高野三山

高野三山


【日 程】1992年12月16日(水)
【山 域】高野山
【天 気】晴れ時々曇り
【メンバー】男2人、女1人
【コース】ケーブル高野山駅=BUS=奥の院前バス停〜奥の院〜奥の院峠〜摩尼山〜黒河峠〜楊柳山〜黒河橋〜転軸山〜金剛峰寺

【記録文】
 仕事をサボってのお気楽平日登山。奥の院のバス停に降り立ったのは我々だけだった。弘法大師廟までの間は名将の墓がズラリと並んでいるが、時間がないので本日は素通りする。廟前を右折し、摩尼峠への山道に入る。静かな谷に沿って登り、峠からは尾根を北上する。摩尼山原生林の一端を垣間見ながら、少しの登りで摩尼山へ。木々の間から新雪に輝く大峰の山々が、いつもの金剛・葛城から望む姿とは段違いにズームアップで見え、この山地の立地条件の良さ&奥深さを再認識する。

広谷を下る広谷を下る

 植林帯と自然林の間を行ったり来たりしながら、黒河峠を越え、楊柳山へ。ブッシュが茂り、展望は皆無… すごすごと広谷沿いに下り、奥の院林道に出合うが、ここから転軸山への登路が非常に難解だった。地形的には、「あぁ、あそこだな」とすぐに指摘できるのだが、ルートがさっぱり見つからない。半時間ほど探索したが、やっぱり見つからなかったので、止む無くブッシュに突入する。すぐに傷だらけになるが、見当はついているので、あっさりと転軸山のピークに飛び出した。ピークは結構広く、弥勒菩薩もあったりし、北西側に明瞭なトレースが見うけられた。
 当初は奥の院に戻ろうと思っていたが、他に明確なルートが分からなかったので、この北西ルートに沿って下山することにする。すぐに立派な車道に降り立ち、以後はこの車道を坦々と進めば、高野山の繁華街? 金剛峰寺界隈に辿りついた。夕刻で急激に冷え込む中、意地で金剛峰寺参拝を済まし、再びバス、ケーブルから始まる長い、長い公共交通機関の旅が始まった。


      

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