−和泉山脈前衛の低山をプチ縦走! 下山後、朝から飲酒でグダグダに…−
山行概要
2023年10月21日(土) | |
和泉山脈 | |
快晴 | |
単独 | |
スペースECO六十谷駅前=0:10=大同寺=0:10=岩神観音参道入口=0:30=岩神観音=0:05=岩神山=0:10=有功中道分岐=0:05=観音山=0:05=有功中道分岐=0:20=有功中道入口=0:15=スペースECO六十谷駅前【1:50】 |
記録文(写真はクリックで拡大)
日曜日は所用が入っており、遠出は厳しかったのだが、何かこの頃、和歌山で呑むのがクセになってしまい、早朝出撃を敢行!
なので、山に真面目に登る気はサラサラ無く、和歌山市内にほど近い、和泉山脈の超低山を狙うことに。
4時半に出撃し、JR六十谷(むそた)駅近くのコインパーキングに6時過ぎの到着。前払い制で24時間300円と激安の駐車料。さすが六十谷だ(失礼)
早速出発し、北へ昔ながらの細い路地を抜けていくと、大同寺の山門が見えてきた。
全く知らなかったが、有吉佐和子の代表作「紀ノ川」の主人公・花が嫁いだ地が六十谷で、六十谷の中心部に建つのが大同寺で、小説の中でも登場する。
大同寺は、その名の通り、大同年間(806−10年)に伝教大師最澄によって開創されたと伝えられる古刹で、天正13年(1585年)の秀吉による紀州攻めで焼失したが、江戸時代初期に再興され、紀州藩主の廟所候補地にもなった(結局、海南市の長保寺になった)ほどのお寺である。
寺の背後の小山は大同寺古墳で、種々の出土品が出ているそうだ。
大同寺からさらに北の山手へ。人の気配が全く無く、やや不安になるような山間の細道を抜けると、有功(いさお)中学校の前の車道(六十谷ニュータウン道路)に出て、左折して西に少し進むと「岩神観音参道」と記された木の古い標識と、「大福山まで4.4km⇒」の標識もあり、ここから古い林道に入る。
最初は薄暗い谷沿いの道だが、いつしか支尾根に取り付くようになり、一番急なところでは階段が連続。完全にナメていたので、しんどい…
しかも、蜘蛛の巣が頻出し、顔面直撃複数回で、不快極まりない… とは言っても、参道入口から30分ほどで岩神観音への分岐に到着し、左折すると、岩神観音はすぐそこだった。
小さなお堂に観音様が祀られている。南側の展望が開けており、和歌山市街や紀ノ川が素晴らしい。
岩神観音は、正確には岩神観世音菩薩と言い、一尺二寸の菩薩様が、南北朝の時代から、岩神山の洞窟内に祀られていたという。
明治の廃仏毀釈で、岩神観音は六十谷の氏神である射矢止(いやと)神社に合祀されたが、昭和26年(1951年)、本寺である大同寺の先代小川住職により岩神山に戻されるが、採石が行なわれた影響で、洞窟は無くなっており、祠を建設し、祀った。
その後、昭和37年(1962年)に、祠裏が崩壊、観音様が土中に埋もれるが、無事発見されたり、阪神淡路大震災の際、現在のお堂裏の巨石が落下し、屋根を直撃、大破するが、奇跡的に観音様の数cm前に落ち、難を免れたりと、奇跡的な出来事が続き、現在に至っているとのこと。
分岐に戻り、岩神山へはひと登りだ。ここも南側の展望が良い。
葛城修験道の行所だったようで、「岩神権現」の札も立ってあった。
ピークから北へ稜線を進む。10分ほどで峠のような地点に下り、幅広の山道が横切っていた。これが南の有功中学の辺りから登って来る「有効中道」(又は六十谷道)と呼ばれる古くからの生活道のようだ。
稜線をそのまま進んで少し登ったところに観音山のピークがあったので、寄り道するが、展望ゼロ。とっとと引き返す。
有功中道はとても下りやすい。あっと言う間に有功中学の横に出てきた。登りに使った岩神観音参道の入口とはほとんど隣だった。
後は来た道を六十谷のコインパーキングまで戻るのみ。楽勝でした。
さぁ、本番の呑みへ(笑) いつものように24時間400円の「タイムズぶらくり丁」さんに車を止め、市駅方向へ出撃。
お目当ては、「鳥焼肉居酒屋 娘の出番」さん。西成で「俺の出番」という立ち飲みをやってた元店主の娘さんが切り盛りしているらしい。
朝9時から営業という信じられない業態(笑) 私は前の日に「ホンマに明日9時から営業ですか?」と電話してしまいましたよ。
勢い込んで9時に店に向かったが、何と開いてない(笑) えーっ!
何とか9時10分に店が開いた。「買い出しに行っててん。昨日、電話した人か?」と娘さんではなく、多分オカンだと思う方が話しかけてきて、無事入店。
まずはビール! 9時過ぎからの飲酒に心が躍る(笑)
せせり、おや、かしわの3種盛りでスタート!
麻婆豆腐を挟む。
こころを追加! ハイボールにチェンジし、快調に杯を重ねていく。
ハラミで〆! 10時過ぎですっかり酔っぱらってしまった…
その後、いつものように、ぶらくり丁のパチンコ屋に吸い込まれると、スマスロ北斗に挑む。
ダラダラと揉み合いが続き、時間だけが経過し、諦めて帰ろうと思った矢先、画面がフリーズし、継続率94%の最上級ボーナスの無想転生バトルに突入!
結果、34連チャン!
投資額を差し引くと、9万円オーバーの大勝利!
来週予定している、新潟遠征6DAYSに向けて、最高の結果でした。
意気揚々と、これまた和歌山ルーティンの、ふくろうの湯に沈没し、また街に繰り出す。
「多田屋」さん、「酒の道場 花野」さんと並ぶ、和歌山市3大大衆居酒屋の一つ「酒処たなかや」さんを目指す。念のため、電話をしたら、「何とかいける」とのお話。
入店すると、満員御礼状態だったが、何とかカウンターの一席を空けてもらった。客はほぼ常連客のようで、熱気が凄い。
和歌山らしく、釜揚げしらすでスタート!
続いて、牛スジどて焼き! 熱々の鉄板での提供です。
カツオの塩たたき! ニンニクが利いてます。
海南市黒江で慶応2年(1866年)創業の「竃シ手酒造」さんの「純米酒 黒牛」! 山田錦のまろやかなお酒です。
酒名の由来は、黒江が、万葉集に「黒牛潟」として詠まれた風光明媚の地だったからとのこと。
最後は、明太子オムレツ! 隣に座った厚労省勤務の若者とすっかり意気投合し、酒が進み過ぎた…
車に戻る途中で、「中華そば 丸田屋 ぶらくり丁店」さんに吸い込まれるのも、いつものこと。
また太るな…
大満足で車に戻り、翌朝、枚方に戻り、車の商談に臨んだ。
参考タイム
10/21 | スペースECO六十谷駅前 6:15 ⇒ 6:25 大同寺 6:25 ⇒ 6:35 岩神観音参道入口 6:35 ⇒ 7:05 岩神観音 7:10 ⇒ 7:15 岩神山 7:15 ⇒ 7:25 有功中道分岐 7:25 ⇒ 7:30 観音山 7:30 ⇒ 7:35 有功中道分岐 7:35 ⇒ 7:55 有功中道入口 7:55 ⇒ 8:10 スペースECO六十谷駅前 |
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