−天候不順の3連休中、回復した最終日に、何とか八経ヶ岳を日帰り攻略…−
山行概要
2019年9月16日(祝) | |
大峰山脈 | |
曇り後晴れ | |
単独 | |
行者還トンネル西口駐車場=0:45=奥駈道出合=0:15=弁天の森=0:20=聖宝ノ宿跡=0:40=弥山小屋・弥山=0:20=八経ヶ岳=0:20=弥山小屋・弥山=0:30=聖宝ノ宿跡=0:20=弁天の森=0:15=奥駈道出合=0:30=行者還トンネル西口駐車場【4:15】 |
記録文(写真はクリックで拡大)
天気がイマイチの3連休… 最終日は何とか天気が回復しそうだったので、枚方を2時に出発し、一路大峰を目指す。
快調にR169を飛ばし、R309に入ってからは、グネグネのワインディングを慎重に運転する(しかし、ハードな狭小ダートが多い大峰の山道の中では全然マシな方で、最後まで舗装されていた)。
行者還トンネルを抜けた西口のすぐ横にある駐車場には5時前に到着。空が白んでくるのを待つ。5時半には管理人が出勤してきて、1日1000円の駐車料を徴収された…
まだ薄暗かったが、もう間がもたず出発。まずは小坪谷に沿って進んで行く。
すぐに小坪谷を渡ると、支尾根に取り付き、一気の急登が始まる。
スローペースで、一歩、一歩、じっくり登っていくが、何か登るにつれ、ガスに囲まれてしまった(涙)… モチベ急降下…
最後までペースを一定に保ったまま、一気に、主稜線に到達し、奥駈道に合流。
さらにガスが濃くなってきた… もう引き返そうかなと思ったほど。
それでも原生林にガスがかかる幻想的な景色の中を、気持ちよく進んでいく。
小ピークである弁天の森の前後で、ゆるやかな登り降りを経て、下り切ったところが聖宝ノ宿跡。
ここには理源大師(聖宝)像が立つ。
理源大師の諡号を賜れた聖宝(しょうぼう)は、平安時代前期の真言宗の僧で、天智天皇の6世孫。醍醐寺の開祖で、真言宗小野流の祖でもある。また、後に当山派修験道の祖とされる。
壮年期以降、真言密教正嫡となり、宇多天皇の厚い帰依を受けて東寺長者、僧正などの重職に昇った。また、役小角に私淑して吉野で山岳修行を行うとともに、参詣道の整備や仏像造立などで金峰山の発展に尽力した。
このため、聖宝を、役小角以降途絶えていた修験道の再興の祖とする伝承が生まれた。
聖宝ノ宿跡からしばらくで、弥山に向けた本格的な急登が始まる。しかも階段が延々と上方に延びていくので、げんなりである。
急登を突破し、弥山小屋の前に出た。小屋の前の森には、美しい苔原が広がっている。
とりあえず、小屋からすぐの弥山山頂に向かう。
ガスで真っ白の弥山山頂には、天河奥宮が静かに佇んでいた。
天候好転の気配がなかったので、最高峰、八経ヶ岳へ向かう。シラネアオイを守るための鹿除けのフェンスを越えて進んで行く。幻想的な景色は相変わらずだが、それでもやっぱり物足りない…
頂上到達。真っ白… 三度目の登頂だが、前回も真っ白だったしな〜 あまりご縁がないのかな…
少し待ったが、兆しがないので、すごすごと弥山小屋に引き返す。
小屋前でしばらく飲み食いしていたら、あっという間にガスが飛んで行った(笑)
慌てて、小屋東側の展望地である国見八方睨へ急ぐ。
大台ヶ原が眼前に一気に広がってきた。サイコ〜
八経ヶ岳も全貌が明らかに… もう1回往復しようかと思ったが、しんどいし諦めた…
のんびりと展望を楽しみ、弥山小屋前には1時間以上も滞在した。
朗々とした気分で下山開始。画像は、弥山小屋手前の展望地からの眺望。
大台ケ原の南部方面が一望だ。
一気に駆け下り、聖宝ノ宿跡を通過。日が差すようになったので、森の中が一気に輝きを増してきた。爽快である。
結局、弥山小屋からノンストップで一気に下山。
駐車場はほぼ満車になっていた。
帰りはいつものように、入之波温泉「山鳩湯」に立ち寄る。さらに人気が出てきたようで、車を止める場所に苦労するくらいだ。
後は、枚方まで下道を延々ドライブした。
参考タイム
9/16 | 行者還トンネル西口駐車場 5:35 ⇒ 6:20 奥駈道出合 6:20 ⇒ 6:35 弁天の森 6:35 ⇒ 6:55 聖宝ノ宿跡 6:55 ⇒ 7:35 弥山小屋・弥山 7:45 ⇒ 8:05 八経ヶ岳 8:10 ⇒ 8:30 弥山小屋・弥山 9:40 ⇒ 10:10 聖宝ノ宿跡 10:10 ⇒ 10:30 弁天の森 10:30 ⇒ 10:45 奥駈道出合 10:45 ⇒ 11:15 行者還トンネル西口駐車場 |
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