−職場の冬富士見山行 25年前の初登時には拝めなかった富士が眼前に…−
山行概要
2018年1月14日(日) | |
快晴 | |
♀3名(MM、ID嬢、SN)、♂2名(KN、ピロシ) | |
仙石バス停=0:25=金時神社入口バス停=0:05=公時神社=0:25=金時宿り岩=1:05=金時山=0:20=公時神社分岐=0:20=矢倉沢峠=0:20=金時登山口バス停=0:15=かま家=0:05=台ヶ岳バス停【3:20】 |
記録文(写真はクリックで拡大)
昨日の天城山に続く、冬富士鑑賞関東遠征の2日目。本日は箱根の金時山を目指す。私は25年振りの再訪になるが、初登時は富士が拝めなかったので、何とかリベンジしたい。
昨晩は、小田原のゲストハウスで沈没したが、登山口に予定していた乙女口に向かう始発のバスに乗るために、何とか5時半に起床。
駅前の「すき家」で無理やりカレーを掻き込み、逆に気持ち悪くなりながらも、何とか桃源台行きの始発便(6時45分発)に乗り込む。箱根登山バスのHPで検索すると、途中の木賀坂下というバス停で、御殿場行きのバスに乗り換えることになっていたが、何と始発便で道路ガラガラのくせに、何故か延着し、乗り換えバスを逃してしまった… 箱根登山バスさん、頼んまっせ〜
極寒のバス停に取り残され茫然自失となるが、気を取り直し、乙女峠からの登山は諦め、その下の公時神社から登ることとし、すぐ後に来た仙石行きのバスに乗り込み、リカバリー終了。
仙石から車道を半時間弱歩くと、金時神社入口のバス停で、右折し、ゴルフ練習場の横を抜けていくと、公時神社に到着。
公時神社は、金太郎伝説で有名な坂田公時を祀っている。
坂田公時は、平安時代中期、源頼光の四天王の一人として活躍し、酒呑童子退治にも同行したと伝えらえる勇猛な武将であり、「今昔物語集」や「古今著聞集」に活躍がよく記されているが、一般には、幼名の「金太郎」で知られている。
5月5日の端午の節句に行われ、子どもたちの健やかな成長と安全が祈願する例祭「金時祭」は、あまりに有名。
境内には、金太郎が使ったというマサカリを奉納した祠が…
その前でふざける罰当たりども。
神社から山道となる。整備された道が続く。途中には金太郎が蹴落したといわれる大きな「金時手鞠岩」がある。
そしてひときわ大きな巨石が現れる。これが「金時宿り岩」で、金太郎が母の山姥(やまんば)と過ごしたという言い伝えがある。
ここから急登が開幕。二日酔いの体にはキツ過ぎる…
一気に稜線に到達。大涌谷と箱根の最高峰、神山が見える。今日はド快晴! 待望の富士の姿は最後まで金時山に隠れて見えない…
ところどころ岩場も現れる急な稜線を慎重に進んでいく。
頂上で一気に富士の姿が… キターッ! 何という演出! 25年越しのリベンジ達成! 富士までの距離およそ26キロ。遮るものは何もない! これを見るために大枚はたいてやって来たんです。
金時山山頂には茶屋が2軒営業しており、この景色の前にはビールとおでんの魅力から逃れられなかった…
その内の1軒、金時茶屋には14歳の時から65年以上小屋を切り盛りしている、金時娘の愛称で知られる女将がおり、私も25年前の初登時に話をした記憶があるが、小屋に「金時娘は大腿骨骨折で入院中」と貼り紙がしてあった。相当高齢だと思うが、何とか復活して欲しい。
富士の少し左には、箱根外輪山のバックに愛鷹連峰(右奥)や、芦ノ湖(左奥)が一部見える。
激寒だったが、何と1時間も滞頂してしまった。
後ろ髪を引かれる思いで、ピークを離れる。さすがに一流観光地、箱根の超メジャーな山だけあって、次々と下から登って来る人を掻い潜りながらの下山である。
下りは公時神社に下らず、そのまま稜線を縦走する。笹原の展望良好な気持ちの良い縦走路だ。しかし、快晴のゆえ気温が上がり、霜柱が溶けて、登山道は泥でグチャグチャになってきた。スリップ注意である。
何とか無事に矢倉沢峠に降り立つ。振り返ると金時山が大きい。
後は樹林帯に入り、あっという間に、車道に着陸。別荘地帯を抜けると、振り出しのバス道に出た(金時山登山口バス停)。
ここでバスに乗らず、前からリサーチ済であった、仙石原温泉の「かま家」さんへそのまま歩き続ける。
「かま家さん」は、炊き立ての7種類の釜めし(@1580円)がウリだが、何と源泉掛け流しのお風呂も楽しめるのだ。
釜めしの炊き上がりに1時間弱ほどかかるので、先に注文してから入浴するのが合理的である。入浴料750円也。
我々は、7種類のうち、とり、梅じゃこ以外の、かに、貝、穴子、しゃけ親子、海老釜めしを注文した。お風呂が男女別でなかったのは誤算だったが、にごりのある硫酸塩泉は、硫黄臭もプンプン漂い、本物温泉感が凄い。
何とか1時間で入浴を終え、炊き上がりを待つ…
店内放し飼いの猫があちこちをペロペロ舐めまくっている(笑)のが気になったが、5種の釜めしが並ぶさまは壮観!
他にも魚の干物等も注文し、真昼間から堕ちていく私たち…
大満足で「かま家」さんを後にし、南に歩いて5分ほどの台ヶ岳バス停に向かった。14時19分発のバスで小田原駅に戻り、昨日購入しておいた小田原駅16時8分発の乗り換え不要のひかり519号で京都には18時過ぎに帰ってこれた。
全てが上手くハマったパーフェクトな2日間だった。
参考タイム
1/14 | 仙石バス停 7:35 ⇒ 8:00 金時神社入口バス停 8:00 ⇒ 8:05 公時神社 8:05 ⇒ 8:30 金時宿り岩 8:30 ⇒ 9:35 金時山 10:35 ⇒ 10:55 公時神社分岐 10:55 ⇒ 11:15 矢倉沢峠 11:20 ⇒ 11:40 金時登山口バス停 11:40 ⇒ 11:55 かま家 14:05 ⇒ 14:10 台ヶ岳バス停 |
山行データへ
諸国名山探訪
Copyright(C) Hiroshi Fujita All right reserved