百里ガ岳

百里ガ岳


ピーク805付近から眺める百里ガ岳ピーク805付近から眺める百里ガ岳


【日 程】平成9年11月8日(月)
【人 数】単独
【天 気】晴れ時々曇り
【コース】小入谷越=1:00=シチクレ峠=0:05=県境尾根出合=0:15=百里ガ岳=0:15=県境尾根出合=0:25=根来坂峠=0:30=焼尾地蔵=0:30=小入谷橋=0:10=小入谷越【3:10】

【記録文】
 5:00 自宅(中京区)を出発。先週と同じように朽木村市場へ。すぐ北の分岐を西に入り、能家経由で小入谷越へ。峠は駐車スペース充分。
 7:10 小入谷越を出発。忠実に尾根筋を行く。雑木林のやわらかい景色は、やはり朽木の山ならでは。紅葉を愛でながら進む。
    途中の805ピーク付近は百里ガ岳の好展望台。堂々とした山容は名峰に相応しい。
 8:30 県境尾根出合。あまりの早い到着に面食らう。ガイドのタイムはかなり甘いようだ。ここから百里ガ岳はもう目と鼻の先。直下はかなりの急登だがブナ林に励まされながら進む。
静かな百里ガ岳山頂静かな百里ガ岳山頂
 8:45 百里ガ岳着。ピークは疎林に囲まれた静かな小平地になっており落ち着いて休憩できる。展望はすっきりとはしないが、三角点横の木に立てかけてある梯子に登るとある程度の視界が広がる。先週登った三十三間山の草原の稜線もはっきりと見える。さらにその上方には期待どおり白山も拝める。若狭湾もすぐ眼下だ。さすがに百里の名に恥じないピークである。
    しかし、興ざめなのが団体・個人の登頂プレートが異様に多いことだ。最近の登山ブームでどの山も多くなってきた気がしていたが、ここは特にひどい。付けたい気持ちは分かるが、他人にとってはただのゴミ。いい加減にしてほしい。
 9:20 展望を満喫した後、ピークを出発。先ほどの県境尾根出合から根来坂峠へ向かう。ここも尾根を進む。この道も自然林が素晴らしい。右手(北側)は葉がすでに落ちているが、左手はまだ紅葉が健在。まるで秋と冬との境界線を進むようだ。
ブナの大木が見守る根来坂峠ブナの大木が見守る根来坂峠
10:00 根来坂峠着。お地蔵さんとブナの大木が見守る素晴らしい峠。歴史の香りにあふれる雰囲気はもう最高。今まで訪れた峠の中でも文句無しにトップ級である。
   しみじみと今ここにいる幸せに浸りながら昼食をとる。ビールも取り出し自然と顔がほころぶ。誰もいないからいいが、他人が見たら気持ちの悪い光景だろう。
10:40 根来坂峠を出発。小入谷の集落へと下る。いかにも昔からの峠道といった感じの古道。カメラ片手の下山で、なかなか下山ははかどらない。
11:10 焼尾地蔵着。新しい林道が延びてきており、お地蔵さんはその路傍にひっそりと佇んでいた。再び山道に入り、落ち葉の敷き詰められた味のある道が続く。大倉谷林道に降り立つと小入谷の集落はすぐそこ。かなりの山間なのに結構開けた雰囲気にあふれている。
11:40 小入谷橋着。橋を渡り民家の右手から小入谷越への小道が続く。
11:50 小入谷越帰着。車が5台に増えていた。

 この後、先週入れなかった朽木温泉に入り、鯖のなれ寿司を買ってから帰宅しました。


   

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