藤原岳から御在所・雨乞岳を望む(今回初めてデジカメを使った)
【日 程】平成11年9月26日(日)
【山 域】鈴鹿連峰
【天 気】曇り時々晴れ
【メンバ―】単独
【コースタイム】三岐鉄道西藤原駅=0:35=四合目=0:35=八合目=0:20=藤原山荘=0:10=藤原岳=0:10=藤原山荘=0:20=八合目=0:25=四合目=0:30=三岐鉄道西藤原駅【3:05】
【記録文】
なんと半年振りの山行。気がはやったか、枚方の実家を3時に発進。夜間の山岳ドライブを避け、伊賀上野、亀山経由で南から回り込むように鈴鹿の東山麓に入る。(結果的にはR306が台風で通行止めになっていたので、大正解だった)
聖宝寺の駐車場には5時半に到着。ここまで予定通り来たためか、鳴谷神社の石段を快調に駆け上がる。石段の上が聖宝寺。まだ薄暗い庭園の脇を進み、庭園の奥に続く登山道をそのまま登る。すぐに一合目の標識が現れ、沢を渡ろうとするが、なんと、先日の台風18号の影響か、大規模な土砂崩れが発生しており、道は跡形もなかった。何とか対岸に渡ってコースを探してみるが見つからない。無理して斜面を詰めれば、コースに出るとは思ったが、まだ序盤だし無理をする必要もないということで、おとなしく反転し、車を今度は西藤原駅の駅前につけ、表登山道の大貝戸コースを登ることにした。
仕切り直しの出発。ほぼ1時間のロスとなった。今日は昼過ぎには帰宅しないといけないので、オーバーペース気味である。駅から10分程で登山口があり、ここまで車が入れたので、がっがりしつつ、本来の登山道ではなく、「登山道近道」の張り紙がしてあった神武神社の境内を経由するルートを進む。5分とかからずに踏み固められた道に合流(一合目はショートカットしていた)した。この道は岩ゴロゴロで溝状となっており、非常に登りづらい。二合目の標識を過ぎると、溝はなくなり、ジグザグのすっきりとした登りになり、効率よく高度を上げていく。小平地のある四合目を過ぎると急登は相変わらずだが、周囲は爽やかな自然林となり、久しぶりの木々の香りを存分に楽しむ。八合目まで来ると、回りの木々も背が低くなり、だいぶ登ってきたことを実感する。このすぐ上で聖宝寺からのルートが合流している。ここからは岩ガラガラのかなりの急登。さすがにバテてきた。九合目で伊勢湾がやっと見下ろせるが、合目の間隔がここだけ長いのか、私が単にバテていたのか、良く分からないが、ここから藤原山荘までがとても長く感じた。
九合目付近の石灰岩が露出した登山道
藤原山荘
藤原山荘から本峰を望む
平坦地に飛び出すと、すぐ右手に山荘が佇んでいた。しかし藤原岳はまだ先にこんもりと盛り上がっている。山荘からいったんゆるやかに下り、鈴鹿特有の中途半端な高さのブッシュを中腰で登り(これが何ともしんどい)、息も絶え絶えでピークに飛び出した。
藤原岳山頂
ピークは私の独占だった。ここだけブッシュは無く、展望はすこぶる良い。今日は高曇りのためか、遠くの山々もはっきりと見える。中央アルプスまで見えたような気がしたが・・・ まあ、そこまでいかなくても、伊吹山や同じ鈴鹿連峰の山々は素晴らしかった。すぐ近くに見える御池岳や重なり合うように聳える御在所、雨乞岳が特に目立つ。大学生らしき5人組のパーティが登ってきたので、山荘に戻る。本当は藤原本峰と反対側の天狗岩までカルスト台地の散策を楽しみたかったのだが、時間の都合で割愛することにし、そのまま下ることにする。休憩無しで一気に下るが、足の筋力が落ちているのか、わずか1時間程の下りで膝がガクガクになってしまった。情けない。
三岐鉄道西藤原駅から藤原岳を拝む
帰路は今後の偵察も兼ねて鈴鹿スカイラインを経由する。武平峠周辺はハイカーの路肩駐車が物凄い数だった。峠を降りたところの土山町大河原にある国民宿舎かもしか荘の「かもしか温泉」で一風呂浴びてから、R307を突き進み、枚方には1時過ぎに帰還した。
かもしか荘隣の「選挙の神様」若宮神社
【参 考】
06:20 三岐鉄道西藤原駅
06:40 二合目
06:55-07:00 四合目
07:15 六合目
07:25 七合目
07:35-07:40 八合目
07:45 九合目
08:00-08:05 藤原山荘
08:15-08:25 藤原岳
08:35-08:40 藤原山荘
09:00 八合目
09:25 四合目
09:45 一合目
09:55 三岐鉄道西藤原駅