音羽山から牛尾観音

−スズメバチの登場に震え上がった子連れハイク−

   
   

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山行概要

日 程
2004年10月23日(土)
山 域
醍醐山地
天 気
曇り時々晴れ
メンバー
私、娘、息子
コースタイム
京阪大谷駅=1:25=音羽山=0:20=パノラマ台=0:25=牛尾観音=1:00=京阪追分駅【3:10】

記録文

 子どもを連れての里山ハイク。琵琶湖の展望を目当てに14年振りに音羽山を目指す。家から電車1本で行けるアクセスの良さも魅力だ。

東海自然歩道は国道1号線を橋で跨ぐ 10:18

 茶色の橋が東海自然歩道。大幹線であるR1を自然歩道が跨ぐのが何かおもしろい。
(今回からデジカメを従来のPanasonic FZ-1に加え、CASIOのExilim ZOOM EX-Z50を投入。わずか120グラムに3×ズームで携帯性、機動性は抜群。嬉しくて仕方がない)

橋を渡る 10:20

 橋を渡ったところからすぐ山道となる。
 台風23号の影響でルート上は落ちた枝がいっぱい。倒木もちらほら。

京都近郊では珍しく自然林 10:32

 最初は植林帯だったが、しだいに気持ちの良い自然林の中を歩むようになる。キノコが結構生えていて、子どもは夢中になって探している。

道標に手書きでツッコミが 11:06

 確かにここから少し進んだところの道標は、京阪大谷駅まで1.4キロになってました。しかし、このツッコミは関西ならではです。

琵琶湖が見えてきた 11:18

 音羽山近くでは待望の琵琶湖を眺めるポイントが何箇所かある。

平坦な尾根 11:27

 まるで近所の御所を歩いているようです。

 音羽山のピークは、送電線の鉄塔が立ち、それ故に展望は特に西側が良好。京都市街や比叡山、そして琵琶湖が見渡せる。時間もちょうどよいので、ここで弁当を広げる。すでに3グループが昼食中であった。
 写真がない訳は… どうもピーク近くにオオスズメバチの巣があるようで、単騎ながら、しつようにピークにいる人の間を飛び回る。どうも隣のパーティが飲んでいるワインの匂いに引き寄せられているようだが、時折、こちらの方にも至近距離でやってくるので、子どもは泣き出してしまった… 私も子どもの手前平静を装っていたが、親指大のでかいハチが私の顔の周りを飛び回るに至ると、こっちも半泣き状態。
 ついにキレた隣のパーティのおっさんが、ワインのカップに止まったハチをビニール袋で捕獲し、踏み殺してしまった。山頂に一時の平和が訪れたが、数分後、また別のハチが飛んできた。もう子どもはパニック状態なので、ここでピークから急速撤退。クマも怖いですが、スズメバチの方がもっと怖いですね。現実に年間何人も死んでるし… とにかく無事で良かった。
 ほうほうの体で音羽山を下る。しばらくで牛尾観音への分岐となるが、ここはいったんパノラマ台へむかうため直進。

パノラマ台 12:27

 名前ほどのパノラマは得られなかったが、琵琶湖南部の近江大橋の辺りが見下ろせた。
 牛尾観音への分岐に戻り、暗い林の中を急坂を下る。上の子はかなりの急坂でも独力で下れるようになったが、下の子は私が手を引っ張って、まるで操り人形状態。肩が抜けるんちゃうかと思いながらも何とか無事に下る。

牛尾観音 12:55

 山間の静かなお堂でした。子どものハチへの恐怖心もだいぶ収まったようです。

参道を下る 13:01

 車道もありますが、のんびりと参道を下りました。

音羽川沿いの車道は小滝が連続 13:18

 音羽川に出てからは、のんびりと車道を下る。交通量も少なく、小滝もひんぱんに現れるなかなか楽しげなコース。子どもも疲れをかんじることなく、歩けたようだ。

追分駅へ向かう 13:41

 京都市街にもこんな長閑なところがあるんですね。追分駅へは名神高速をくぐるため、いったん、大きく東へ迂回するのが、うっとおしい。高速道路のガード下の側道歩きを強いられるので、子どものブーイングが発生。
 何とかなだめすかして追分駅に駆け込んだ。子どもとの山は結構ストレスがたまりますね…(仕方ないけど)

参考タイム

10/23京阪大谷駅 10:1511:40 音羽山 12:0512:25 パノラマ台 12:3012:55 牛尾観音 13:0014:00 京阪追分駅

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