姫神山

姫神山


 10月9日のドリーム号で東京へ。八幡平〜岩手山の縦走に行く友人2人と偶然一緒になったので、盛岡までの行程をともにする。盛岡で2人と別れ、まずは姫神山に向かうべくひとり好摩駅に向かう。

【日 程】平成8年10月10日(木)
【人 数】単独
【コース】JR好摩駅=TAXI=一本杉登山口=0:20=五合目=0:15=八合目=0:20=姫神山=0:15=八合目=0:25=一本杉登山口=TAXI=啄木記念館=0:35=JR渋民駅 【2:10】

【記録文】
2時間半後に迎えにきてもらう約束をし、タクシーを降りたのは11時50分。登山口周辺の駐車場はほぼ満杯でこの山の人気の高さが伺えるところである。単独行者にとって、何が一番苦手かと言えば、こういう賑わった山ほどイヤなものはない。半ばあきらめ気分で登り始める。
 ルートは簡単明瞭、幅広い道がピークまで続く。途中、数え切れないほどのファミリーハイカーを抜きつつ頑張ると、これ位の標高(1,124m)の山にしては珍しいが、いつしか辺りが森林限界を越え、高山の雰囲気を醸し出してきた。最後は巨石の重なり合う岩場を抜ければピークは近い。
姫神山頂にて姫神山頂にて
 ピークには12時50分着。強風が吹き荒れており、雪が降ってもおかしくない寒さである。大勢のハイカーで賑わう中、一人片隅に荷をおろし、寂しくレーションをとる。展望はこのうすら寂しい気分を吹き飛ばすほどの広潤さで、岩手山八幡平早池峰、七時雨山しか判別できない自分が恨めしい。

 小1時間ほど山々を眺めていたが、あまりの寒さに我慢できなくなり、下山を開始する。もと来た道を転がり落ちるように下り、約束の時間5分前に到着。すでに迎えのタクシーは到着していた。
啄木記念館をじっくり鑑賞した後、渋民駅までのんびりと歩いた。

【交通費】JR好摩駅〜一本杉登山口:2,010円(タクシー)
     一本杉登山口〜啄木記念館:2,090円(タクシー)

 盛岡に戻り、ホヤと地酒を満喫し、明日の秋田駒に備え、早々に寝た。


   

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