−天候悪化の直前を狙い、3連登達成! 今山旅の最後も大展望を満喫−
山行概要
2005年9月17日(土) | |
北大雪連峰 | |
曇り | |
ドレイのあかざわ(♂)、私 | |
古川林道終点登山口=1:10=見晴台=0:45=ニセイカウシュッペ山=1:50=古川林道終点登山口【3:45】 |
記録文
心配していた天気は高曇り。駐車場から目指すニセイの山体が見通せるが、けっこう距離はありそう。正直、今日のコースはガイドでは5時間弱と楽勝ムードでやって来ただけに、少々気の重い景色ではある。
車内で朝食をとってから、出発。
しばらくは、疲れた体でも楽勝な幅広の平坦ルート。キロ単位の林野庁の表示が少々ウザいものの、快調に飛ばす。昨日の大雪山で「引退発言」もあった、あかざわ君の動きも今日は軽快。
しだいに周囲の木々の背が低くなってきた。展望への期待が高まる。
表大雪がドカーンと。凌雲岳、北鎮岳から比布岳辺り。特に北鎮岳は昨日登ってますからね。イカす景色です。
大槍辺り。岩稜+紅葉のなかなか派手な景色が広がってます。これをどう登っていくのか、コース取りが楽しみです。
この辺りは、正面に大槍の威容、右手には大雪を眺めながらの堪えられない尾根歩きが続く。
小槍。大槍から続く尾根上に聳えている。「激しい」景色の連発に圧倒される思い。
位置的にもこのニセイは正に表大雪の展望台と言えるのでは。
ピークへとつながる主稜線はまだまだはるか頭上。
大槍は結局、北側を巻くことに。帰路に見かけたおっちゃんが果敢に大槍へ突撃してましたが、結局、途中で撤退してました…
衛星峰の激しさに比べ、ニセイの本峰そのものは鈍頂。反時計周りに大きく迂回するような形で稜線を進むので、なかなかピークに近づけない。
大槍を巻き、さらに登り続けたところで振り返ると、大雪をバックにした大槍という何ともイカす景色が。
武利、武華岳の山並みをバックに、最後の登り。(と言っても鈍峰の見た目どおり、大した登りはありません。)
この辺りから稜線上は強風が吹き荒れるようになってきた。
ガッツポーズをしていると言うか、単に踏ん張って、風に飛ばされないようにしているだけ… クソ寒くて長居は不可能。残念ながら速攻下山。
ここからはあまり特徴ないですが、この山には良い想い出がたくさんあります。
強風のフォローを受けて、転がり落ちるように下山。写真正面の大槍は手前から右方向に巻いていく。
また会う日まで。恐らくこの後の天気の様子では、このニセイが今遠征最後の山になると予想されたので、何度も立ち止まり、大雪の姿を確かめながら、下山。
全般的に傾斜は登山道の傾斜が緩めの山なので、この日は2人とも足をかばうことなく下山することができた。
下山後に、登山ポストを確認する間抜けな私たち。
サクっとイイ感じで山行終了。正直、あまり山には期待していなくて、三百名山だからという理由で登った訳ですが、ニセイは予想以上(失礼)に素晴らしい山でした。
めしと温泉を求めて、層雲峡へ移動する。私にとっては2日連続での層雲峡温泉となった。
参考タイム
9/17 | 古川林道終点登山口 6:05 ⇒ 7:15 見晴台 7:20 ⇒ 8:05 ニセイカウシュッペ山 8:10 ⇒ 10:00 古川林道終点登山口 |
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