−初日は日生のカキオコ! 2日目は名物鯖しゃぶを喰らいに坊勢島に上陸。ついでに最高峰かしわの山を攻略!−
山行概要
2018年2月4日(日) | ||
坊勢島 | ||
F、私 | ||
奈座港(乱菊ずし)=0:10=恵美酒神社=0:50=かしわの山=0:30=奈座港【1:30】 |
記録文(写真はクリックで拡大)
2/3 晴れ後曇り
長年夢見ていたが実現できていなかった日生の「カキオコ」。ついに突撃する時がやって来た。10年くらい前にも車で訪れたことがあるが、折しも「ひなせかき祭」(毎年2月最終日曜?)が開催されており、止む無く牛窓方面へ転戦した覚えがある。
今回は電車で出撃し、人気店の一つ、「安良田お好み焼店」の始業である10時に間に合うよう、京都を7時過ぎの新快速で早立ちする。
新快速の姫路到着が遅れ、乗り継ぎ列車に間に合わなくなりそうで、赤穂線は本数が少ないので、いきなり1時間近く遅れそうになり、計画は速攻頓挫かと青くなったが、本数少ない地域故か、影響の甚大さを考慮し、姫路、赤穂駅と全ての乗り継ぎ駅で、乗り継ぎ便を待ってくれたので、日生には予定から少し遅れた10時20分過ぎに到着できた。
駅から早速歩き出し、R250を道なりに暫く進み、右にカーブの下り坂の途中に暖簾を発見。
昭和37年(1962年)創業の日生でも老舗中の老舗である。ホンマに10時からやってるのかと思っていたが、普通に営業していた(笑) 先客も既に一人。
店の中央にある大きな鉄板を囲うように席が8人分くらいと、別にテーブル席が3つのこじんまりとした店で、オカン2人で切り盛りされている。
この後は、「海の駅しおじ」でバーベキューもしたかったので、2人で、カキオコ1枚(1000円)、おっぱい焼き(牡蠣の鉄板焼のことで、牡蠣は「海のミルク」と呼ばれるかららしい(笑)700円)を2つ頼んだ。そして当然ビール!(笑)
プリップリの牡蠣とネギの醤油焼き。旨いに決まっている!
鉄板に押しつぶすように焼かれているが、牡蠣がほとんど縮こまらないのは凄い! ビールが進む…
そして、あっという間に店は満席へ。
関西風より広島焼に近い焼き方でカキオコ登場! これでもかって言う位、牡蠣がゴロゴロ入ったお好み焼きで昼前から至福のひと時を過ごす…
結構、腹が膨れた。これで2人でビール2本で3000円ちょっとでコスパも凄い! 大満足で次の目的地へ。
「安良田お好み焼店」さんの少し先を左折し、国道を離れ、漁港沿いに南へ進む。「海の駅しおじ」はすぐ目の前だ。
「海の駅しおじ」のバーベキューコーナーで2R開始!@ 11:49
まずは向かいの「五味の市」に入り、食材の調達。殻付き牡蠣がアホみたいに安い(キロ800円(笑))。
この他にも色々と買い込んで、バーベキューコーナーへ。既に炭を起こしてあるコーナーが用意されており、90分1500円で、網・牡蠣メスや軍手付きで、手ぶらで堪能できる。
牡蠣、サザエ、ホンビノス貝でスタート!
「海の駅しおじ」のバーベキューコーナーで2R開始!A 12:45
ホタテと車エビも追加購入。この他、穴子焼も追加し、昼から泥酔!(笑)
しかし殻付き牡蠣の爆発を数発浴びた私は、服の匂いが…(笑)
姫路に戻り、姫路市内の温泉付きビジネスホテルに沈没。
まだ呑み足らない我々は、ホテル近くの「Seafood & Wine Bar SinBar(シンバル)」へ。
シラスのピザをアテに、ワインを赤白1本ずつ空けてしまった…
2/4 晴れ時々曇り
昨日呑み過ぎて、すっかり寝坊してしまった…(涙) 起きたら9時半…(涙)
この日は、はっきり言って昨日のカキオコより楽しみにしている家島諸島は坊勢島で鯖しゃぶを予約しており、姫路港からの船便を考えると、JR姫路駅10時40分発のバスに乗る必要があり、9時の始業に乗り込もうとしていた姫路城は脆くも断念…
気を取り直して、バスで姫路港に向かい、11時35分発の便で坊勢島の奈座港へ。
坊勢島は、元慶7年(883年)、学論に破れてこの島へ流された比叡山実相院の覚円僧都を慕い、比叡山の若い僧が大勢渡海し、島内各所に僧坊を建て並べた事から坊勢島と呼ばれるようになったという。
坊勢島の人口は3000人弱ほどだが、県内、いや瀬戸内海中でも有数の漁港を持ち、離島では珍しく人口が増えている島らしい。
奈座港から、海岸沿いに東北方向に向かってすぐの「乱菊ずし」さんへ。
予約が必要な鯖しゃぶを予約しておいたのだ。客はみな同じ便で来るので、店は一気に満員になった。
これで1人前(笑)
既に鍋は煮だった状態でスタンバイされており、入店から僅か2分後に鯖しゃぶ開始!
