−天空遊歩道を満喫! しかし、往復約26キロは長かった…−
2018年11月3日(祝) | |
飛騨高地 | |
晴れ時々曇り | |
Wヒロシ(I.ヒロシ、F.ヒロシ) | |
道の駅モンデウス飛騨位山=0:45=スキー場最上部(登山道入口)=0:10=1,233.3三角点=0:55=天の岩戸=0:10=位山=1:20=1,443.7三角点=0:55=宮の大イチイ分岐=0:25=川上岳=0:20=宮の大イチイ分岐=1:00=1,443.7三角点=1:30=位山山頂直下展望広場=0:10=天の岩戸=0:35=1,233.3三角点=0:05=スキー場最上部(登山道入口)=0:25=道の駅モンデウス飛騨位山【8:45】 |
記録文(写真はクリックで拡大)
もう中級山岳も厳しい気候になってきた。何とか年内にあと一つは名山クラスをやりたいなぁ… と思い、盟友のI.ヒロシ氏の招聘にも成功し、手頃な川上岳を目指すことに。
なかなかアプローチが大変な山で、最短ルートである東側の山之口川沿いの林道から登るコースは、極狭凸凹ダートなので、今回新車で参戦するI.ヒロシ氏に悪いし、北側の大イチイを経由するルートは、県道の宮・清見線が今夏の台風の影響でずっと通行止めになっていて、不可能…
と言うことで、道の駅モンデウス飛騨位山から位山を経由し、天空遊歩道(位山〜川上岳)を往復して川上岳を攻略することにした。しかし、このコース、往復で約26キロ… 結果的に、車に優しく、人に一番厳しいルートとなった…
枚方に10時過ぎに迎えに来てもらい、眠気に負けず、そして、京滋バイパスと東海北陸自動車道の荘川IC〜飛騨清見ICが何と夜間工事通行止めという妨害にも負けず、何とか3時前に道の駅に到着。
ほとんど車の止まっていない、ガランとした駐車場で、さっそく爆睡…
5時半に何とか起き出し、6時に出発。眠い…(涙)
標高約900mからのスタート。まずは、モンデウス飛騨位山スノーパークのゲレンデ沿いの登り。スキー場の両サイドどちらからでも登れるみたいだが、我々は北端側から登る。
スキー場の登りは、岩がゴロゴロだったりで、普通はとても登りにくいものだが、ここはギリギリスキー場の縁に沿って登って行き、道がはっきりしているので、普通に登っていける。
振り返ると雲海が美しいが、ド快晴の予報だったのに、高山はガスに覆われてしまっている…
リフトの駅があるスキー場の最上部からようやく普通の登山道となる。
下部は杉の植林帯を行くが、徐々に自然林となりブナもちらほらと… そして、位山の特徴である、巨石も徐々に表れだす。
位山のなだらかな山容の通り、さほどの登りもないのに、頂上に近い鏡岩に到達。ここでダナ林道からの安直コースが合流する(23年前に登頂した際は、ここから登りました…)。既に標高1500mを超えた。
実はここの裏側に天の岩戸があったのだが、我々は往路では気付かず素通り(笑)…
頂上台地西側に展望の良い広場があり、ここから白山が一望!
頂上は展望広場からすぐそこ。川上岳への天空遊歩道を分けると、そのすぐ先だ。
23年振りの登頂! しかし、はっきり言って、何もありません…
いよいよ川上岳への天空遊歩道へ…
「川上岳山頂まで7.4Km」の標識が重い… ルート状況が気がかりだったが、しっかりと刈り払いがされており、関係者の皆さんに感謝感謝である。
疎林の尾根にルートが延びる…
歩きやすい! これなら何とかなりそうだ。
ゆるやかなアップダウンを繰り返す。
1458ピークと、1476ピークの間の笹原から、位山(右奥)を振り返る。
縦走路を1時間弱ほどで、ようやく川上岳が正面に見えるようになった。
しかし、遠い… 今回のコースの嫌らしさは、往復コースであることだ。目指す川上岳が近づくにつれ、帰路が長くなるというジレンマ…(当たり前なのだが…)
位山から2時間も歩いたのに、まだ半分を少し超えただけ?
キレかけになる私…
気を取り直して前進を再開。
この縦走路はブナの森も点在しており、何とか精神崩壊することなく歩き続ける。
川上岳への最後の前衛峰となる1507ピークを攻略。
振り返る位山が遠い…
川上岳へラストスパート!
最後は一気に川上岳へ。
意外だったが、頂上は20人くらいで賑わっており、みな山之口川林道からの萩原町コースからだった… 林道は普通車でも何とか行けるレベルらしい(私達も虚勢を張らず、ここから登ったら良かった…)
頂上でのラーメン&ビールで至福のひと時を過ごす。
東方のアルプス方面は相変わらず厚い雲に覆われていたが、西南方向は全開!
右端から白山の連峰が続き、真ん中奥に、荒島岳。そして、左には鷲ヶ岳と馴染みの山が勢揃いである。
さあ、長い帰路が待っている。7.4キロ先の位山へ。
ここまで川上岳から2キロらしいが、まだ頂上から20分しか歩いてないので、何か距離感がおかしい…
ブナの木々と、会話で疲労を紛らわせながら、牛歩戦術で進む。
位山まで、あと1キロのところまで何とか帰ってきた。
位山山頂には何もないので素通りし、直下の展望広場で大休止。いや〜 よく戻ってきました。
まだ白山を健在だ。
しかし、ここですっかり終わったと思ったのが間違いだった。まだ登山口まで5.5キロも残っているのだ…
往路では気付かなかった(笑)、天の岩戸も無事発見。
1,233.3三角点の少し手前の森を行く。もうどれだけ遅いペースになっても日没前に着けるのは確実になってきたので、後は足を痛めないよう、超スローペースで進む。
やっとスキー場に出た。山村の秋の夕暮れが素晴らしい。
全体的にスローペースに徹したのが勝因か。最後は余裕で到着〜
道の駅の一角に、分水嶺公園がある。ここで別れた水が、最終的には木曽川と神通川になって、太平洋と日本海に流れるのだ。
「降りたら晴れる!」の山の鉄則どおり(笑)、駐車場からは雄大な御嶽が…
道の駅から車で20分ほどの「高砂中華そば」さんでチャーシュー麺を堪能。
何とか疲れで眠ることなく大阪へ帰還。疲れました…
参考タイム
11/3 | 道の駅モンデウス飛騨位山 6:05 ⇒ 6:50 スキー場最上部(登山道入口) 6:55 ⇒ 7:05 1,233.3三角点 7:05 ⇒ 8:00 天の岩戸 8:00 ⇒ 8:10 位山 8:15 ⇒ 9:35 1,443.7三角点 9:35 ⇒ 10:30 宮の大イチイ分岐 10:30 ⇒ 10:55 川上岳 11:30 ⇒ 11:50 宮の大イチイ分岐 11:50 ⇒ 12:50 1,443.7三角点 12:50 ⇒ 14:20 位山山頂直下展望広場 14:30 ⇒ 14:40 天の岩戸 14:45 ⇒ 15:20 1,233.3三角点 15:20 ⇒ 15:25 スキー場最上部(登山道入口) 15:30 ⇒ 15:55 道の駅モンデウス飛騨位山 |
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