【日 程】2000年1月2日(土)
【山 域】和泉山脈
【メンバー】男2人、女2人
【天 気】晴れ後曇り
【コース】
泉北高速鉄道和泉中央駅=taxi=槇尾山バス停=0:20=槇尾山施福寺=0:30=ボテ峠=0:25=滝畑新関屋橋=1:35=岩湧山=0:25=五ツ辻=0:30=林道栗山札ノ辻線分岐=0:50=三石山=1:00=国民宿舎紀伊見荘【5:35】
【記録文】
2000年の節目も間も変わらず和泉山脈で幕を開けた。これで8年連続となる。残り少なくなった山脈の空白地帯を繋ぐため、昨年のゴール地点の施福寺からスタートする。
朝早くから多くの参拝客が訪れていた施福寺を後に、ダイトレを滝畑に向かう。山ひだを縫うように番屋峠、ボテ峠と越えていく。ほとんどアップダウンがなく、また足下は落ち葉が敷き詰められた快適な散策路である。3つ目の山ひだを越えると、目の前が急に明るくなり、ダムサイトの滝畑西ノ村に降り立つ。舗装路を進み、新関屋橋を渡った東側には綺麗なトイレがあり、ここで休憩。
岩湧山へ雑木林を行く
岩湧山へは立派な道標に導かれ、再び山道へ。かなりの急登となるが、すぐになだらかで、この辺りでは珍しい自然林の中の心地よい道に変わる。南面には冬枯れの木々の間から南葛城山の膨大な山体が指呼の間。送電線の鉄塔が現れるとカヤトの原はもうすぐそこ。点々と雪が混じるカヤトの原を直登し、ほぼ7年振りとなる岩湧のピークへ。そこは昔の記憶そのまんまの佇まい。大展望もそのままだが、大阪湾に浮かぶ関空の姿だけが変わったように思えた。ここで昼食とする。辺りでは既に30人前後のハイカーが憩っており、さすがに関西でも屈指の人気の山である。
岩湧山から大峰の主稜を望む
岩湧山から望む金剛山
いつものようにラーメン&ビールの昼食をとり、さらに東へ向かう。ピーク直下からは、今まで見えなかった大峰、大台の重厚な山並みがくっきりと望めた。特に大峰は稲村、行者還、八経、釈迦岳がはっきりと指摘できる程で、岩湧は三度目の登頂だが、ここまで鮮明に見渡せたのは始めてで、最高のお年玉であった。幅広のダイトレらしい道を快調に飛ばし、南葛城山の分岐のすぐ先でさらに南に分かれる林道に入り、ダイトレを離れ、三石山に向かう。林道が錯綜しており、中々判りづらいが、要所には道標があり、迷うことは無い。ずっと林道を進み最後は三石山の肩に出たので、山頂に伸びる小道を拾う。ピークは木々に囲まれた静かな小平地。何の変哲も無い山だが、個人的にはこの辺りで数少なくなった未踏の山であったので、結構満足だった。
帰路は反対側(東北側)の急斜面を下る。すぐに林道高山線に降り立ち、後はこの林道を下るだけ。心は既に紀伊見荘の温泉へと飛んでいた。
【タイム】
08:20 槇尾山バス停
08:40-08:55 槇尾山施福寺
09:25 ボテ峠
09:50-10:05 滝畑新関屋橋
11:40-12:40 岩湧山
13:05 五ツ辻
13:35 林道栗山札ノ辻線分岐
14:25-14:35 三石山
15:35 国民宿舎紀伊見荘