摩耶山

－やりたい放題の新潟・山形の単独行第二弾！　やっぱり今回もメインはグルメだった…－

山行概要

日　程	２０１６年１０月３０日(日)
山　域	朝日連峰
天　気	晴れ
ﾒﾝﾊﾞー	単独
ｺｰｽﾀｲﾑ	越沢登山口=0:15=初心者コース分岐=0:25=仙人ヶ岩屋・七ツ滝分岐=0:45=摩耶山=0:20=摩耶山避難小屋=0:35=初心者コース分岐=0:10=越沢登山口【2:30】

記録文（写真はクリックで拡大）

　一昨日の新保岳から続く、今山旅第二弾。
　４時半起床。すぐに車を走らせ、鶴岡からＲ３４５で一路南下し、越沢集落の少し先の「摩耶山登山口」の標識に従い左折し、ダートの林道を２キロほどで越沢登山口に６時過ぎに到着。さすがに私が一番乗りのようだ。夜明け直後で熊の恐怖が高まるが、今回も熊鈴と笛を吹きながら出発する。
　最初は沢の右岸沿いに進むが、すぐに鉄の橋で左岸に渡る。まだ薄暗くてよく分からないが、周囲の木々はかなり色づいているようだ。
　右手にナメ滝が合流するところで、ベテランコースと初心者コースが分岐するが、そのまま沢沿いにベテランコースを進む。沢をへつりながら進んでいくと、前方に爆音が聞こえ、弁財天ノ滝が現れる。

弁財天ノ滝　6:40

　滝の左手には垂直の長梯子が架かっているのが見える。滝の手前で渡渉し右岸へ。

弁財天ノ滝を鉄梯子で突破！　6:42

　梯子を一気に登り、滝を突破し、中尾根コースに取り付く。
　登りでもスリップしてしまうような、とにかく急なコースである。さっきの梯子もそうだが、このコースは、できるだけ登りに使った方が良いだろう。四肢を最大限に活用しながら、登って行く。

摩耶山の頂稜　7:16

　いったん、緩やかになるが、前方に壁のように切り立つ摩耶山の頂稜が見え、げんなり。
　それでも荷物が軽いので、一気に攻略し、摩耶山の頂稜へ到達。登ってびっくりで、この南北に延びる頂稜はまさにナイフリッジ状で、登ってきた西面も急だが、東面はさらに切り立っている。

鉾ヶ峰と鑓ヶ峰　7:40

　そして、絶壁を挟んで東方には、ガイドブックの写真でお馴染みの、鉾ヶ峰と鑓ヶ峰の鋭く切り立った峰々が並び立つ光景が目に入る。摩耶山の頂上は、登りついた所から、すぐ南であった。

摩耶山頂上の展望　7:53

　改めてだが、展望が素晴らしい。僅か１０００ｍ足らずの山とは思えない、山深さと切り立った山々に圧倒される。心ゆくまでこの展望を味わう。
　下山は初心者コースを下る。難路として名高い倉沢コースを左に分けると、六体地蔵が静かに路傍に佇んでいる。ここから一気に下って行く。こちらも急だが、中尾根コース程ではない。
　ブナの黄葉を愛でながらの下りで、あっと言う間に避難小屋に到着する。ここからは七ツ滝へ下る破線路が分岐している。

黄葉の森を下る　8:33

　小屋のすぐ下の、「うがい清水」という、ほとんど使えそうにない水場を過ぎ、しばらく下ると、追分の分岐に到着。ここで関川コースを左に分け、さらに山腹を絡みながら下る。
　昨日からの雨で、半分沢になったドロドロの道をスリップに注意しながら下って行くと、グループの人声がし、ベテランコースと初心者コースの分岐に戻ってきた。

沢沿いに下る　8:51