奥秩父縦走(雁峠〜甲武信ヶ岳)

奥秩父縦走(雁峠〜甲武信ヶ岳)


【日 程】平成6年4月29日(金)〜5月1日(日)
【メンバー】男2人
【コースタイム】
 4/29 JR塩山駅=TAXI=笠取山登山口=1:30=笠取小屋=0:20=雁峠山荘(笠取山往復70分)【3:00】
 4/30 雁峠山荘=1:45=水晶山=0:45=雁坂峠=0:40=雁坂嶺=1:00=東破風山=0:25=西破風山=0:30=笹平=1:15=甲武信小屋(甲武信ヶ岳往復20分)【6:40】
 5/01 甲武信小屋=0:35=木賊山=1:00=標高点1869=1:40=西沢渓谷入口【3:15】

【記録文】
4/29 快晴
 塩山の駅で連れと落ち合い、すぐさまタクシーに乗り込む。登山口まで1時間近くもかかり、いきなり莫大な出費(9,500円)を強いられる。また、連れが車酔いでかなりのダメージを受けてしまい、歩きはじめるまでにかなりの時間を要した。
 ルートは幸いにも平坦で、夜行明けの体でも楽勝。好天にも恵まれ、最高の新緑ハイクを満喫する。雁峠山荘には13時に到着し、笠取山をピストン。ルートはピークへ一直線に付けられていて、ものすごい急登。ヒーヒー言いながら登りつく。和名倉山両神山の展望が素晴らしい。
雁峠からの笠取山雁峠からの笠取山
 その夜は管理人の加藤さん(『山の本』において雁峠だよりを連載しておられます。)を中心に酒を飲みつつ、楽しく語り合った。

4/30 晴れ後曇り
雁坂峠にて雁坂峠にて

雁坂峠付近から主脈を望む雁坂峠付近から主脈を望む
 4時起床、5時発。今日も好天のようだ。燕山へのいきなりの急登で1日が始まる。古札山を巻く辺りから残雪が急に増え、足を取られ、難渋する。優しい笹原の雁坂峠を過ぎ、雁坂嶺を越えたあたりから、だんだん疲れて来た。東破風山へは、アイスバーンのものすごい急登。ピークから見る甲武信はまだまだ遠く、ガックリ。西破風山へはゆるやかで一息ついたのも束の間、笹平へは膝ガクガクの急降下。笹平で昼食をとるが、2人ともバテバテである。おまけに急速に天候が悪化し、甲武信への登り返しの途中で雪がちらつきだし、すぐに吹雪になる始末。甲武信小屋にたどりついた時には2人してフラフラであった。
 小屋で待機していると、雪がやみ、青空が広がりだしたので、急遽甲武信ヶ岳をピストン。奥秩父の中心にいることを実感させる展望が広がる中、ピークにたどり着く。百名山は今年初めて。これで81/100になった。今年中にどれだけ伸ばせるだろうか。
 大満足のうちに小屋に戻るが、小屋はものすごい人であふれかえっていた。結局2人で一畳しかスペースを与えられず、非常に寝苦しい夜を過ごした。

5/1 曇り
 今日も4時起床、5時発。どんよりとした曇り空。木賊山を越え、戸渡尾根に進路をとる。最初は残雪で滑りやすい所もあったが、すぐに雪も消え、あとは単調なジグザグを繰り返すのみ。西沢渓谷入口のバス停には9時に到着し、11時には塩山駅近くの温泉で汗を流していた。


      

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