黒姫山

黒姫山


【日 程】平成6年10月16日(日)
【人 数】男2人、女1人
【天 気】曇り時々晴れ
【コースタイム】大橋林道終点=0:20=新道分岐=1:40=黒姫山=0:25=峰ノ大池=1:25=西登山口=0:35=新道分岐=0:15=大橋林道終点 【4:40】

【記録文】
 5時に戸隠キャンプ場を出発、大橋のバス停は車ですぐ。歩きだす準備をしていると、営林署の方が作業にやって来て、林道のゲートを開けている。しばらくその様子を眺めていると、手招きをしてくれ、『一緒に奥まで入ろう』との嬉し い一言。おかげで林道終点まで車で乗り入れることができた。
 まだ薄暗い中、黒姫山への第一歩を記す。いきなりの急登。どんよりとした雲が辺り一面を覆い、気は滅入る。すぐに分岐が現れ、新道に入る。火口壁に突き上げるまでは急登が続く。何とか1本で火口壁の一角にたどり着く。妙高連峰飯綱山高妻山の懐かしい面々が迎えてくれる。焼山の左には雨飾山も姿を見せている。『宿題』の一つである。
 ここからは強風によろめきながら、火口壁を半周する。見下ろす野尻湖や黒姫高原は航空写真を見るよう。また、雲の向こうに先週登ったばかりの苗場山らしき山影も望めたりもし、期待以上の大観が広がる。大池への分岐を分けると、ピークへはあと一登り。
 祠がひっそりとたたずむピークには9時着。何より静かなのが嬉しい。岩影に隠れ、強風を避けながら周りの展望を楽しむ。四阿山と半日振りの再会を果たす。
峰ノ大池にて峰ノ大池にて
 帰路は西登山口まわりのコースを取る。いったん火口原に下る。本峰と小黒姫に囲まれた峰ノ大池は山上の別天地であった。湖面に小黒姫の端正な姿が映える。池から西登山口までは、北八ツ彷徨を思わせる1級の散策コース。落ち葉をサクサクと踏みつけながら、静かな山歩きを満喫する。西登山口で笹ヶ峰へのコースと別れると、後は平坦なコースを振り出しまで戻るのみ。途中には小粋な湿原もあり、最後まで味わい深いコースであった。
西登山口付近の湿原にて西登山口付近の湿原にて
 帰りは妙高高原池ノ平まで足をのばし、『ランドマーク妙高高原』(入浴料千円と高価だが、ムチャクチャ奇麗で、一浴の価値あり)で汗を流し、充実した山旅をしめくくったのでありました。


   

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