成高峰・和泉葛城山

成高峰・和泉葛城山


成高峰から三国山方面を望む 成高峰から三国山方面を望む


【日 程】1994年1月2日(日)
【山 域】和泉山脈
【メンバー】男3人、女1人
【天 気】快晴
【コース】JR笠田駅=TAXI=大松=0:35=成高峰東肩=0:15=成高峰=0:35=三ツ塚=0:30=和泉葛城山=0:20=葛城山一等三角点=0:20=大石ノ峰=0:05=ハナノタワ=0:25=カシ平=0:40=牛滝山大威徳寺【3:45】

【記録文】
 今回起点となる大松の集落は、既に結構な高さにあり、ここからの展望は、紀ノ川を挟んで高野、大峰の山々がズラリと並び、壮観。足取りも軽く、出発する。
 集落の奥から林道を進むと、すぐに薄暗い植林帯の中を進むようになる。大タワで一旦林道と別れ、尾根の西側を巻く山道に入る。この辺りは雑木林の中の散策道といった感じで、目指す成高峰も見え隠れし、大変気持ちが良い。10分ほどで成高峰の東肩に出るが、今までの山道はここで林道と合流し、成高峰の北側を巻いて三ツ塚へ直行してしまうので、赤テープの目印に従い、成高峰への尾根道に入る。この尾根の北面は伐採のおかげで大変展望は良いものの、足に刈られた木が絡みつき、非常に歩きにくく、ピークにたどり着いた時にはヘトヘトになってしまう。
 ピークからの展望は最高!。この山は主稜から少し離れて位置しているため、眼前の葛城山から三国山へと続く主稜が一望のもと。またこの山にはピークにありがちな山名標示板の類は一切なく、対岸の葛城山の喧騒がまったく嘘のような静かなピークで、私は大変気に入った。
 成高峰は肩からのピストンが一般的なようだが、戻るのもシャクなので、三ツ塚まで尾根を突進することにする。最初は踏跡らしきものはあるが、その後は猛烈なブッシュが続き、最後は三ツ塚へほとんど崖のようなところを降りる羽目になる。結構おもしろかったが、体中擦り傷だらけ。少し調子に乗りすぎたか。
 葛城山までは退屈な車道歩き。約3年振りの登頂。ザックからビールを引っ張り出し、紀州の山々を眺めながらの豪勢なランチ。紀州の山は果無山脈以外は手付かず。伯母子ぐらいは行きたいなぁ…(結局、4年後に登頂した)と果てしなく広がる山並みを見つめながら思う。
 大展望に終わりを告げ、大石ノ峰への縦走に向かう。ほとんどアップダウンのないダイヤモンドトレール並みの道幅の道で、快調に進む。(ただし展望は皆無だが…)あっと言う間にピークに到着。樹林の中の静かな頂。三角点を探すが、発見できず、残念。
 だいぶ日が傾いてきた。下山開始。ハナノタワへはかなりの急降下。R嬢が見事なコケっぷりを3度も披露し、皆の喝采を浴びる。カシ平へも急な下りが続くが、今度は誰もコケることなく、林道に無事合流。
 大威徳寺に参拝し、新年山行は無事終了。後はナンバで飲み倒す。


   

      

inserted by FC2 system