和泉葛城山・三国山

和泉葛城山・三国山


【日 程】1999年1月2日(土)
【山 域】和泉山脈
【メンバー】男3人、女2人
【天 気】晴れ時々曇り
【コース】
 蕎原バス停=1:45=和泉葛城山=0:55=鍋谷峠=0:20=経塚山分岐(経塚山往復10分)=0:15=七越峠=0:40=千本杉峠=1:10=蔵岩分岐(蔵岩往復20分)=0:05=槇尾山=0:15=槇尾山バス停【5:55】

【記録文】
 南海難波駅に7時に集合、貝塚で水間鉄道に乗り換え、終点の水間下車。すぐに接続している蕎原行きのバスをじっと待つが、なかなか現れないので、駅員に尋ねてみると、正月時は水間観音周辺に出る屋台のせいで、バスは駅前道路を走れず、始発は2つばかり先のバス停から出るとのこと。それだったら貼り紙でもしとけ!と激怒しながら、仕方なくタクシーに乗り込み、蕎原へ。蕎原到着は皮肉にもバスと同時だった。
 バス停から山へ延びる車道を進む。すぐに「Bコース登山口」の標識が現れ、山道に入る。例に漏れずこのルートも尾根に取り付くまでがジグザグの急登。正月休みで運動不足の体から一気に汗がふきだす。登りついた稜線からは大阪湾をはさんで六甲連山が雄大な姿を見せていた。


和泉葛城ピーク直下にて 和泉葛城ピーク直下にて


 ルートはいったん車道を横切り、ゆるやかに登っていく。頂上直下にお目当てのブナ林が現れ、一同歓声を上げるが、残念なことに去年の台風の被害か、倒れているブナが目に付く。最後は凍りついた石段を慎重に登り、葛城山に到着。ピークからの展望はいまいちなので、すぐ南側の車道に下りる。風が強く、無茶苦茶寒いが、紀州竜門生石、奥高野の山々が青くかすむ。
 三国山へ向け、縦走開始。といってもこの区間は車道歩きがかなり多い。NTTの電波塔手前まで車道を進み、大石山は前回ピークを踏んでいるので、今回はピーク手前で分岐する巻き道に入る。植林帯を延々とトラヴァースしていくこのルート、確かに楽だが、変化に乏しく少々タルい。鍋谷峠で再び車道に合流し、以後、七越峠、三国山を越えセトまでずっと車道歩きとなる。この車道、なかなか傾斜があり、かなりしんどい。
 七越峠手前で、私ともう一人、ピークハンター2人だけが経塚山の登頂に向かう。他のメンバーはあきれ返っていた。経塚山は予想通り展望ゼロだったが、我々2人は大満足であった。七越峠に到着。これでとりあえずトレースはつながった。冷え切った体に無理やりビールを流し込み、昼食をとる。
 峠からなおも車道を進む。三国山のピークは車道のすぐ横だが、今回は先を急ぐ。林道終点のセトでは大和葛城、金剛岩湧山のパノラマが広がる。景色は確かに良いが、6年前に来たときはこんなポイントは無かったと記憶してるので、複雑な心境である。
 ここから桧原越の雰囲気の良い山道となる。以前来た時にこの古道を絶賛しながら歩いたのが懐かしい。次来るときにこの道は残っているのだろうか… 快調に歩を進め、施福寺の喧騒が聞こえてきた辺りで、ザックをデポし、蔵岩を往復することにする。両手両足を使っての物凄い急登。ヒーヒー言って登りついた蔵岩は何もさえぎるものがない露岩。岩湧山の雄大な山容が印象深い。
 最後は施福寺に参拝の後、バスで和泉中央駅に出て、ナンバに向かった。そしていつものように宴会となった。
 振り返ってみると距離的には結構歩いた99年の新年山行だった。


【タイム】
 08:25    蕎原バス停
 09:15-09:20 休憩(車道合流点)
 10:20-10:35 和泉葛城山
 11:10-11:15 石道標
 11:35    鍋谷峠
 11:55    経塚山分岐
 12:00    経塚山
 12:05    経塚山分岐
 12:20-12:50 七越峠
 13:30    千本杉峠
 14:40-14:45 蔵岩分岐
 14:55-15:00 蔵岩
 15:15-16:05 施福寺
 16:20    槇尾山バス停


   

      

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