霧島連峰縦走

霧島連峰縦走


新燃岳から高千穂峰を望む新燃岳から高千穂峰を望む


【日 程】1989年3月29日(水)
【人 数】男3人、女1人
【天 気】霧後快晴
【コース】えびの高原=0:20=硫黄山分岐=1:00=韓国岳=1:15=獅子戸岳=0:45=新燃岳=0:20=中岳=0:20=高千穂河原(高千穂峰往復:行き80分、帰り50分)【6:10】

【記録文】
 6時半に起床、震えながら身支度を整え、バンガローを出発。盛んに噴煙をあげる硫黄山を横目に韓国岳へ向かう。周囲の木々は霧氷で彩られており、3月下旬でしかも九州南部の山だと言うのにこの寒々しさはどうだろう。体が中々温もらないので、ピッチの間隔はかなり長くなる。
 韓国岳はガスの中だった。薩摩硫黄島開聞岳と今回の山旅はどうもついてないと思いながら、がっかりして下っていると、次第にガスが晴れ、前方には高千穂峰がその雄大な姿を現してきた。勇躍先を急ぎ、新燃岳の火口壁をしゃにむに登る。神秘的なエメラルドグリーンの火口湖に思わずじっと見入る。
新燃岳の火口湖新燃岳の火口湖
 次の中岳はなだらかな山容でどこがピークか良く分からないまま通過。高千穂峰がさらに近づく。振り返ると韓国岳も台形状ののっぺりとした姿を見せていた。
 高千穂河原はたくさんの観光客&ハイカーで賑わっていた。ここで大休止をとり、高千穂峰の急登に備える。いざ登りはじめるが、物凄い急登のうえ、足元がすべりやすく、3歩登っては1歩分滑るような感じで、バテバテとなる。しかもかなり登ったと思った頃、さらに上部に今まで以上の傾斜で本峰が聳えているのが見え、ガックリ。
 すっかり消耗してようやくピークへは3時に到着。天の逆鉾が鎮座する頂上からは、今日たどってきた霧島の主稜が見渡せた。
高千穂峰から霧島の主稜を振り返る高千穂峰から霧島の主稜を振り返る
 充分に展望を堪能した後、往路を滑り降り、高千穂河原で今山行は終了、予約していたタクシーでいったんえびの高原に戻り、デポしてあったザックを回収してから、西鹿児島へ戻った。

 春合宿の九重山に始まり、薩摩硫黄島開聞岳、そしてこの日の霧島山と2週間近くに渡って続けてきた山旅だが、まだ終わらない。私はその晩の夜行急行「かいもん」に乗り込み、一人熊本で下車。駅の軒下で仮眠し、翌朝は阿蘇山を目指すのであった。


         

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