鹿嵐山

−温泉とグルメがメインの、大分、宮崎、そして福岡の名山を巡る単独行第一弾! 「万里の長城」と称される岩稜を往く!−

   

山行概要

日 程
2016年11月11日(金)
山 域
耶馬渓
天 気
晴れ
メンバー
単独
コースタイム
第二登山口=0:20=地蔵峠=0:35=鹿嵐山雄岳=0:05=雄岳・雌岳鞍部=0:20=中央登山口=0:05=第二登山口【1:25】

記録文(写真はクリックで拡大)

 大都市課長会議が週末に小倉で開催される、願ってもない状況。このチャンスを無駄にすることはできない。
 朝の会議終了後、速攻、年休を取り、小倉駅前のニッポンレンタカーを10時に発進する私…(笑)
 北九州高速道路から東九州道に入り、宇佐ICからR387で西へ。そして円座という交差点で右折し、県道664号線に入り、山間に分け入っていく。
 そう、本日のターゲットは、奇岩に囲まれた、九州百名山の鹿嵐(かならせ)山である。

県道から望む鹿嵐山 11:19

 それぞれ標識のある、第一登山口(駐車場有)、中央登山口(駐車場無)を通過し、第二登山口に順調に到着。県道を少し奥に進んだところに広い駐車場がある。

鹿嵐山第二登山口の駐車場 11:35

 スーツからジャージ姿に換装し、11時半に出発。登山口からしばらくダートの車道を進み、すぐに左折し、登山道となる。
 静かな林の中をずんずん登って行く。急登は無く、快調なペースで駆け登る。平日の午後からの山行ということで、当然辺りには人っ子一人いないだろう。

地蔵峠 11:55

 それでも気楽に登っているのは、何と言っても熊のいない九州の山というのが大きい。先日の新潟・山形遠征では、熊の気配濃厚で、笛を吹きまくって登っていたのだ(笑)
 すぐに地蔵峠に登り着く。稜線を左へ進む。

「万里の長城」 11:57

 すぐに「万里の長城」と呼ばれる岩稜となる。ナイフリッジが続き、足が竦む… 周囲の景観も700m級の低山とは思えない壮絶な光景が広がっている。

鹿嵐山雄岳 12:00

 とは言え、すぐにナイフリッジは終わり、樹林の中の尾根道に変わり、黙々とアップダウンを繰り返す。前方には鹿嵐山雄岳の尖峰が大きい。「あれを登るのか…」かなりの苦闘が見込まれる。
 雄岳手前の最低鞍部からいよいよ急登が始まる。最初は植林の伐採された地帯をトラロープに囲まれながら登って行く。物凄い急登だ。木の枝を掴まないととてもじゃないが、体を上げられない。
 しかも100m刻みにきっちりと雄岳までの距離を示す道標が建ち、うっとおしいことこの上ない。
 それでも、地獄の急登もピークまで残り100m地点でようやく収まった。なだらかな頂稜を進み、雄岳のピークへ。

鹿嵐山雄岳から「万里の長城」方面を望む 12:31

 北東方向が開けており、「万里の長城」の岩稜が確認できる。それ以外にも周囲には岩岩した山が多く、さすが耶馬溪に近い山々である。

雄岳・雌岳鞍部 12:45

 体が冷えてきたので、下山開始。南東方向へ急坂を下って行くが、登り程のことはない。あっという間に雌岳との鞍部に到着。雌岳も気にはなったが、あまり大したピークではなさそうだったので、左折し、中央登山口への下降路に入る。
 やや踏み跡は薄くなるが、ルートをロスするほどではない。最初は緩やかだったが、中間部は岩場の下りも出てきて、かなり急峻。軍手を装着して、木を掴みながら慎重に下る。やがて傾斜は収まり、疎林帯を過ぎると、中央登山口に着陸。

中央登山口 13:05

 県道を5分ほど登り返して、スタート地点の第2登山口に到着。1周僅か1時間半の初戦としては手頃な周回コースだったが、急登降が続き、けっこう足にきた…
 来たルートで宇佐市中心部まで戻る。せっかくなので、久しぶりに宇佐神宮に行くか。万年山に登りに来た時に寄って以来なので、何と17年振りである。

宇佐神宮南中楼門(勅使門) 14:04

 ほとんど当時の記憶は消失しており、広大な境内を新鮮な気持ちで歩む。
 まずは、国宝の上宮本殿に参拝。

宇佐神宮下宮 14:15

 続いて、「下宮参らにゃ片参り」と云われないよう、下宮にもお参りし、さらには宝物館でお勉強もして、大満足で宇佐を後にした。

「ひょうたん温泉」で一浴! 16:07

 今日のお宿(と言ってもカプセルだが…(笑))は別府市内である。院内ICから東九州道で一気に別府ICへ。別府は2年振りである。
 宿にも源泉掛け流しのお風呂はあるようだが、違う源泉も巡りたいということで、鉄輪温泉の「ひょうたん温泉」をチョイス。名物の打たせ湯や露天風呂を満喫してから、チェックインする。

「ろばた仁」さんで豪遊@! 17:06

 夕食は、どこも予約してなかったが、始業と同時なら一人ぐらいいけるだろうとタカをくくっており、前から気になっていた超人気店の「ろばた仁」さんに17時に突撃したが、既に半分ほど埋まっていて、「18時半までなら…」という状態だった。
 それでも、関サバ、関アジを堪能! もっちりした食感が堪りません!

「ろばた仁」さんで豪遊A! 17:49

 写真のだんご汁、キス天他を満喫し、大満足で街中をフラフラ歩いていると、市営の「竹瓦温泉」を発見。

「竹瓦温泉」 18:59

 何とも風流な建物で、登録有形文化財かつ、近代化産業遺産にも指定されている。
 何と入浴料は100円! これだから別府探訪はやめられない!
 大満足でカプセルへ格納されたのであった… 明日は行縢山へ向かおう!

参考タイム

11/11第二登山口 11:3511:55 地蔵峠 11:5512:30 鹿嵐山雄岳 12:4012:45 雄岳・雌岳鞍部 12:4513:05 中央登山口 13:0513:10 第二登山口

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