七種山〜七種槍縦走

−爽やかな快晴のもと、七種山の岩稜を縦走−

   
  

山行概要

日 程
2017年4月23日(日)
山 域
播州高原
天 気
快晴
メンバー
単独
コースタイム
福崎町青少年野外活動センター=0:25=金剛城寺旧山門=0:20=七種神社=0:40=七種山=0:30=小滝林道出合=0:35=七種槍=1:25=福崎町青少年野外活動センター【3:55】

記録文(写真はクリックで拡大)

 昨日の土曜日もスカッとした素晴らしい好天だったが、諸事情により、涙の自宅待機…
 翌日も好天とのことで、枚方の実家に帰り、早々に就寝し、万全の態勢を整える。
 3時半に起床し、4時に侵攻開始。ターゲットは、関西百名山登り残しの播州は七種山。もっと本格的な山に登っても良いのだが、運動不足により、腰が引けてしまったのだ…

 中国自動車道の福崎ICから10分ほどで、田口奥池の畔にある、登山口の福崎町立青少年野外活動センターに到着するので、アクセス良好。
 センターの駐車場は利用者以外使用不可とのことで、登山者は、センターに隣接する、「里山公園なぐさの森」の駐車場に止めることになっている。

駐車場 5:54

 駐車場は、10台ほど駐車可能。6時前の到着だったので、先行者は1台のみ。
 まずは車道に沿って進む。薬師峯への分岐を左に分け、さらに進むと、山門が目に入る。

金剛城寺旧山門 6:19

 これが、現在、田口奥池の入口付近に立つ金剛城寺の旧山門で、金剛城寺が、かって昨門寺と名乗り、七種の滝の近くにあった時代の伽藍の唯一の遺構であり、江戸時代の元禄14年(1701年)建立と伝えられている。

虹ヶ滝 6:35

 さらに林道は細く、傾斜を増す。雌滝、夫婦滝と、滝が次々と現れるが、木々に遮られて良く見えない。
 そして、七種神社の鳥居が現れ、林道は終了。山道となる。最初に目の前に現れる立派な滝は虹ヶ滝。
 ジグザグに登っていくと、七種(しちくさ)神社に到着。

七種の滝雄滝 6:45

 七種神社は、創立年月不詳。播磨風土記に見える奈具佐山の神とも云われ、古くより作門寺の鎮守と仰がれたとのことだが、それよりも、現在は、県下八景に選ばれ、落差72m、幅3m、48変化とも呼ばれる七種の滝雄滝を眼前に見られることで有名だ。
 雄滝は、この時期、水量不足から、迫力はそれほどのものではなかったが、それでも、標高600m余りの低山に、70mを超える落差の滝が内蔵されているとは、驚きである。
 境内の裏手から、七種山への急登に入る。一気の急登をこなすと、七種滝の落ち口に出る。すぐ先は70m超えの断崖が… 怖くて腰が引けた。

展望台 7:17

 さらに急登が続く。山頂直下に展望台があり、南面の展望が開ける。七種薬師をはじめ、はるか瀬戸内まで望める。
 七種山の山頂は展望ないので、ここは貴重な存在である。

七種山 7:27

 少し上って七種山山頂。展望ないので、先を急ぐ。すっきりと稜線を縦走しようと思ったら、いったん北に尾根どおしに進む必要があり縦走路も付けられているが、ここは、「つなぎ岩」や「笠岩」などの見どころがある、小滝林道に一気に下るルートを取る。
 正直なところ、あまり大した景色とは言えなかったが、一気に急坂を下っていくと、小滝林道に出た。

七種槍 8:44

 谷を渡り、反対側の斜面を登り返すと、七種槍へ続く稜線に登り着く。以降、この稜線を忠実にたどっていく。
 七種槍へは、さすがに急登が続く。最後は肩のような地形から、ピークへ往復するようになっているが、これがエグい。ヒーヒー言いながら、ピークへ。
 主峰と同様、この山も展望不良だが、山容そのままのピークらしいピークであった。

岩稜を行く 9:28

 縦走を再開。時折、岩稜混じりの急峻な尾根歩きとなる。過去に転落事故が何度か発生しているらしく、注意喚起の看板が何度も現れ、身構えるが、通過してみると何のこともなかった。

田口奥池 9:53

 右前方の田口奥池が、どんどん近づいてきて、最後は一気に池畔に着陸。スリップ注意。池を反時計回りに進み、駐車場に戻ってきた。
 まずは風呂だろうと、JR福崎駅近くの「福ふく温泉」に向かったが、始業直後で近所のお年寄りで超満員ということで、やむなく転進。東隣町の加東市滝野にある「滝野温泉ぽかぽ」へ。
 広々とした露天風呂他を満喫する。風呂上りでも、まだ昼過ぎ。中国道でのんびり帰った。

参考タイム

4/23福崎町立青少年野外活動センター 5:556:20 金剛城寺旧山門 6:206:40 七種神社 6:457:25 七種山 7:308:00 小滝林道出合 8:008:35 七種槍 8:4510:00 福崎町立青少年野外活動センター

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