上醍醐〜高塚山

−遅ればせながらの2004初山行−

   
   

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山行概要

日 程
2004年2月11日(祝)
山 域
醍醐山地
天 気
晴れ
メンバー
単独
コースタイム
京都市営地下鉄醍醐駅=0:10=醍醐寺仁王門=0:10=女人堂=0:25=准胝堂=0:10=開山堂=0:05=五大堂=0:10=横嶺峠=0:40=高塚山=0:25=長尾天満宮=0:15=京都市営地下鉄醍醐駅【2:30】

記録文

 山に行けない日々が続き、仕事もうまくいかず、どうにもこうにもストレスが溜まりまくり、もう爆発寸前の中、何とか休日出勤ながらも半日程度の時間を生み出し、家からは最も手近な山の一つである醍醐の山上に駆け込む。
 家を出てから20分もかからずあっという間に地下鉄醍醐駅へ。駅周辺で何か買えるだろうと、何も食わずにやってきたが、周囲の店舗はまだ閉まっており、メシ抜きでの厳しいスタートとなった。
 醍醐寺へは、三宝院の標識に従い、東にどんどん進んで行けばよい。団地を抜け、醍醐寺境内へ。すぐ左に三宝院の入口があるが、もう何度も来ているし、今は補修で池の水が抜かれているそうなので、今日はパスして先を急ぐ。仁王門をくぐり、さらに奥へ。

醍醐寺金堂

 国宝。この日は2/23に行われる五大力さんの餅上げ大会の舞台が堂前に設置されていた。

大講堂

 金堂、五重塔、大講堂、女人堂と次々と現れる堂宇を過ぎると、ようやく上醍醐への登り口が現れる。

 予想外に人が多い。みんな顔見知りのようで、毎日登山の方々が多いようだ。有名な寺院なので、ほとんど車道のような道を歩むのかと予想していたが、石段の結構歩きごたえのある道が続く。ここ数ヶ月、ほとんど運動らしい運動をしてこなかったので、まわりのペースについていけず、ホンマに体力が落ちたな〜と気持ちもガックリきて、さらにペースは落ちてゆく。
 急に傾斜がゆるやかになり、尾根を乗り越えると、道は下り始め、すぐに堂宇が見えてきた。

醍醐水

 醍醐寺発祥の霊泉。この前の急な階段を登ると准胝堂。ここでお参りをするが、すぐに体が冷え、長居できない。そそくさと次の開山堂方面に進む。

如意輪堂

 少しの登りで五大堂と開山堂との分岐へ。まずは右手へ。すぐに如意輪堂、開山堂とお堂が続く。よくもまあ、こんな山上にこれだけの諸堂が存在しているなあと感心しながら、隣接する上醍醐陵へ。ここは南側が開けた高みになっており、宇治川方面が見下ろせる。醍醐山454mの標識も立っていた。

五大堂

 少し戻って、五大堂へ。五大力さんの通称で尊崇されている。今月の23日には仁王会大法要で賑わうのであろう境内も、当然だが今日はひっそりとしている。

 境内の横手を通り抜け、山道を少し下れば横嶺峠。ここからは単調な車道歩きとなる。早く山道を歩きたいので、早足で進むが、ずっと登り基調で続くため、汗が吹き出る。車道が大きく右にカーブする辺りで、ようやく山道に復帰。ここから先は、14年前に音羽山から縦走して以来の再訪。
 さあこれからは、快適な木漏れ日ハイクだと思った瞬間に、思いっきりルートミスをやらかしてしまった。送電線鉄塔の巡視路に入ってしまったらしく、地図のルート上にはない鉄塔が目の前に現れてしまった。続く踏み跡は全く方向違いの北に伸びている。
 こりゃたまらんと車道の分岐近くまで戻ると、西へ向かうルートを発見。何でこんなところでミスったのか情けないくらいの明瞭さ。しかも、一度歩いているルートなのに… ブツブツ独り言を言いながら、ゆるやかに登り返せば、三角点の存在でやっと山頂だと分かるほど、何の変哲もない高塚山の頂上。展望も無いので、ほぼノンストップで下山にとりかかる。
 上醍醐への登りも急だったが、この下りも結構な急降下。運動靴のせいか、何度もスリップしかけながら、何とか無事に長尾天満宮の境内に着陸。

長尾天満宮前から醍醐寺へ抜ける

 天満宮前から醍醐寺へは土塀がつづいている。仁王門で往路に戻り、汗ばむ陽気の中を地下鉄の駅までポクポクと歩いた。

参考タイム

2/11京都市営地下鉄醍醐駅 8:509:00 醍醐寺仁王門 9:059:15 女人堂 9:159:30 不動ノ滝 9:3510:00 准胝堂 10:1010:20 開山堂 10:2010:25 五大堂 10:3010:40 横嶺峠 10:4010:50 高塚山分岐 10:5011:20 高塚山 11:2511:50 長尾天満宮 11:5011:55 醍醐寺仁王門 12:0012:10 京都市営地下鉄醍醐駅

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