南木曾岳

南木曾岳


【日 程】平成10年4月29日(祝)
【山 域】中央アルプス前衛
【天 気】曇り時々晴れ
【メンバー】男2人、女1人
【コースタイム】登山口=0:35=喉ノ滝展望地=1:00=南木曾岳=0:20=摩利支天=0:50=登山口【2:45】

【記録文】
 京都を前日の午後11時過ぎに発進。快調に高速を飛ばし、3時には中津川インターからすぐの道の駅「賎母」に到着。しばらく仮眠してから、翌朝6時に再び車を走らせ、妻篭で右折し、R256を進むとすぐに尾越の集落が現れる。途中の南木曾温泉をチェックしてから、「南木曾岳キャンプ場」の標識に従い、左折。以後林道をひたすらつめ、最後はダートになるが、避難小屋まで入ることができる。小屋前には10台以上停められる駐車場もある。
 ルートは最初自然観察道として始まる。時折林道とも交差しつつゆるやかに進むが、頭上に見える頂稜部は今にも倒れてきそうなほど急峻に聳え立っている。谷筋を進むようになるとすぐに「登山道」と「下山道」との分岐が現れる。迷わず「登山道」を選択し、なおも沢に沿って登ると、喉ノ滝の展望台があり、よい休憩場所となっている。が、滝はどこなのかはっきりとよく分からなかった。
二つ目の鎖場にて二つ目の鎖場にて
 ここから急登が始まる。この急傾斜はまさに「壁」と言ったところ。あっという間に尾越の集落が豆粒ほどに変わる。簡単な鎖場を2箇所通過し、なおも登るとカブト岩。ここまで登ればもうピークに着いたも同然。後はゆるやかに頂稜を進み。三角点の埋まるピークに到着。展望全くなし。しかし、少し進んだ所にある大岩からは、深い木曽谷が見下ろせる。御岳や中アも見えるはずなのだが、今日は霞んでおり、全く見えない。
頂稜の笹原を行く頂稜の笹原を行く
 1時間ほど粘ったが、ついに霞はとれず、あきらめて下山を開始する。避難小屋横から気持ちの良い笹原の中を摩利支天へと時計回りに進む。摩利支天も大岩の展望台となっており、登山口がすぐ真下に見え、超急降下コースを覚悟する。果たして物凄い急降下が始まる。我々はひたすら足元に集中して一気に下りきったが、短時間の間で膝はガクガクになってしまった。
 先ほどの分岐に合流すると、後は楽勝。木曽の古木を楽しみながら、登山口へと戻った。

 そして、お目当ての南木曾温泉へ。ゆったりとした露天風呂を楽しみ、併設されている焼肉レストランで至福のひとときを過ごす。最後はもう1回入浴して、すっかり大満足のうちに木曽路を後にしたのであった。


【参 考】
 06:35    登山口(避難小屋)
 07:10-07:25 喉ノ滝展望地
 08:25-09:20 南木曽岳
 09:40-09:50 摩利支天
 10:40    登山口(避難小屋)


   

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