開聞岳(再登)

開聞岳(再登)


 市房山登山の後、前夜は鹿児島に宿泊。郷土料理を満喫する。おかげで少々寝不足気味。山川行の列車にギリギリ間に合う。

【日 程】平成4年3月22日(日)
【人 数】単独
【天 気】晴れ
【コースタイム】JR山川駅=BUS=開聞山麓自然公園=0:40=八合目=0:20=開聞岳=1:00=JR開聞駅【2:00】

【記録文】
 3年ぶりの雪辱戦である。前回は壊滅的雷雨に遭い、感電死の恐怖と戦いながらの英雄的な登頂ではあったが、景色はほとんど覚えていない。3年前の光景を取り戻すべく山川駅へ。前回この駅でステビーを断られたことを思い出す。
 駅から長崎鼻経由のバスに乗り込み、山麓自然公園へ。前回と同じコースでは余りにも芸が無いので、今回は登りに川尻歩道をとることにする。ところが、どこをどう通ったのか、何時の間にか私は単なる流水溝を歩いていたのであった。しかし、どうせ正規ルートは螺旋状に山腹をぐるっと一周しているのだし、戻るのもシャクなので、そのまま強引に突き進むことにする。どうも開聞ではついてないな〜と一瞬思うが、この流水溝は意外と歩きやすく、また、一直線に上方めがけて登っていくので、思ったより早く本ルートに合流した。地元小学生の遠足が行われているらしく、ここからは小学生を掻い潜りながらの登行となる。海が見下ろせる。凄まじかった雷鳴が脳裏をよぎる。前回の断片的な記憶が浮かんでは消える。そうこうするうちに、小さな鳥居が現れ、山頂に到着する。


開聞岳山頂 開聞岳山頂
 爽やかな展望に恵まれ、再登の感激に酔う。こんなにいい山の印象が雷鳴だけでは悲しすぎる。本当に来て良かった。
 じっくりと景色を堪能してから、下山開始。自然とピッチが上がり、合目の表示が流れるように過ぎ去っていく。開聞駅周辺は菜の花が満開であった。前回行けなかった枚聞神社に参拝し、山行の無事に感謝する。もう前回の雷鳴とかリターンマッチとかどうでも良くなっていた。前回も前回なりに良かったし、今回もまた良かった。それだけのことだ。
枚聞神社 枚聞神社
 麓の枚聞神社に参拝し、登山の無事にお礼を言う。
開聞駅付近から開聞岳を振り返る 開聞駅付近から開聞岳を振り返る
 翌日は知覧を観光してから、鹿児島空港から帰阪した。


   

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