上州武尊山

−梅雨の合間を縫って、上越の大展望を満喫−

   
   

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山行概要

日 程
1995年7月15日(土)
天 気
晴れ
メンバー
ゴリ(♂)、私
コースタイム
川場キャンプ場入口=1:15=不動岳=0:45=前武尊=0:40=家ノ串山=0:40=武尊山(沖武尊)=1:05=前武尊=1:00=川場キャンプ場入口【5:25】

記録文

 霞ヶ関出張の後、当然のように山に向かう。東京駅に集合し、レンタカーで発進。順調なドライブを経て、川場キャンプ場入口の大駐車場には午前2時に到着。わずか2時間の仮眠の後、4時半に寝ぼけながらスタートする。
 荒山沢沿いに進み、天狗尾根コースの分岐を右に分けると、急登が始まる。ヒーヒー言いながら一気に川場尾根に登り詰める。

皇海山

 背後には皇海山が大きく浮かぶ。
 ここからの尾根歩きは注意が必要である。特に不動岳の前後は悪場が連続し、なかなかスリルがある。

不動岳

 ビビりの我々は巻きました…
 岩場が連続したせいか、あんまり肉体的な疲れは感じずに、前武尊にあっと言う間に登り着く。

前武尊山頂の日本武尊像

 日本武尊の像が日差しを満身に浴びて輝いている。
 ここからいよいよ長大な武尊山の主稜部の縦走が始まる。前方の川場剣が峰の崩壊がすさまじい。剣が峰には新しく巻き道が付けられており、岩稜歩きは免れた。

家ノ串山目指して進む

 剣が峰を巻き終えてからは、ほぼ尾根通しに進むようになり、展望がドンドン良くなってくる。

至仏山も見えてきました

 中央奥には平ヶ岳の姿も見えます。この辺りはまさに百名山の密集地帯。

中ノ岳付近にて

 家ノ串山を越え、中ノ岳付近では残雪も現れだし、青空と大展望の組み合わせにアルペンムードはもう最高。

至仏と燧の定番セット

 燧ヶ岳(右)の左奥には2週前に登ったばかりの会津駒も姿を見せています。

越後三山の大将、中ノ岳も見える(左)

 至仏、平ヶ岳と続く稜線の先には中ノ岳が。道はないが、いつか縦走してみたい。

中ノ岳を振り返る

 中ノ岳は直下を巻き、最後は目前に迫った本峰めがけて、突撃を敢行、大展望の広がるピークには9時過ぎに到着。

武尊山山頂

 巻機山(右)、朝日岳(左)をバックに。

谷川岳

 大岩壁が真正面です。左後方には苗場山の姿も見えます。

 くどいとは思いつつも、見えた山々の名前を列挙してみよう。谷川苗場草津白根越後三山平ヶ岳至仏山、燧会津駒日光白根男体山皇海山赤城榛名浅間、そして、遥か遠くに南北アルプスと八ヶ岳、なんと富士まで望める。梅雨のさなかにこれだけ天気に恵まれるとは。

帰り道。緑々の稜線に癒されます

 ゲップが出るほど展望を満喫した後、もと来た道を戻る。

はるか皇海山を眺めながら下山

 快調に飛ばし、前武尊からは天狗尾根コースを取る。特に危険な個所も無く、一気に駐車場まで下ることができた。ジャスト12時着。早朝から頑張ったおかげで特に暑さを感じることもなく、終始快適な登山を満喫することができました。

 帰りはいつものようにビール&温泉(寄居山温泉センター)のスペシャル攻撃を堪能し、この日は高崎に投宿。駅前の朝鮮飯店の塩カルビには参りました。脱帽です。

 翌日はずっと雨… 仕方がないので野郎2人は、妙義や下仁田辺りをあてなくドライブし、東京に戻った。

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諸国名山探訪

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