【日 程】平成10年6月13日(土)
【山 域】志賀高原
【天 気】曇り後雨
【コース】一ノ瀬=0:50=アライタ沢=0:50=ノッキリ=0:25=岩菅山=0:15=ノッキリ=0:40=アライタ沢=0:45=一ノ瀬【3:45】
笠ヶ岳登山口=0:20=笠ヶ岳=0:15=笠ヶ岳登山口【0:35】
横手山リフト山頂駅=0:05=横手山=0:05=横手山リフト山頂駅【0:10】
【記録文】
昨日の雨飾山に続いての山行。4時半に起床。デコボコシートで寝たため、腰が痛い。5時には動きだし、志賀高原に向かう。オリンピック効果か、5年前に訪れた時より格段に道路が良くなっており、快調に飛ばす。
5時半に一ノ瀬着。こんな早朝なのに何故か駐車場はほぼ満杯である。岩菅山はこんなにメジャーな山なのかと不思議に思っていたが、山へ向かう彼らの行動を観察していると、竹の子掘りの人々だと分かった。
空はどんよりと曇っている中、スキー場に向かって歩きだす。すぐに岩菅山の道標が表れ、上条用水路に沿った気持ちの良い散策路となる。静かに思索に耽りながら歩くのが似合う小道だが、今日は道の両側の藪に竹の子取りの人々が多数潜っており、各所から叫び声もあがるといった状況であり、全くその気になれない。
アライタ沢にて
アライタ沢を渡ると、用水路と別れ、山体に取り付くが、はるか上方まで階段がびっしりと付けられており、ガックリとくる。黙々と登り、かなり来たなと思った頃に、稜線までの中間点を示す標識が現れ、さらにガックリ。
ノッキリでようやく主稜と合流し、いよいよここからピークへの直登となる。岩ガラガラの急斜面に加え、稜線はかなりの強風が吹き荒れており、体をよろめかしながらの難行である。しかもガス一色で展望ゼロときているので、こんな日に登るのは僕ら位だと思いながら、ひたすら歩を進めると、ようやくピークの一角にでた。避難小屋が建っており、中を覗いてみると驚くべきことに、10人程のパーティが休憩していた。やはり好き者はいくらでもいるな〜と変に感心しながら、僕らも休憩をとるが、寒くてたまらないので、再登を誓いつつ写真だけ撮ってそそくさとピークを後にした。
ガス一色の岩菅山頂
今日も往路を戻る。帰りも竹の子掘りに囲まれながら、一ノ瀬に戻った。
まだ天気は持ちそうなので、笠ヶ岳を目指すことにする。車で登山口まで乗り付ける。すぐ頭上には急峻な笠ヶ岳がそびえる。
すぐにでも登りたかったが、突風が容赦なく吹き付けており、しばらく茶屋で食事をしながら待つことにする。半時間後都合よく風が弱まったので、軽装でピストンに向かう。ルートは物凄い急勾配だが階段&鎖場でしっかりと整備されており、問題なく登れる。
大岩の鎮座するピークでは若干雲も切れ、志賀高原を垣間見ることができた。
小雨が降り出してきたが、どうせならと横手山も踏むことにする。笠ヶ岳といい、この横手山といい、こんな安直な方法で登っても意味があるのかと考えてみたりもするが、これだけ周りが開発されてしまうと「登山」するのも困難であると割り切って登ることにした。
さらに割り切って、スカイレーターとリフトに揺られる。横手山三角点はリフトを降りてわずか5分の小山にあり、憮然としてカメラに収まる私であった。
この頃から空は土砂降りの様相となり、帰りのリフトでびしょ濡れになってしまう。まだ1時前だったが、これで完全に気持ちが萎えてしまい、草津温泉に飛び込むことにする。(翌日は浅間隠山に登りたかったので、草津側に下りた。)
2時にはチェックインを済ませ、3時には風呂に入り、4時にはビールを飲むというすっかりダラダラモードになってしまった。この日は、明日の天気も絶望的なことから、ひたすら飲んだくれていた。
そして翌朝、やはり雨が降っているので、浅間隠山は諦め、観光モードに変更することにし、どうせなら真田づくしということで、真田庄と松代を観光して、長野に向かったのであった。
【参 考】
05:45 一ノ瀬
06:30-06:35 武右エ門沢
06:40 アライタ沢
07:30-07:40 ノッキリ
08:05-08:20 岩菅山
08:35 ノッキリ
09:15-09:25 アライタ沢
10:10 一ノ瀬
11:10 笠ヶ岳登山口
11:30-11:35 笠ヶ岳
11:50 笠ヶ岳登山口
12:30 横手山リフト山頂駅
12:35-12:40 横手山
12:45 横手山リフト山頂駅