−いつものように、温泉、グルメ三昧で,山は二の次のお気楽山旅−
旅の概要
2014年10月24日(金)〜27日(月) | ||
単独 | ||
熊本〜杵島岳登山〜阿蘇神社〜長湯温泉 | 長湯温泉〜鋸山登山〜真木大堂〜富貴寺〜中山仙境登山〜両子寺〜両子山登山〜杵築〜明礬温泉〜別府 | 別府〜鞍岳登山〜内牧温泉〜地獄温泉〜白川水源〜南阿蘇久木野温泉 | 南阿蘇久木野温泉〜国見岳登山〜通潤橋〜雲厳禅寺(霊厳洞)〜熊本〜京都 |
旅行記
10/23 晴れ
熊本で週末に出張が入ると言う願ってもない状況。8年振りの熊本行に心が躍り、いろいろと思惑を巡らせる。
やって来ました。8年振りの熊本です。熊本城は来るたびに櫓や本丸御殿等が増築され、ただでさえ立派なのに、さらに立派になっていく。
会議は13時半からなので、まずは腹ごしらえと、熊本ラーメンの元祖「こむらさき」さんへ。
ひと捻りして、納豆ラーメンをチョイス。
会議場に乗り込み、部下と合流し、真面目に仕事、仕事…
下通りの「はや川」さんの馬のロース刺しとレバ刺し 20:31
夜の懇親会を早々に抜け出し、部下と下通りの「はや川」さんへ。
8年前にも痛飲した店で、熊本グルメを堪能!
焼酎が進み、意識が…
ヨロヨロとホテルの近くにあった「一麺や」さんに吸い込まれ、ねぎらーめんをチョイス。
今日2杯目のラーメン。また太るな…
ホテルに戻った記憶なし…
10/24 晴れ
朝一から会議をこなし、現地視察もキャンセルし、何と10時から時間休を取得し、レンタカーをゲット。
レンタカーの機動力を最大限に発揮し、昼前には阿蘇草千里の駐車場へ到達。8年前に登り残していた杵島岳に突撃する。
草千里浜から北側に下り、御朱印集めに阿蘇神社へ。パワースポット流行で、前回来た8年前とは、打って変った大盛況振り。昔はまともな駐車場もなかった記憶があるが、今では周囲に何箇所も駐車場が整備され、しかも、どこも平日なのに満車で、駐車スペースを確保するのに右往左往してしまった。
望みどおり、御朱印をいただき、本日の最終目的地である長湯温泉を目指す。産山村経由のワインディングロードを、どんどん近づく九重の山並みに見とれながらの爽快なドライブで、温泉には15時半頃に到着。
まったく擦れていない長閑な温泉街。ガニ湯は温泉街の象徴であり、芹川沿いにある丸見え露天風呂。
入ってみようかと思ったが、この時期は温度が低すぎて断念…
そして、温泉街の西端に公衆浴場の「ラムネ温泉」がある。東京大学名誉教授の藤森照信氏による、銅版と焼杉をふんだんに使った、何とも趣のある建築物。
早速、入浴するが、名の通り、このお湯は日本最強濃度クラスの炭酸泉で、しかも温度が30度ほどのヌル湯なので、炭酸の気泡が良く残り、少し入浴しただけで、体中にびっしりと泡が付き、文字通り長湯必至である。今日は平日なので、泡付きの良いヌル湯を満喫できたが、休日は凄い人出らしく、ラッキーだった。
少し早目の夕食は、レトロな外観が印象的な「ガニ湯本舗 天風庵」さんで、エノハ(ヤマメ)づくし。
刺身、天ぷら、背ごしを本格焼酎と共に堪能し、本日2回目の「ラムネ温泉」に突入。
22時の終業時間まで3時間近くヌル湯を独占し、すっかり泡だらけ、ふやけた体で車中泊となった。
10/25 晴れ
今日は国東半島を満喫する1日。5時に起床し、別府経由で半島へ。まずは田原山(鋸山)へ向かう。妙善坊の集落からすぐの登山口にはトイレ付のパーキングスペースがある。
住職不在で御朱印が頂戴できなかったのは残念だったが、両子寺をのんびり拝観し、杵築の城下町へ下る。
まずは杵築城へ。八坂川の河口と別府湾に突き出した城からの眺めは最高。旅情が高まる。
杵築は南北の高台に武家屋敷が建ち、合間の低地に商人街が建ち並ぶ、唯一の「サンドイッチ型城下町」らしく、興味津々で現地に向かったが、なるほどなかなかに興味深い光景であった。
さあ、別府へ。高速道路で一気に別府市内に侵入し、温泉はいろいろと迷ったが、成分が一番濃そうな明礬温泉をチョイス。高台の「みょうばん湯の里」さんの大露天風呂へ。湯量豊富でカランの湯も温泉のようだ。
高台で展望抜群の大露天風呂で本日の3連登の疲れを癒した後は、別府駅前へ。余りの喧騒さに寝られるか不安になったが、面倒くさくなったので、駅前の便利なコインパーキングに車を止め、今日のメインイベントへ。
「るるぶ」でチェックしておいた「みなみ丸 合歓」さんに突撃すると、何とかカウンターの一席を確保し、関サバ4000円をオーダー。大将(関サバ、関アジ専門の現役漁師らしい)は目の前の生簀からサバをすくい上げると、水しぶきを私に浴びせながら、サバを慣れた手つきでさばいていく。
また、ラッキーなことに、私の隣に座ったオッサンが関アジを注文したので、2人でサバとアジをシェアすることができた。
この他、名物のとり天も堪能し、大満足でお会計。千鳥足で駅前に戻る。
