アポイ岳

− 京都を早朝に立ち、その日中に日高の峰に立つ電撃戦。しかし期待の花々は既に散り果てていた… −

   

山行概要

日 程
1998年7月4日(土)
山 域
日高山脈
天 気
晴れ
メンバー
リカさん、私
コースタイム
冬島登山口=0:50=五合目=0:45=アポイ岳=0:35=五合目=0:45=冬島登山口【2:55】

記録文

 時間もおしているので、すぐに歩き始める。「夏山ガイド」では新道が酷評されていたので、旧道を行くことにする。五合目の避難小屋までは、登りらしい登りはなく、坦々と森の中を進む。すれ違う人が多く、さすが花の名山と高山植物への期待が膨らむ。連れはレストハウスで高山植物の本を買ったようだ。

アポイ岳

 五合目で一気に視界が開け、目指すアポイ岳と海が望める。ここからかなりの急登になるが、この眺めに助けられて快調に登って行く。
 さわやかな涼風と展望に恵まれて馬の背を進むが、2人の心は一向に晴れない。何故か? お目当ての花がほとんど見当たらないのである。地元の人に聞くと、今年は季節の歩みが半月ほど早く、花はすべて枯れてしまったとのこと。

 この瞬間、花の山行はただのピークハントと化した。最後の急登では、ほとんど止まってしまうほどやる気がうせてしまう。

アポイ岳山頂

 アポイ山頂も木々の中だった。休憩も程々に失意の中、下山にとりかかる。連れはわずかに咲いている花を見つけて、なんとか満足しようとしていたが、無駄だったようだ。
 天気が良かったことだけが救いだった。

参考タイム

7/4冬島登山口 13:4514:35 五合目 14:4015:35 アポイ岳 15:5017:15 冬島登山口

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