犬山・名古屋散策

−今月2回目の東海名城巡りの2日目! しかし、ただのグルメ旅行だった…−

   
  

山行概要

日 程
2018年10月28日(日)
山 域
犬山・名古屋市街
天 気
快晴
メンバー
私、F
コースタイム
名鉄犬山駅=0:25=針綱神社・犬山城・三光稲荷神社=0:25=名鉄犬山駅【0:50】
名古屋市営地下鉄丸の内駅=0:35=名古屋城正門=0:15=名古屋城天守前=0:30=名古屋城正門=0:10=名古屋市営地下鉄浅間町駅【1:30】

記録文(写真はクリックで拡大)

 昨晩は部屋で飲み過ぎたか、大幅に寝坊… 慌てて出発。
 地下鉄丸の内駅から鶴舞線で上小田井駅へ。ここで名鉄に乗り換えて、犬山駅で下車。
 今日は快晴! 最高の天気の下、城下町へ繰り出す。

犬山の城下町へ 9:35

 駅から西に進み、本町の交差点を北に本町通に入ると、一気に江戸時代へタイムスリップ!
 趣のある町家が連坦する通りが、犬山城まで一直線に500m余りも続く。
 私は、途中の屋台で捕獲され、牛串としいたけ串に朝からビールでご満悦(笑) 城の正面から石段を登ると、まずは針綱神社が現れる。

針綱神社 10:06

 針綱神社は、犬山城の守護神であり、創建年は不明だが、延喜式に記載されていることから、千年以上前から犬山の峰(現在の犬山城天守閣付近)に鎮座され、濃尾の総鎮守であったと考えられる。
 天文6年(1537年)、犬山城築城に際し、東方の白山平に移されるなど、市内を転々としたが、明治維新後の明治15年(1882年)、現地に再び遷座された。過去鎮座された白山平(小島町)と名栗町には犬山祭の際、御神輿が渡御されます。
 主祭神は、尾治針名根連命(おわりはりなねむらじのみこと)で、この辺りを古くから納めていた豪族尾張氏の祖先神で尾張国一宮の真清田神社の御祭神でもある天火明命(あめのほあかりのみこと)の十四世孫に当たり、尾張氏の氏神だと考えられている。

城門から城内へ 10:12

 550円を支払い、城内へ。
 ちなみにこの城門は、2階部分が城の管理事務所となっている。
 早速、複合式望楼型3層4階(地下2階)建の天守へ上がる。

犬山城天守からのライン大橋と伊木山 10:22

 平山城だけに眺望は素晴らしい。
 写真は、南西方向を眺めたもので、木曽川に犬山頭首工ライン大橋が架かる。
 この橋は、濃尾用水の取水用の可動堰の役割もあり、一般的には、「ライン大橋」の名で呼ばれている。
 背後の伊木山にも城跡があったようだ。

犬山城天守から本丸(南面)を見下ろす 10:25

 城門の他、右奥にはこれまた復元された櫓も見える。

犬山城天守 10:43

 ご存知、現存天守12城の一つであり、国宝天守5城のうちの一つでもある。
 高さは約19mとのこと。何度か取り壊しの危機もあったようだが、よくぞ残ってくれてました。
 満足して城外に出て、針綱神社と同様、城の南に鎮座する三光稲荷神社へ。

三光稲荷神社 10:49

 創建は明らかでないが、天正14年(1586年)の伝承があり。当初は、天守東南の三狐寺山(現在の丸の内緑地公園内)に鎮座し、織田信長の叔父織田信康の崇敬が殊に厚く、また犬山城主成瀬家歴代の守護神として天下泰平、五穀豊穣、商売繁昌、交通安全の祈願を籠め、数々の神宝を寄進された。
 現地には、昭和39年(1964年)に移築され、ピンクのハート絵馬で女性の人気を集めるなど、なかなか商魂逞しそうな社である。

今旅の3食目は、「ことぶき屋」さんで!@ 11:05

 腹が減ってきたので、城が目の前の「ことぶき屋」さんに吸い込まれる。
 やはり味噌煮込みきしめんは外せない!

今旅の3食目は、「ことぶき屋」さんで!A 11:22

 あゆ釜めしも注文!
 昼から炭水化物の過剰摂取である・・・(笑)
 この日も昼から赤ら顔で、犬山駅に戻り、座りたかったので、全席指定の特急「ミュースカイ」号で一気に名古屋に戻り、地下鉄で本日の振り出しの丸の内駅へ。
 本丸御殿の復元や、天守の木造建替え問題で、話題沸騰の名古屋城へ向かうのだ。

名古屋城正門 14:07

 駅から、名古屋東照宮や那古屋神社を巡りながら城へ向かい、写真の正門からまずは西の丸へ。
 かつては、榎多御門(えのきだごもん)があり、桝形・二重城門構造で固めて三之丸と連絡していたが、明治維新後に取り壊された。しかし、明治44年(1911年)に旧江戸城蓮池門を移築して正門と改称したが、昭和20年(1945年)の空襲で焼失し、戦後忠実に外観を再現した形で再建された。

