雄阿寒岳

−快晴は止まらない! 山はもちろん、道東のメジャー観光地も一巡り−

   

山行概要

日 程
1993年7月6日(火)
山 域
阿寒
天 気
快晴
メンバー
もりP(♂)、私
コースタイム
登山口=0:25=一合目=0:25=二合目=0:20=三合目=0:20=四合目=0:25=五合目=0:10=六合目=0:10=七合目=0:05=八合目=0:10=九合目=0:05=雄阿寒岳=0:40=五合目=1:15=登山口【4:30】

記録文

 前夜は、釧路のビジネスホテルに投宿し、駅レンタカーの終業時間ぎりぎりの20時に車を借りておく。(始業が8時からなので、それからでは時間がもったいない)
 去年釧路に来た時に、目星を付けておいた居酒屋でこの日も大フィーバー!!(今回の山旅の食費はすごかった)

 釧路を3時半にレンタカーで出発、霧の煙る『まりも国道』をぶっ飛ばす。登山口の滝口には5時に到着し、朝食もそこそこに、阿寒の森の中に踏み出す。太郎、次郎の両湖を通過した辺りから、急登が始まる。鬱蒼とした森の中を何度かジグザグを切りながら、一合目、二合目、三合目と通過していく。なにぶん視界があまり効かず、熊に遭いそうで怖い。三合目で一旦ゆるやかになったのも束の間、再び急登となり、五合目まで続く。

五合目からの雌阿寒岳、阿寒湖

 五合目でようやく周囲が開け、前方は本峰はまだ見えないものの、八合目辺りまでが望め、後方には去年訪れた雌阿寒岳、阿寒富士の全容が見渡せるようになる。

 五合目から合目の間隔が急に縮み(感覚的には五合目が八合目のような印象をもった)、背の低い灌木帯をひたすら登り、六、七合目を通過、一気に八合目に突き上げる。ここはもう頂上火口壁の一角で、すぐ目の前にピークが見える。ここから火口壁を右に半周しつつ、緩やかに下ったところが九合目。再度右回りに火口壁を登れば、巨石の散在する雄阿寒のピークである。

雄阿寒頂上

 3日連続のドピーカン。遠くに大雪連峰、眼下の広大な森林地帯に阿寒、屈斜路、摩周湖が浮かび、釧路湿原の彼方には太平洋が鈍く光る。昨日の斜里岳もはっきりと見える。

パンケトーを見下ろす

 これで去年の北海道遠征の雪辱は倍にして返済した。達成感が胸にひしひしと押し寄せる。ランチをとって、もと来た道を駆け降りる。時に午後1時半。

帰りの道から再び阿寒湖を見下ろす

 さすがに連戦で膝裏の古傷が悲鳴を上げてきた。最後は一気にスローダウン。

阿寒湖畔にて

 結構くたびれました。さあ、観光客に変身。まずは摩周湖へ。

摩周湖

 左は斜里岳。2回目ですが、前回は「霧の摩周湖」だったので、湖面を拝むのは初めて。さすがにいい色してます。

硫黄山

 さらに、硫黄山、屈斜路湖といった道東の定番観光地をドライブ。一山終わった後の観光は最高ですね。

釧路湿原

 最高の1日を満喫し、得意絶頂で釧路湿原をドライブ中、スピード違反で捕獲された… 去年も阿寒湖で追い越し禁止で捕まっているのに… ホンマにええカモです。
 以降は今までの半分のスピードでそろりそろりと釧路まで。

 その後、摩周湖、最後は釧路湿原を堪能し、午後7時前に釧路駅に帰着。またしてもカニ&ウニに舌鼓を打った後、夜行の「まりも」に乗り、樽前山に登るため札幌へと向かった。

山行データへ

諸国名山探訪

Copyright(C) Hiroshi Fujita All right reserved

inserted by FC2 system