荒船山

荒船山


R254小屋場付近から望む荒船山R254小屋場付近から望む荒船山
 いよいよ最終日。4時半に起床。おにぎりをほおばりながら、車に乗り込み、荒船山の登山口、内山峠へ向かう。

【日 程】平成9年6月8日(日)
【山 域】西上州
【天 気】快晴
【メンバー】男3人
【コースタイム】内山峠=0:45=狭岩修験道場跡=0:15=一杯清水=0:15=艫岩=0:30=行塚山=0:10=黒滝山分岐=0:10=星尾峠分岐=0:10=行塚山登り口=0:20=艫岩=0:55=内山峠【3:30】

【記録文】
 5時半発。ルートは峠から一直線に尾根に駆け上がるようにつけられており、我々は息せき切って登る。尾根に出てからも、ルートはブッシュがちで、メジャーなコースなのに何かおかしい。すると5分ほどで正規の幅広いコースに合流し、胸をなでおろす。どうも駐車場奥の登山口を見落としていたようだ。ここからは、何の問題もない自然歩道コースとなり、荒船の大岩壁がグングン近づいてくる。一杯清水を過ぎるとすぐに艫岩の基部に接舷し、岩をくりぬいた階段状の急登を一気に登る。やがて辺りは優しい笹原となり、ようやくにあこがれの頂上台地に辿り着いたと判る。だらだらと進めば立派な避難小屋が現れ、分岐を左に進めば艫岩の最先端に躍り出た。さすがにもの凄い展望が広がる。浅間、八ツ、北アと勢揃い。また、足下はスパッと切れ落ち、吸い込まれそうだ。
 大展望に十分満足した後、登行を再開。ここからは約1キロ半の平坦な台地が続く。この地が標高1300mを優に越えているとはとても思えない。あくまで真っ平らな笹の下生えの雑木林が延々と続く。しかも途中には小川が流れていたりして、さらに驚く。
 長かった水平道が終わりにさしかかると、荒船の艦橋部分、最高点の行塚山への急登になる。ピークには先客が一人。木立に囲まれた静かなピーク。展望全く効かず、艦橋としては失格か?
展望全くない荒船山頂展望全くない荒船山頂
 行塚山を8時前に出発。登路を戻らず、黒滝山へのコースをとる。急降下のうえ踏跡はまばらで、あまり歩かれていないようだ。すぐに星尾峠からのルートと合流し、峠へと進路をとる。峠直前で行塚山登り口への分岐が現れ、少しの登りで荒船の甲板に復帰。再び広大な甲板を艫岩へ。ここで大展望も見納め。以後一気に登山口駐車場まで駆け下りる。さすがに西上州ではメジャーな山らしく登ってくる人を掻き分けながらの下山となった。
 内山峠には10時前に到着。朝ガラガラだった駐車場は満杯となっていた。

 後はお約束の初谷鉱泉で一汗流し、中込駅前で佐久鯉を肴に今山行の成功に祝杯を挙げた後、大満足で塩尻まで戻り、電車で帰洛しました。 


   

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