熊野古道伊勢路その10(熊野市〜新宮)

−ついに熊野速玉大社へ! 伊勢神宮からの170キロを踏破!−

   

山行概要

日 程
2016年5月6日(金)
山 域
熊野古道伊勢路
天 気
曇り後雨
メンバー
単独
コースタイム
JR熊野市駅=0:20=花の窟神社=2:05=道の駅「パーク七里御浜」=0:55=道の駅「ウミガメ公園」=1:40=熊野速玉大社=0:20=浮島の森=0:10=JR新宮駅【5:30】

記録文(写真はクリックで拡大)

 2016GW熊野古道紀伊路シリーズ後半戦の4日目。通算7日目である。この日は年休を取ってしまった… いよいよ新宮の熊野速玉大社を目指す日である。
 前日は、JR新宮駅前の駐車場で車中泊。5時半に起床し、6時3分発の始発で熊野市へ引き返す。熊野市駅には6時32分着。新宮駅から熊野市駅は7つ目で、結構な駅数があった。これを歩くのかと思うと気は重い。参考にしているホームページのコースタイムは9時間… しかもこの日の天気は下り坂。準備体操もそこそこに歩き出す。

獅子岩 6:50

 駅から街並みを抜け、海沿いへ。R42沿いに進むと、まずは獅子岩が現れる。ガイドブックで見る、巨大な獅子が海に向かって咆哮するような姿は、通り過ぎた南側からのもの。高さ25mで、国の名勝・天然記念物であり、そばを流れる井戸川の上流に鎮座する大馬神社の狛犬として、隣の神仙洞と共に位置付けられている。

花の窟神社 7:02

 獅子岩から少し南に進むと、花の窟。神々の母である伊弉冊尊(イザナミノミコト)が火神・軻遇突智尊(カグツチノミコト)を産み、灼かれて亡くなった後に葬られた御陵と伝わる。世界遺産にも登録されている。花窟神社(花の窟神社)は日本書紀にも記されている日本最古の神社といわれており、45mほどの岩窟そのものが御神体である。

七里御浜を行く 7:21

 ここからしばらく長大な七里御浜を行く。本当は砂浜を直接歩くべきなのだろうが、足が沈んで歩きにくいことこの上ないので、止む無く堤防上を歩く。天気が良かったら青い海が映えたのだろうが、今日は望むべくもない。まあ、一昨日、好天の七里御浜を堪能したので良しとしよう。遥か彼方まで延々と砂浜が続き、果たして新宮までたどり着けるのだろうかと、不安になる。
 支流の河口等の関係で、堤防が急に途切れる箇所がたまにあり、飛び降りられず、進退窮まって、止む無く引き返すことがあったので、途中で堤防歩きをあきらめ、防風林の中の遊歩道を辿る。全く面白味のない道だが、すぐ隣のR42を排気ガスを浴びながら進むよりましだ。それに、ついにこの頃から雨が降り出したが、林の中で雨をしのげるのも助かる。

市木川河口の緑橋 8:36

 神志山駅、紀伊市木駅と通過し、御浜町へ入る。林間の遊歩道を歩いていたら、途中通行禁止の箇所があり、行きがかり上、砂浜に押し出され、海沿いに1キロほど歩く。

砂浜を行く 9:04

 歩きにくさに耐えながら、何とか、道の駅「パーク七里御浜」に到着。普通のスーパーが営業している珍しい道の駅で、御浜町特産みかんのセミノールジュースで一息入れる。

道の駅「ウミガメ公園」 10:22

 雨の中、国道から一本西の旧道をひたすら南下し、紀宝町に入り、またもや道の駅「ウミガメ公園」に到着。名の通りウミガメを飼育していた。購入したコロッケをほおばりながら、またもや休憩。
 ガイドブックでは、紀伊井田駅の辺りで、海岸沿いから内陸に入るようになっていたが、入口が良く分からぬまま、R42バイパスの入口近くまで海沿いに来てしまい、無理やり線路を渡って(侵入禁止だったが…)、山手に登り、ルートに復帰。
 高台を進み、R42バイパスを高架で渡り、静かな街並みの中、耳切坂と呼ばれる急坂を下っていく。下り切ったところで、バイパスに合流し、しばらく歩道を進んで左折し、踏切を渡ると、成川集落の中を南下し、ついに熊野川に出た。

ついに熊野川に! 12:42

 対岸に新宮の街並みが雨に煙る。はるばる伊勢神宮からやってきた感慨が胸に染み渡る。熊野川を遡り、熊野大橋を渡り、ついに和歌山県!、そして新宮市へ! 熊野速玉大社は、橋を渡って右折するとすぐだ。伊勢神宮からはるばる170キロがつながった! 熊野本宮大社とは違い、雨に濡れた朱塗りの鮮やかな社殿が眩しい!

熊野速玉大社に到達! 12:55

 熊野速玉大社は、「熊野権現御垂迹縁起」(長寛2年(1164年))によると、「熊野の神々は、神代の頃、まず初めに神倉山のゴトビキ岩に降臨され、その後、景行天皇58年(128年)、現在の社地に真新しい宮を造営してお遷りになり、「新宮」と号したことが記されている。熊野本宮に対しての「新宮」ではないのだ。迂闊にも知らなかった。

熊野速玉大社社殿 13:16

 初めは、2つの神殿に熊野速玉大神、熊野夫須美大神、家津美御子大神を祀り、平安時代の初めには現在のように12の神殿が完成したという。
 満ち足りて、車の待つ新宮駅を目指し、街並みをプラプラ歩く。途中、浮島の森にも立ち寄る。

浮島の森 13:58

 浮島の森とは、植物群落の全体が、沼池に浮かぶ泥炭でできた島の上にあることから名付けられ、昭和20年(1945年)頃までは、台風や荒天などで大風が吹いたり、島の地表で強く足踏みするなどすると、島全体が揺れ動いたというが、都市化の進展等で乾燥化が進み、今は座礁しているらしい。
 本日は、これから一晩中、雨が降るらしいのと、車中泊が連続したことから、この日は宿で泊まることとし、楽天トラベルで検索したら、勝浦温泉の「温泉民宿 小阪屋」さんが素泊まり5000円でゲットできたので、15時のチェックイン可能時間と同時に宿へ。紀伊勝浦と言えば、生マグロの水揚げ日本一である。当然マグロ料理を食わねば…

「桂城」さんでマグロ三昧!@ 17:17

 食べログで調べた「桂城」(かつらぎ)さんを17時の始業時間に予約し、のんびりと宿の温泉を満喫する。
 そして、さっぱりして、雨の勝浦のまちをブラブラしてから、「桂城」さんへ。予約していた私以外に、すぐに入店者が続出し、6席ほどのカウンターはすぐに満席になった。
 中トロから!

「桂城」さんでマグロ三昧!A 17:24

 マグロのホホ肉!

「桂城」さんでマグロ三昧!B 17:43

 マグロの心臓!

「桂城」さんでマグロ三昧!C 17:49

 何故かノドグロの炙り!
 太平洋でもいるらしいです。偶然、網にかかったらしいです(笑)
 大満足で宿に帰り、何度か温泉に入って寝た。
 明日は、熊野那智大社を目指す。

参考タイム

5/6JR熊野市駅 6:356:55 花の窟神社 7:059:10 道の駅「パーク七里御浜」 9:2510;20 道の駅「ウミガメ公園」 10:5512:00 成川コンビニ 12:2012:55 熊野速玉大社 13:3013:50 浮島の森 14:0514:15 JR新宮駅

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