三上山

三上山


御上神社付近から仰ぐ三上山 御上神社付近から仰ぐ三上山


【日 程】1999年1月23日(土)
【天 気】快晴
【メンバ―】単独
【コース】御上神社〜元妙見堂〜三上山〜天保義民碑〜御上神社

【記録文】
 午前中だけフリーな時間を捻出できたので、早起きして近所の三上山を目指すことにする。京都市内から三上山へは早朝でガラガラのR1、8を突っ走れば、1時間もかからない。国道脇の御上神社駐車場に車を止める。朝霧の中に富士がぼんやりと浮かぶ。
 駐車場向かいのコンビニで軽食を調達してから、畑を横切り三上の古い集落へ。表道登山口に導かれ、妙見堂の脇から山道に入る。石段の急登が続く。息が上がりかける頃、不意に小平地に飛び出した。元妙見堂の跡地である。礎石しか見当たらない境内は少々不気味だった。なおも登る。露岩がしだいに多くなってきて、登山道はそれらを縫いながら付けられている。途中、少し寄り道したところにある露岩は展望抜群で、琵琶湖が見下ろせた。
 山頂直下に至ると土の上より岩の上を歩く割合のほうが多くなり、急なところには足場のカッティングや手すりまで付けられていた。どこからか奇声が上がったので、不安になりながら進むと、ピークで地元の方が剣道の稽古中であった。ピーク(雄山)は360度の展望とまではいかないが、それでも湖南は一望できる。
長居したかったが、駐車場から1時間もかかならなかったので、厳寒の下、ほとんど体が温もっていない。故に速攻で下山開始。少し下がると、すぐに雌山の登りとなる。山麓からは全く分からなかったが、近江富士と言いながらも、この山は双耳峰なのであった。雌山からは一気の急降下。登りより下りで息が上がってしまった。情けない。打越の名がある鞍部を右に折れると、すぐに天保義民碑がある。日本史マニアの私だが、恥ずかしいことに天保一揆については全く初耳であり、案内板を熟読してしまった。
 義民碑からは車道となり、すぐに振り出しの三上集落が現れる。車まで戻り、ザックを置いてから、御上神社にゆっくりと参拝した。それでも京都に戻ったのは、まだ10時前だった。


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