麓の吉永集落から望む位遅ガ尾山
【日 程】2000年12月22日(金)
【人 数】男1人、女1人
【コース】登山口=0:50=位遅ガ尾山=0:30=登山口【1:20】
【記録文】
元々は,日帰りで間人(たいざ)のカニを食いに行くだけの計画だったが,それだけではおもしろくないので,すぐ近くの位遅ガ尾山もプランに加えることにした。故に出発は午前4時・・・ 眠い。
福知山の吉野家で朝食&休憩。まだ夜が明けない。しかも若干時雨れており,雨も止まない。峰山付近で夜が明けたが,頭上は日本海側特有の鉛色。山はほとんど諦めて,どこで仮眠しようかなと思案しながら車を進めていると,親切な道標に導かれ,いつもとは大違いで位遅ガ尾山の登山口までスムーズにたどり着いてしまった。
見上げると,鉛色の空にいくらか晴れ間が出てきて,雨も止んでいる。これなら… ということで,身支度を急ぐ。
整備された山道を進む。が,頭上には位遅ガ尾山の山体が覆い被さるように迫って見え,以後の急登は必至の状況である。コースタイムが登り40分で,標高も500m余りと思いっきりナメていたが,どうしてどうして,本格的な登りが続く。やはり山は実際登ってみないと分からないと実感する。
冬場なのに青々とした木々が印象的な雑木林の中を黙々と登っていると,いつしか背後には丹後半島の山々が浮かび上がってきた。どれがどうだか,さっぱり山の名前は分からないが,まだガスがまとわりついているその姿は,とても500mそこそこの山々とは思えない。また,西方には網野付近であろうか,海岸も見下ろせるようになってきた。ピークの展望を楽しみにピッチが上がる。
ピークから望む丹後半島の山々
ピークから日本海(経ヶ岬付近)を見下ろす
ピークは草原になっており,展望は良好。特に北側に少し下ったところからの海岸線の眺めは最高。荒々しい冬の日本海が一望の下。プランに加えて大正解だった。
帰路は何度も転がり落ちそうになりながらも,何とか無事に車まで一気に戻る。カニの予約までまだ1時間ほど余裕があるので,近くの経ヶ岬までドライブ。京都から3時間ちょっとで来てしまう場所だが,冬場に来てみるとその光景は「ド演歌」の世界そのもの。吹き付ける強風も雰囲気づくりには最高。やはり冬の日本海は味がある。
間人港
念願の間人蟹
さあ,間人港へ。いつしか空も晴れ渡っている。予約した旅館はなぜか朝食と同じ「吉野家」。牛丼でも出てくるのでは…と不安になりながらも,まずはお風呂に入ってご満悦。そして,後はカニの中でも一流ブランド「間人蟹」のフルコース。正に至福のひととき。わざわざ来た甲斐があった。
カニと2時間程格闘し,最後は食べきれず,ひっくり返ってしまった。帰りは連れに運転を押し付け,私は爆睡状態。
途中に寄った弥栄あしぎぬ温泉のサウナで寝てしまい、死にかける一幕もあったが、何とか京都まで送ってもらった。
【参 考】
03:10 京都市内発
05:30 福知山
07:30 位遅ガ尾山登山口
08:20-08:30 位遅ガ尾山
09:00-09:05 位遅ガ尾山登山口
09:40 経ヶ岬パーキング
09:55-10:00 経ヶ岬
10:15 経ヶ岬パーキング
10:35-10:50 後ヶ浜海岸
10:55-14:00 間人(吉野家)
14:20-15:10 弥栄あしぎぬ温泉
19:00 京都市内