高原山(鶏頂山・釈迦ヶ岳)

高原山(鶏頂山・釈迦ヶ岳)


【日 程】平成9年9月7日(日)
【山 域】塩原連山
【天 気】晴れ
【メンバー】男2人
【コースタイム】鶏頂山荘=0:15=枯木沼=0:30=弁天沼=0:05=お助け水=0:20=鶏頂山=0:45=釈迦ヶ岳=0:35=弁天沼=0:35=鶏頂山荘【3:05】

【記録文】
 東京を朝7時の新幹線で出発。那須塩原でレンタカーを借り、塩原温泉から日塩もみじラインに入り。鶏頂山荘へ。オフシーズンの山荘は、無人でひっそりとしていた。
 10時半に出発。スキー場脇の小道を拾い、登り始める。一般的にスキー場の登りは辛いものだが、ここはなだらかなスロープのせいか、案外楽に登れる。スキー場を突破すると不意に木道が表れ、枯木沼にたどり着く。
枯木沼にて枯木沼にて
 蒸し暑い水蒸気のベールの彼方に鶏頂山が見える。湿原を突破すると、樹林帯に入るが、今度は猛烈なブッシュに見舞われる。
 擦り傷だらけになりながら、5分程でブッシュを突破すると、再びスキー場に出会い、スロープの真ん中をなおも登る。
 スキー場の最上部とおぼしき地点から今度は本格的な山道に入るが、残念なことに最近ブルドーザーが整地したようで、道幅が広く、ぬかるんでおり、非常に歩きづらい。
 この幅広い道に戸惑いながらも、なおもゆるやかに高度を上げると、突然視界が開け、弁天沼に到着。鶏頂山は目前に見えるが、物凄い角度でそびえ立っており、前途の多難を予想させる。
 沼から樹林帯の急登が始まる。すぐにお助け水への分岐がある。水場はほとんど涸れる寸前だった。分岐へ戻り、なおも急登を頑張る。稜線に登りついて、ホッとしたのが間違いだった。それ以上の急坂がピークまで延々と続く。蒸し暑さも手伝い、ピークは遠い。
 鶏頂山着正午ジャスト。地元の方々が社殿の建て替え工事をされていた。谷を挟んで釈迦ヶ岳が大きい。予想外の真夏の日差しを避けるように昼食をとり、再びもと来た道を下降する。
 稜線分岐を直進し、小さなコブを一つ越え、最後の釈迦ヶ岳への急登を迎える。これがさっきの鶏頂山に匹敵するほどの急傾斜で足が止まる。
 やっと着いたピークは赤トンボの海だった。今日は恐ろしく蒸し暑い1日だったが、何となく夏の終わりを感じる。鶏頂山と雲海の向こうに日光の連山をボーッと眺め、感慨にふける。
釈迦ヶ岳にて釈迦ヶ岳にて、バックは鶏頂山
 弁天沼へは、一つ手前に往路とは違うコースがあるので、それをとって下降する。後は往路と同じコースを鶏頂山荘まで戻った。鶏頂山荘3時着だった。

 この後、塩原温泉で汗を流し、日光街道を北上、南会津に入り、湯ノ花温泉に投宿した。
 明日の天気予報が最悪だったので、会津田代山はほとんど諦めて、サッカーのアジア最終予選&K1GPに熱狂して、夜更かししてしまった。


   

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