生駒山(宝山寺から千光寺)

−山麓の名刹を結んで、2度目の生駒山登頂−

   

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山行概要

日 程
2005年2月11日(祝)
山 域
生駒山地
天 気
曇り時々晴れ
メンバー
単独
コースタイム
近鉄生駒駅=0:30=宝山寺=0:25=生駒山=0:35=暗峠=0:20=鳴川峠=0:30=千光寺=0:30=近鉄元山上口駅【2:50】

記録文

 また奈良へ。風邪気味だが、今までの経験から、ひと歩きして汗をかけば、大抵の場合は治ってしまうので、出かけることに。
 この日も行き先は近鉄の車内で決めた。でもなぜ宝山寺に向かったのかもよく分からない。まさに足の向くまま行動している感じ。

宝山寺へ参道を登る

 生駒駅から宝山寺へはケーブルもあるが、参道が延びているので、こちらを登る。両サイドには昔からの家並みが続き、なかなかいい感じだ。

参道の最上部にて

 今日は小雪舞う天候だが、階段を一気に登ってきたので、境内に着く頃にはじんわりと汗ばむほど。

般若窟を背にして立つ宝山寺本堂(右)と聖天堂

 宝山寺は寒々しい天気にかかわらず、大勢の人で賑わっていた。狭い境内に様々なお堂が身を寄せ合うように建ち並んでいるが、雑然という感じはしない。
 「商売繁盛の聖天さん」として全国に知られる大聖歓喜天を祀る聖天堂の屋根の造りに感心しながら、多宝塔、奥ノ院などを体が冷えるまで巡ってみる。

束の間の陽光に輝く生駒への道

 宝山寺からケーブルに沿った歩道を登る。最初は直登気味で強引に登っていくルートだったが、しだいにジグザグ道となり、また周囲の木々の景色も柔らかく、ケーブル横を進んでいる味気なさは感じない。

生駒山上駅から比叡山を望む

 生駒山上駅に出た。背後には比叡山まで目にすることのできる眺望が広がっているが、風が強くて長居は出来ない。冬季閉園中のスカイランドいこまを通過する。前回生駒山に登ったときは、周囲の視線を気にしながらミニSL軌道内の三角点を無理やり踏みに行ったが、今日は素通りし、南へ縦走ルートを進む。

縦走ルートからの大阪都心部と六甲山

 前回、信貴山まで縦走しているので、今日は鳴川峠辺りまでと決めている。勝手知ったルートですいすいと… と書きたいところだが、気がつけば大阪側に下りかけていて、慌てて復帰する一幕もあった。

暗峠(前回も同じ写真を撮った気が…)

 ぬかるんだ山道に苦労しながら暗峠へ下り、大原山へ登り返す。今日はあんまり登山日和とは言えないのに、結構な人数とすれ違い、生駒の人気の高さを実感する。

歩道が立体交差する鳴川峠

 鳴川峠で縦走ルートと別れ、今日はここから千光寺へ下る。

気持ちの良い峠道を下る

 笹の下生えに雑木林と昔からの峠道らしい、何とも雰囲気の良い小径が続く。しだいに鳴川谷沿いに下るようになり、寺近くでは有名な行場への道標も現れるが、今日は体調ももう一つなので、パス。

千光寺山門

 千光寺で休憩&参拝の後、元山上口駅へ下る。寺のすぐ下の鳴川集落の重厚な家並みに感激しつつ、ゆるぎ地蔵から清滝石仏群の道へ。

清滝石仏群の道

 写真の岩壁には、八尺地蔵をはじめ、石仏が点在している。この他にも石仏が連続し、なかなか見所の多い里道が続く。生駒山口神社の手前で車道に出て、後は新興住宅地の中を駅までのんびりと下った。

参考タイム

2/11近鉄生駒駅 10:2510:55 宝山寺 11:2011:45 生駒山 11:4512:20 暗峠 12:2012:40 鳴川峠 12:4513:10 千光寺 13:1513:40 生駒山口神社 13:4513:50 近鉄元山上口駅

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