遊び倒した本日のオーラスは、レトロな外観が特徴的な「駅前高等温泉」へ。昨晩の「ラムネ温泉」同様、客は私だけだった。
源泉の異なる「あつ湯」と「ぬる湯」があるが、「ぬる湯」をチョイス。200円で源泉掛け流し湯を独占し、大満足で車に戻る。騒がしい駅前で寝られるか不安だったが、自分を見くびっていた。あっと言う間に爆睡…
10/26 曇り時々晴れ
寝過ごした! 6時過ぎまで寝てしまった! 絶好の好天が見込まれた明日(最終日)は熊本県最高峰の国見岳に登りたかったので、この日は再び阿蘇周辺に戻り、辺りをウロウロすることに。
別府ICから九重ICへ向かい、小国経由で、菊池市まで戻り、阿蘇外輪山西端の鞍岳へ向かう林道に入る。山麓からしっかりと登るコースもあったが、この日は昨日の疲れと天気ももう一つということもあり、さらに林道を登った登山口から横着することに。
林道をそのまま進むと、ミルクロードに合流し、通称「ラピュタの道」と呼ばれる、眺望抜群で運転していると宙に浮いているような細い車道で外輪山の壁面を転げ落ちると、内牧温泉に到着。
阿蘇のあか牛丼で名高い超有名店の「いまきん」さんに向かったが、11時の始業時間の30分前にもかかわらず、長蛇の列ができており、こらえ性のない私はあえなく断念…
仕方がないので、から揚げスタンドで購入したから揚げで小腹を満たし、町湯の一つ「宝湯」さんへ。ここは割烹の「がね政」さんが管理しており、ひと声かけて、200円を支払って入場する。
温泉街は、かなりの人だかりだったが、この湯船は私の独占! やや茶褐色の源泉がドバドバと出まくる100%温泉を独り占めし、1時間以上も沈んでいた。
続いて、南阿蘇の地獄温泉をハシゴする。垂玉温泉からさらに車道を上がった所に地獄温泉はある。600円で4箇所の風呂が入湯可能だが、私が入ったのは半露天の「すずめの湯」。
あつ湯とぬる湯ゾーンがあるが、全て足下湧出の白濁湯で、ポコポコと湯が湧き出している。名湯のハシゴにすっかり大満足である。
明日は4時には活動を開始したかったので、早々に寝たいと思っていたが、まだ16時だったので、近くの白川水源に立ち寄ることに。
水も旨かったが、周囲の緑豊かな散策路が気持ち良かった。
午後は南阿蘇を行ったり来たりしたが、この日は久木野の温泉施設「木の香湯」で寝ることに。近くに台湾料理屋で阿蘇あか牛を使った牛肉麺で有名な「龍駿園」さんがあったので、ここで痛飲。
牛肉麺とギョーザでこの日も昇天!
ヨロヨロと温泉まで歩いて戻り、今日3度目で、今山旅6湯目の温泉に入ってから、この日も車内泊。雷雨があり、何度か目が覚めたが、結局この日も爆睡した。
10/27 快晴
今日は予定どおり4時起床。この日のターゲットの国見岳は、15年前に悪天のため、そして、8年前には林道崩壊のため、撤退した苦い思い出のある山である。今回は林道の状況は事前に通行可能と調べていたので、天候だけが問題だったが、頭上には星が瞬いている。
勇躍出発。高森から外輪山を越え、馬見原を目指すが、濃い霧が立ち込めており、スピードが出せない。馬見原から西進し、細い車道で内大臣を目指す。物凄い山奥で心細くなったが、何とか内大臣まで到着。
しかし、今度は暗闇の中、林道が錯綜しており、登山口へ向かう道がよく分からず、内大臣川沿いの林道に入るまで右往左往を繰り返す。
何とか、川沿いの細道に侵入するが、すぐにダートとなり、底を打つこと数十回… レンタカー様々である(すいません)。果てしなく山中奥深くに分け入り、ようやく広河原登山口に到着。はっきり言って、ここまで来れた時点で、国見岳登山は9割方成功したようなもんです。
15年前の撤退時と同じく、通潤橋を見てから、熊本市内へ。途中、佐土原の「天然温泉 一休」さんに立ち寄り、ひと風呂浴びた後、まだ時間があったので、宮本武蔵ゆかりの霊厳洞へ。
武蔵がここに籠り、「五輪書」を記したところ。山旅の最後を厳かな雰囲気で占め、レンタカーを返却し、市内中心部へ。
そして、今山旅の最後も、8年前と同じく、下通りの「はや川」さんで舌鼓を打つ。
写真の料理は「一文字ぐるぐる」。茹でた一文字(熊本の方言でネギのこと)をグルグル巻きにして、酢味噌で味わう郷土料理。アテには最高!
見た目が鮮やかすぎる造り盛!
馬刺しは、木曜日に堪能したので、今日は、馬焼きで。
最後は、馬肉入りの特製「だご汁」でフィニッシュ!
これで終わりにしようと思いきや、酔っぱらうと、やっぱりラーメン屋へ…
熊本ラーメン最高峰の呼び声高い「天外天」さんへ突撃! たっぷりとふり掛けられたローストガーリックにメロメロ。旅の終わりはグダグダに…
やってることは全く変わらない、進歩の全くない山旅が、また一つ終わった。
諸国名山探訪
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