三峰山・城ガ峰

三峰山・城ガ峰


帰りに寄った慈眼院金堂にて 帰りに寄った慈眼院金堂にて


【日 程】1995年1月2日(月)
【山 域】和泉山脈
【メンバー】男2人、女1人
【天 気】曇り
【コース】南海泉佐野駅=バス=犬鳴山=0:30=茶口=0:55=三峰山=0:30=城ガ峰=1:05=笹峠=0:35=稲倉池=0:45=慈眼院【4:20】

【記録文】
 難波に8時に集合、電車、バスを乗り継いで犬鳴山に降り立ったのは10時前であった。犬鳴山七宝滝寺に参拝しようかとも思ったが、カットしてトラックがやたら多い車道を茶口を目指す。茶口の集落は巨大な採石場のすぐ先。道標は全く無いが、一番南の民家の前からそれらしい小道が山に向かって延びている。ここから車道を離れる。 最新の地図を見るとこのルートは採石場の拡大で完全に消滅しているようです。ご注意ください。
 いきなりの急登。トレ不足の体にはこたえる。一気に支尾根に登りつき、神通畑からの道を合わせる。やがて先程の採石場の上部を進むようになる。足下は切り立っており、あまり気分の良い所ではないが、大峰、奥高野、紀州竜門などの展望が広がる。ここからは雑木林の中をゆるやかに高度を上げてゆき、最後に急坂の一登りをこなすと、三峰山山頂の一角に出る。三角点ピークはもう一つ西のコブにある。展望全くなし。静寂な頂だ。
 城ガ峰へは、ゆるやかなアップダウンを繰り返していく。関西の低山には珍しく全山自然林に覆われているのが、とてもありがたい。しっとりとした木漏れ日ハイクを楽しむ。城ガ峰も標識が無ければ通り過ぎてしまいそうな小さなコブ。木々の間から関空が見える。
 城ガ峰〜笹峠の尾根歩きは今日のハイライト。植生がガラッと変わり、アカマツの疎林と岩尾根という明るい景色が展開する。展望の良いコブがいくつもあり、関空をはじめ大阪湾方面の大観が広がる。大満足の展望ルートだ。
 笹峠は別名ラッキーリングとも言う。何がラッキーなのかさっぱり分からないが、新年早々縁起がよいと無理矢理納得する。峠からすぐに車道となり、後は稲倉池まで坦々と進む。あいにく稲倉池は涸れきっており、何とも荒涼とした光景が広がっていた。小富士山は今回は割愛し、そのかわり慈眼院まで歩くことにする。この慈眼院までのルートは静かな散歩道といった感じでなかなかお勧めのルートです。結局、慈眼院には午後3時半着。ここの多宝塔(国宝)、金堂(重文)の渋い佇まいは必見です。


      

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