和泉山脈

和泉山脈


【日 程】1991年3月19日(火)
【山 域】和泉山脈
【天 気】晴れ時々曇り
【メンバー】単独
【コース】牛滝山=0:20=丁石地蔵道旧道入口=0:55=和泉葛城山=0:50=コケラ場=0:05=高城山分岐=0:20=高城山=0:30=不動堂=0:40=犬鳴山【3:40】

【記録文】
 就職の時期がいよいよ迫ってきた。何かに追われるように山に向かう。ラッシュ時でごった返すなんばから岸和田へ。もうすぐ私もこの人ごみに毎日揉まれるのだ。少しブルーになりながらも、牛滝山に向かうガラガラのバスに乗り込み、少し気を落ち着かせる。
 大威徳寺や一ノ滝を適当に散策してから、いざ葛城山へ。車道を歩くのがうっとおしいので、旧道に入る。ブッシュがちな所も一部あったが、丁ごとにある地蔵を楽しみにしながら進むるうち、一気に二十一丁地蔵まで登ってしまった。ここからピークまでは車道を歩くほかない。あいにくピーク直下では大規模な車道の補修工事も行われており、ムードは無茶苦茶。工事現場を迂回して車道に戻ったところが和泉葛城山の直下。売店もある。ピークは車道から少し北に登ったところ。期待していた大峰、奥高野の山々は春霞の中だった。
 軽く腹ごしらえをしてから、なおも車道を進む。平日で良かったが、休日ならとても歩く気にならなかっただろう。五本松付近は大規模な造成工事(現ハイランドパーク粉河)が行われていた。ショックのせいか、気が付けば犬鳴山への分岐を見落とし、粉河中央林道をかなり南に進んでしまっていた。(実はこの日、なんと地図を持っていなかった)慌てて戻ることにするが、まだ歩き足りなかったので、犬鳴山への最短ルートをとらず、高城山・高鍋山経由で降りることにする。ずっと植林帯の登行で、あまり面白味はなかったが、次週の関東遠征に向けての良い足慣らしにはなった。
 降り立った犬鳴山はさすがに行場の山らしく、幽邃な雰囲気に満ちている。不動谷に沿った下り道は次々と行場等が現れ、飽きることはない。満ち足りた気分で犬鳴山のバス停に到着。いつもなら犬鳴温泉に浸かって帰るところだが、バスの時間の都合で、泣く泣く温泉を後にした。


   

      

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