ほどよく脂が落ち、さっぱりだけどジューシー! 旨すぎる。
鯖の造りが後から出てきた。ねっとり濃厚! 鯖はビールより日本酒の方がしっくりくる。ビール大瓶1本で酒にスイッチ。
〆は握り。この3種で800グラムの鯖を一人一本使っているらしい。
この日も昼から大満足。せっかくなので島の散策をすることに。
腹を擦りながら歩行開始。まずは、「乱菊ずし」さんから奈座港沿いに反時計周りに回って、海に突き出た恵美酒神社へ。
恵美酒神社に到着。瀬戸内や坊勢島の展望が広がる。
創建は覚円が島に流された元慶7年(883年)以前と伝えられているが、詳しい年次は不明。
蛭子大神を祭神とし、毎年11月3日、4日の大祭では島の勢いを象徴するように勇壮な幟練り・屋台練りが繰り広げられる。
恵美酒神社から反転し、奈座港に戻り、そのまま港を通り過ぎて、島の周遊道に入る。
坊勢ビーチ辺りから瀬戸内を見ると、まるで南の島のようだ。2月とは思えない。
坊勢ビーチから南へ車道を登る。島の主な交通手段は原付バイクのようで、何台もすれ違うが、ほとんどノーヘルだった…(笑)
見通しの利かない道が続くが、峠状の地形にある分岐を右にさらに南へと進んでいくと、展望が開けてきて、小豆島が望めるポイントに出た。
このポイントのすぐ先から遊歩道が始まっており、5分ほどの登りで、かしわの山のピークに到着。坊勢島の最高峰で標高は100m!(笑)
山頂から北東方面の展望。家島(左奥)と男鹿島(たんがしま、中奥)が、繋がって見える。男鹿島は島全体が花崗岩で成っており、石材搬出が主産業で、島はボコボコに削られている。
坊勢島の位置からは、淡路島が真横に見えるため、何と、明石海峡大橋と鳴門海峡大橋が同時に見れる。肉眼でははっきり認識できたのだが、スマホのカメラでは…
予想以上の展望に気を良くしながら、来た道を戻る。
奈座港の手前で、海に突き出した岩山が見える。弁天島である。別名「神権さん」とも呼ばれ、漁師の守護神である弁財天が祀られている。
伝説の島としても知られ、昔、掟破りの漁ばかりする漁師とその娘が、漁に出たところ、珍しく大漁となり、喜び勇んで港を目指したが、途中で、激しい嵐に見舞われ、船が転覆寸前になった。娘は父に「嵐は無法な漁のたたりだから、魚を海に返すように」 と説得したが、父は聞き入れない。このため、娘は自分を身代わりにと、自ら海に身を投じたところ、嵐はおさまり、水煙がみるみる固まって岩になった。この娘の心がまるで弁天様のようだということから、この岩が弁天島と呼ばれるようになったらしい。
弁天島から奈座港はすぐそこ。
右のちっこい船で往復しました。
坊勢島、なかなか良い島です。また来ると思います。
生姜醤油がかかった名物姫路おでん他で、今旅のフィニッシュ!
帰りの新快速は京都までワープでした…(笑)
参考タイム
2/4 | 乱菊ずし 13:20 ⇒ 13:30 恵美酒神社 13:30 ⇒ 14:20 かしわの山 14:25 ⇒ 14:55 奈座港 |
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諸国名山探訪
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