奥高野・伯母子岳

奥高野・伯母子岳


新緑の伯母子岳遊歩道新緑の伯母子岳遊歩道


【日 程】平成10年4月26日(日)
【山 域】奥高野
【天 気】霧後晴れ
【メンバ―】男2人
【コース】伯母子岳遊歩道入口=1:20=伯母子岳=1:20=伯母子岳遊歩道入口【2:40】

【記録文】
 金曜日の夕方に天気予報を確認すると、土日とも曇り。迷ったが、とりあえず土曜日だけでもということで伯母子登山を決行することにする。
 午前3時に京都を出発。気のせいか小雨が降り続く。高野山道路に入ると今度はガスも加わり、ビビりながら運転を続け、8時前にやっとのことで護摩壇の駐車場にたどり着いた。
 小1時間ほど車内で様子を見るが、雨風はより激しくなってきた。公衆電話で天気を確認すると日曜日の予報がなんと晴れに変わっている。「騙された」と思いつつも、とりあえず今日の登山は諦め、麓の龍神温泉で1泊することにする。結局この日は入浴と昼寝で1日が終わってしまった。
 翌朝、午前4時に起床。頭上は満天の星空。意気揚々と高野龍神スカイラインをかけ上がる。が、標高1200mを越えた辺りから、またしてもガスが湧いてきて、1日振りの護摩壇駐車場の光景は昨日のそれと何ら変わりはなかった。
 すっかり失望して、しばらく様子を見ていたが、何とか雨は止んできたので、強行することにし、ダートの林道に突っ込む。7キロほど走ると、「伯母子岳遊歩道入口」の看板が表れる。
 ダメモトで、ガスの中出発する。このルートは「遊歩道」と謳うだけあって、幅広でほとんどアップダウンのないルートである。回りの林相も見事であり、展望ゼロの割には楽しく歩くことができる。坦々と進み、最後は肩のような場所から大股へのルートを左に分けると、一気の直登となり、すぐに伯母子のピークに到着した。心なしかガスが薄くなってきたような気はするが、展望全くなく、寒い気持ちですぐにピークを後にした。
 さっきの分岐点まで戻り、ここで昼食をとった後、もときた道を戻る。すると、さっきから嫌な予感はしていたのだが、またしても天気が急速に回復してきた。いつも通りのオチに嘆き悲しむが、それでも口千丈山付近からは、奥高野の展望が全開! 鉾尖岳や果無山脈をくっきりと望むことができた。
遊歩道入口遊歩道入口
 車に乗り込み、再度護摩壇の駐車場に戻り、山頂ピストンの後、西に進路をとり、しみず温泉(なかなかいいお湯でした)経由で吉備ICから高速で京都まで帰還した。
 天気には振り回されたが、終わってみれば、なかなか楽しめた山行だった。


【参 考】
 07:10    伯母子岳遊歩道入口
 08:30-08:40 伯母子岳
 08:50-09:25 食事
 10:35    伯母子岳遊歩道入口


         

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