御正体山

御正体山


【日 程】平成6年2月11日(金)
【天 気】晴れ後曇り
【メンバー】男3人、女1人
【コースタイム】谷村町駅=TAXI=三輪神社=0:25=林道終点=1:55=峰宮跡=0:35=御正体山=0:30=前ノ岳=0:25=中ノ岳=0:25=奥ノ岳=0:40=山伏峠【4:55】

【記録文】
10:30 三輪神社前でタクシーを降り(1500円)、準備体操もそこそこに慌ただしく出発する。ガイドでは神社の石段を登るということになっているが、ガチガチに凍結し、危険なため林道を迂回する事にする。しかし、この林道もツルツルで、非常に難渋した。
10:55 林道終点。登山道は杉林の中に続いている。すぐに仏ヶ沢を渡り、尾根への取り付きになるが、これがなかなか急で。やっとのことで尾根に突き上げると思わず座り込んでしまった。
 ここからは幾分ゆるやかになるが、積雪の量は急に増し、それに足をとられ、しんどさはあまり変わらない。木々の間から奥秩父、丹沢の山並みが望めることだけが救いだ。
 最初はゆるやかだった尾根道もしだいに急になってくる。峰宮跡らしき高みはすぐ頭上にあるのだが、なかなか近づかない。みな汗だくになる。
13:10 やっとのこと峰宮跡にたどり着く。ほとんどコースタイムどおりかかってしまった。ちょっとナメすぎていたようだ。が、待望の富士が顔を覗かせ、モチベーションは回復する。
 ピークへは、ここからいったん下り、登り返さなければならないが、今までの登りに比べると大したことはない。雪を蹴りあげるように進む。
14:05 御正体山(1681.6m)到着。展望は皆無だが、ゆっくりと落ち着ける場所だ。個人的にはこれで二百名山の百登目。感慨に浸る暇もなく、すぐに遅めの昼食の準備に取り掛かる。
15:00 ピークを後にする。山伏峠までは約2時間半かかるので、若干焦りぎみ。幸いにも南向きの稜線のため、ほとんど積雪は無い。前ノ岳、中ノ岳と若干のアップダウンがあるだけの稜線を駆け抜ける。
奥ノ岳から丹沢方面を望む奥ノ岳から丹沢方面を望む
16:20 巨大な送電線鉄塔が立つ奥ノ岳に到着。鉄塔はかなり目障りだが、回りの木々は刈られており、丹沢、箱根等の展望が良い。勿論至近距離の富士も石割山の背後に圧倒的な大きさで迫る。
 もうかなり日が傾いてきた。パラパラと写真を撮り、休憩もそこそこに山伏峠に向かう。峠へは膝が笑うほどの急坂だが、よく踏まれ、多少暗くなっても安全に下れそうだ。日没との競争を楽しむように下る。
17:05 山伏峠着。何とか日没前に下山することができた。ところが、峠の宿泊施設は休業しており、まわりに公衆電話も無い。ここでタクシーを呼ぼうと思っていただけに、ガックリきた。おかげで我々はさらに車道を30分ほど山中湖側に下った所にある売店までの歩行を余儀なくされたのであった。


   

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