休憩をとった後、まずは主峰の女目岳に向かう。池の北畔を通り避難小屋の前に出ると、そこが女目岳の登り口になっている。土砂の流出止の柵が少々目障りな急登を一気に駆け登り、大展望の待つ山頂へ。8時ジャストの到着。岩手の3名山はもとより、鳥海、森吉、太平山などの秋田の山々が素晴らしい。目を凝らせば岩木白神といった青森の山々まで望め、大満足でもと来た道を阿弥陀池まで戻った。今度は池の南畔を通り、先ほどの池西端から男岳への稜線へ向かう。稜線合流点まで登ってしまえば、後は雲上漫歩。男岳のピークは南西方面に遮るものが無く、その展 望は女目岳を凌ぐ。特に眼下に広がる田沢湖は圧巻。
男岳から田沢湖を見下ろす男岳から田沢湖を見下ろす
 男岳8時40分発。稜線合流点までいったん戻り、今度は稜線をそのまま直進、横岳を目指す。なかなかの岩稜で、手を使う部分も結構ある。岩が氷のように冷たい。横岳からはこれからたどる縦走路が一望でき、期待が高まる。次のピークは通称焼森、その名の通り草木1本生えぬ砂礫のピーク。ここも展望は最高。ここから縦走路は一気に高度を下げ、すぐにゆるやかな草原の中を進むようになる。この先湯森〜笊ヶ森までずっと平坦で展望のきく縦走路が続くのだからこたえられない。
秋田駒を振り返る秋田駒を振り返る
 湯森山9時45分着。背後にはいつの間にか秋田駒が雄大な姿を見せている。ゆるやかに下った鞍部には小さな湿原があり、木道が敷かれている。熊見平と言うらしい。さすがに熊は御免だと思いつつ、なおも気持ちの良い草原をゆるやかに登ると、笊ヶ森に到着。眼下に今日のメインディシュである千沼ヶ原の地塘が光っている。まだ10時40分だが、ここでランチにする。
 千沼ヶ原を前に気がはやる。笊ヶ森を11時20分に出発し、ぬかるんで滑りやすい斜面を下る。木道が現れると待望の千沼ヶ原は近い。唐突に沼に飛び出す。  さすがに東北で最高の湿原と言われるだけあって、息をのむ景観が広がっていた。湿原は上下2段に分かれており、すべてに木道が敷かれている。特に下段の湿原は正面に岩手山が真っ正面に望め、思わず足を止めてしまう。
千沼ヶ原と岩手山  千沼ヶ原2千沼ヶ原にて
 名残惜しい千沼ヶ原を後に乳頭山へ向かう。またしてものびやかな稜線が広がる。本当に私はこの山域が気に入った。
乳頭山乳頭山  乳頭山頂にて乳頭山頂にて
 乳頭山には12時45分着。秋田駒がはるか彼方に見え、よく歩いたと満足感に浸る。友人2人が歩いているであろう、裏岩手の稜線も目の前だ。昼寝でもしたいところだが、乳頭温泉からのバスの便が悪く、14時50分の便を逃すと、盛岡に帰るのがかなり遅くなるので、泣く泣く下山を開始する。乳頭温泉郷へは2ルートあるが、展望の良い田代岱経由のコースで孫六温泉に降りることにする。温泉への最後の下りはブナ林の黄葉が真っ盛りであった。
田代岱から秋田駒を望む田代岱から秋田駒を望む

【交通費】JR田沢湖駅〜八合目  :5,760円(タクシー)
     乳頭温泉郷〜JR田沢湖駅:800円(バス)

 盛岡には18時に戻ってきた。今日はサンマ刺しで乾杯!
 明日は栗駒に登るつもりだが、盛岡の街が気に入ったので、連泊することにした。


         

       inserted by FC2 system