長尾街道その2(藤井寺〜磐城)

−長尾街道もコンプ! 想定外の山中彷徨で、運動靴がびちゃびちゃに…−

   

山行概要

日 程
2019年3月2日(土)
山 域
長尾街道
天 気
晴れ
メンバー
単独
コースタイム
近鉄藤井寺駅=0:35=市ノ山古墳(允恭天皇陵)=0:30=近鉄河内国分駅=0:35=国分側登山道入口=0:10=関屋地蔵尊=0:10=関屋川登山道入口=0:10=近鉄関屋駅=0:25=近鉄二上駅=1:00=近鉄二上神社口駅=0:15=近鉄磐城駅【3:50】

記録文(写真はクリックで拡大)

 本当はこの土日は、どこかに遠出しようと思っていたが、日曜が壊滅的な天気予報だったので、やむなく土曜日日帰りに切り替えることにし、昨年末の第1弾決行から2箇月以上も空いていた、長尾街道の仕上げにかかることにする。
 近鉄の藤井寺駅には7時前に到着したが、朝から何も食べてなかったため、駅前の「すき家」に吸い込まれてしまった…
 ササッと牛丼を食べて出発。駅前北商店街を抜け、街道筋に合流し、東へ市街地を進んで行く。

市ノ山古墳(允恭天皇陵) 7:45

 藤井寺市役所の前を通過し、西名阪道の藤井寺ICを過ぎると、大水川という大和川の支流に突き当たる。何か既視感を感じたが、やはり昨年の1月に藤井寺・羽曳野市街の古墳を巡った際に歩いていた…
 その時も歩いた道をしばらく逆行すると、市ノ山古墳(允恭天皇陵)の南側を通過する。墳丘長230m、全国19位の巨大前方後円墳であり、近鉄土師ノ里駅のすぐ北に位置する。

石川橋を渡る 7:53

 古墳のすぐ東で県道12号線に合流し、近鉄道明寺線を渡ると大和川支流の石川を渡る。
 さらに県道を進むと、片山東の交差点で、大和川沿いの旧道に入る。ここも何か既視感を感じたが、やっぱり3年前に歩いていた…

大和川 8:07

 国豊橋手前からの大和川。国豊橋の南詰で、R25を渡り、国分本町の旧道を進む。
 古い街並みが残っている街道筋を、左へカーブしながら、ゆるやかに登って行く。

奈良街道との辻 8:22

 坂を登り切った辺りに、奈良街道との辻があり、ここで長尾街道は右折し、さらに細い崖沿いの高台を南に進んで行く。
 阿弥陀寺の先の辻に出る。3年前は右に進み、田辺池の畔を通って、春日神社に向かったが、今回はそのまま直進する。
 道はさらに登りとなり、東に方向を変えながら新興住宅地を抜けると、この辺りで盛んなぶどう園の中を登って行く(大阪府はぶどうの生産量全国9位らしい。知らなかった…)。

ぶどう園を抜けた辺り 8:44

 ぶどう園も抜けると、完全に山中の林道となり、どんどん登って行く。
 相当山奥に入ったので、少し不安になり、ここでようやくスマホの地図で現在地を確認してみたところ、何とこの少し先で林道は行き止まりで、奈良県側に抜けられないことが分かった…
 実は、ここまでスムーズに街道をトレースできたのは、ネットに上がっていた長尾街道のルート図(「Lat Long Lab」という、ヤフーが提供しているWEBでの地図や位置情報のサービスで、長尾街道のルート図がアップされていたのだ)に盲従してきたのだが、行き止まりのこの林道とはこの少し先で別れ、別のルートを進んでいるようだった。

関屋地蔵尊 9:09

 果たして、ルート図が示す林道との分岐点まで来てみると、左手の山中に分け入る登山口があり、「→明神山」の標識がぶら下がっていた。
 山道を歩くことはまったく想定してなかったので、躊躇するが、ここまでだいぶ登って来たことと、このルートしか山越えできそうになかったので、やむなく山中へ。
 けっこう踏み跡が薄いところもあり、「ホンマにこれで奈良県に入れるのか?」と途中不安になったものの、10分ほどで峠状の地形を越え、奈良県に入るとすぐに関屋地蔵尊に到着した。
 この地蔵は昔、初瀬の人々が交通安全を祈願し、祀ったものらしい。
 ここから北に明神山へのルートが分岐するが、本日はこのまま東へ直進する。

関屋北に降り立つ 9:22

 けっこうぬかるんだ箇所もあり、運動靴がかなり汚れてしまったが、何とかコケることなく、奈良県は香芝市関屋北の新興住宅地に降り立つ。住宅街の出入口にはイノシシ除けのフェンスが設置されていた。
 いかにもニュータウンといった感じの住宅地をのんびり下っていく。余談だが、香芝市は大阪のベッドタウンとして、平成15年前後は物凄く人口が急増したようだが、ニュータウン開発が終了した現在は落ち着いている。

関屋の旧集落 9:38

 近鉄関屋駅に到着。駅前北から東に旧街道が続いており、これまでとは一転、古い街並みがしばらく続く。ゆるやかに登り、峠のようなところを越えると、南に方角を変える。、
 だいぶ景色が鄙びてきた。耕作地と古い集落を交互に抜けていく。

穴虫の町並み 10:00

 近鉄二上山駅の西側で近鉄南大阪線をまたぎ、さらに南に進むと、穴虫の古い集落に入る。
 この辺りは、古い町並みが相当残っており、歩いていて楽しい。

二上山@ 10:11

 穴虫集落を抜けると、左折し、しばらく東に進む。再び近鉄南大阪線をまたぐ。画像はその辺りからの二上山。ここからは、雄岳しか見えない。
 以降、長尾神社まで、東進、南進を繰り返し、二上山の麓を巡っていく。

二上山A 10:42

 ひたすら耕作地の中を進み、近鉄当麻寺駅が近づいてくると、ようやく二上山は双耳峰の姿になってきた。
 当麻寺駅前で近鉄線をまたぎ、葛城市役所の横を南下。突き当りを左折し、ゴールの長尾神社へ。
 竹内街道をやった際に長尾神社は参拝していたのと、磐城駅発の電車が迫っていたので、今回参拝はパスし、磐城駅へ直行し、歩行は終了。

天王寺でいつもの昼呑み! 12:09

 近鉄で阿倍野に出て、いつものように、あべ地下の「半田屋」さんで昼呑み。ここは普通に昼呑みできるので、気に入ってます(笑)

参考タイム

3/2近鉄藤井寺駅 7:107:45 市ノ山古墳(允恭天皇陵) 7:458:15 近鉄河内国分駅 8:158:50 国分側登山道入口 8:509:00 関屋地蔵尊 9:109:20 関屋川登山道入口 9:209:30 近鉄関屋駅 9:309:55 近鉄二上駅 9:5510:55 近鉄当麻寺駅 10:5511:10 近鉄磐城駅

山行データへ

諸国名山探訪

Copyright(C) Hiroshi Fujita All right reserved

inserted by FC2 system