西南隅櫓と天守 14:12

 西の丸から西南隅櫓と天守を仰ぐ。
 西南隅櫓は方角から未申(ひつじさる)櫓ともいわれ、屋根2層・内部3階の櫓で、普通の城なら天守と言って良い威容を誇る。
 明治後期から大正10年(1921年)頃までの間に、自然災害で倒壊したが、宮内省によって修理復旧されて以降、現存しており、国指定の重要文化財である。

本丸御殿と天守 14:18

 400年振りに復元完了した本丸御殿をぜひ見たかったが、残念ながら、待ち時間1時間以上で断念…(涙)
 この本丸御殿は、近世城郭御殿の最高傑作と言われ、天守とともに城郭の国宝第1号に指定されていた建物で、現在、唯一の国宝城郭御殿である京都二条城の二の丸御殿と並ぶ武家風書院造の双璧と言われていたのだ…
 次回、必ず見ます!

天守西面 14:45

 天守は復元事業中で入れないので、北側からぐるっと回って、北西の御深井丸を通って、天守の真西側を南に進んで、再び西の丸に出る。
 木造復元事業で話題を集める天守の石垣の基礎部分には櫓が組まれている。
 総事業費505億円で、2022年12月の完成予定とのこと。色々と物議を醸しているが、城マニアとしては楽しみで仕方がない。
  正門に戻り、地下鉄浅間町駅へ。地下鉄鶴舞線で3つ先の大須観音駅で下車。
 「名古屋最強」の呼び声高い、大須商店街に向かう前に、まずは大須観音へ。

大須観音 15:20

 寺号は正式には「北野山真福寺宝生院」と称するが、一般には大須観音の名で知られる。
 元亨4年(1324年)、後醍醐天皇が大須郷(現岐阜県羽島市桑原町大須)に北野天満宮を創建し、元弘3年(1333年)に同社の別当寺として僧能信が創建した真福寺が大須観音の始まりである。その後、後村上天皇により伽藍が建立され、勅願寺となった。
 三代目住職である任瑜法(にんゆうほう)親王の時には寺領一万石となり、伊勢・美濃・尾張・三河・遠江・信濃六ヶ国の真言宗寺院を末寺とするほか、信長からも寺領五百石が寄進されている。
 慶長17年(1612年)、家康の命令で現地に移転し、五重塔も建立されたようだが、明治25年(1892年)3月21日、境内から出火した「大須の大火」により本堂、五重塔と仁王門を焼失した。以後、本堂は再建されたが、五重塔は失ったままである。
 建造物よりも、国宝である「古事記」の最古写本をはじめとする貴重書を多数蔵する「真福寺文庫」が有名である。

今旅の4食目は「山小屋ケイチャン酒場」さんで! 16:16

 大須商店街は、ただでさえ賑わっているのに、この日はアニオタのコスプレ軍団がパレードしており、人でごった返している。
 それでも商店街をプラプラと散策してから、小腹が減ったので、「山小屋ケイチャン酒場」に吸い込まれてしまい、何故か岐阜名物の「鶏ちゃん」をいただく(笑)
 が、ここもアニオタの酔っ払い集団が騒いでおり、早々に退散…

今旅のラスト5食目は「とんちゃんや ふじ」さんで!@ 17:02

 時間を潰してから、狙いをつけていた豚ホルモンの超人気店の「とんちゃんや ふじ」さんへ。
 予約していなかったので、始業17時の10分前に行ったが、もうだいぶ並んでいて、何とか1回転目に入店成功!
 先ほどの「鶏ちゃん」から豚ホルモン味噌焼きの「とんちゃん」への黄金リレー完成!
 看板メニューのとんちゃんでスタート!

今旅のラスト5食目は「とんちゃんや ふじ」さんで!A 17:02

 キュウリの糠漬けで、一息ついてから…

今旅のラスト5食目は「とんちゃんや ふじ」さんで!B 17:04

 軟骨とミノに…

今旅のラスト5食目は「とんちゃんや ふじ」さんで!C 17:10

 ブタのタン… 絶妙!

今旅のラスト5食目は「とんちゃんや ふじ」さんで!D 17:14

 サガリでフィニッシュ!

夜も更けた大須観音 18:06

 先ほどとはだいぶ雰囲気が変わった、大須観音にもう一度お参りして、飲み食いしてばかりの愛知の旅が終わった…

参考タイム

10/28名鉄犬山駅 9:259:40 本町通屋台 9:5010:00 針綱神社・犬山城・三光稲荷神社 12:1012:35 名鉄犬山駅
名古屋市営地下鉄丸の内駅 13:3014:05 名古屋城正門 14:0514:20 名古屋城天守前 14:2014:50 名古屋城正門 14:5015:00 名古屋市営地下鉄浅間町駅

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