大津ワンゲル道〜武奈ヶ岳〜堂満岳

大津ワンゲル道〜武奈ヶ岳〜堂満岳


金糞峠から琵琶湖を望む 金糞峠から琵琶湖を望む


【日 程】1993年10月2日(土)
【山 域】比良連峰
【メンバー】男2人
【天 気】曇り後晴れ
【コース】リフト前〜釈迦岳〜武奈ヶ岳〜ワサビ峠〜金糞峠〜堂満岳〜リフト前

【記録文】
 高校時代のクラブ仲間との久しぶりの山登り。場所はやはりクラブのホームグラウンドだった比良になった。高校・大学と足繁く通った山域だったが、働きだしてからは遠方の山歩きが多くなり、今回は約3年振りの入山だった。
 京阪枚方駅前で連れを拾い、車で一気にリフト前へ。まだ夜が明けぬ中、2人ともはじめての大津ワンゲル道に入る。名うての急登と聞いていたが、暗闇の中であるのと、昔話に花が咲いたためか、気が付けばリフト山頂駅への分岐が現れ、拍子抜けする。さらに朝焼けの中、ひと登りでシャカ岳の山頂に到着。急にガスってしまい、展望がないのは残念だったが、6年振りの山頂は昔とそのままだった。
 急に立派になった登山道を稜線づたいに進むとすぐに比良ロッジ。軽食をとってスキー場を突っ切り武奈へのメインルートへ。コヤマノ岳付近はだいぶスキー場に侵食されてきたが、それでもこの辺りの木々はまだまだ素晴らしい。冬季は何度も転がり落ちた頂上直下のジグザグ裸地を一気に登ると盟主武奈ヶ岳の山頂である。ここもガスっていたが、寒くはなかったので、ゆっくりと昼食を取った。


西南稜にて 西南稜にて


 西南稜を下る。しだいにガスが晴れてきた。何度歩いてもここは気持ちの良いハイクが楽しめる。秋の気配が感じられる草原の稜線をダベりながら、のんびりとワサビ峠に降り立つ。いったん口ノ深谷源流に下り、中峠まで登り返す。この道も何度通ったことか。特に口ノ深谷源流部一帯の小平地は、キャンプに最適の場だろう。
 中峠から色付きはじめた紅葉の森の中を奥ノ深谷の源流に当たるヨキトウゲ谷に沿って下っていくと、いつしか明るい日差しがそそぐようになってきた。金糞峠では眼下に真っ青の琵琶湖が広がる。このまま正面谷を降りるのも芸が無いので、堂満岳経由で下る。超急降下の東稜を軽やかに駆け下り、久しぶりの比良山行は充実した気分でフィニッシュとなった。


      

   

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