帯那山

帯那山


帯那山から茅ヶ岳(左端)・八ヶ岳を望む 帯那山から茅ヶ岳(左端)・八ヶ岳を望む


【日 程】1996年1月13日(土)
【山 域】奥秩父
【メンバー】男4人、女2人
【天 気】快晴
【コース】JR甲府駅=TAXI=太良峠=1:00=帯那山=0:15=奥帯那山=0:45=弓張峠(水ヶ森往復45分)=1:40=グリーンライン昇仙峡【4:25】

【記録文】
 前夜京都を出発し、甲府着8時半。関東組の2人と合流し、タクシー2台を連ね、一気に太良峠へ。富士、南アの豪勢な出迎えを受け、皆のっけからボルテージは上がる。某ガイドブックには「ただの裏山」と記されてあったが、関西でこの裏山の展望に勝てる山は無いだろう。まったくもって関東の岳人が羨ましく感じる。
 登山道は車道と何度か交差しながらのびており、ときおり不明瞭になるが、ひたすら尾根を進めば問題はない。帯那山の頂上一帯は気持ちの良い草原となっており、展望は抜群。さらに頂上に建つ休憩舎の屋上からの眺望はもう最高。この屋上でのランチは格別でビールもすすみ、すっかりいい調子になって縦走を再開、2等三角点のあるピークには「帯那山」の標識があるが、ガイドでは奥帯那山となっていてややこしい。良く歩かれている部分はここ位までなのか、この先からルートはブッシュに覆われ、さらに踏跡も錯綜し、結構ややこしくなってくる。特に奥帯那山の すぐ先で西に別れる踏跡は本ルートよりはっきりしているので注意が必要である。


奥帯那山付近の草原帯で休憩 奥帯那山付近の草原帯で休憩


 尾根を忠実に進み、何度かアップダウンを繰り返し、昇仙峡への降り口である弓張峠に到着。このまま下るのは余りに芸がないので、目の前の水ヶ森をピストンすることにするが、手を使わねば登れないほどの急登が待ちかまえており、甘く見ていた我々は皆ピークでひっくり返ってしまった。しかも展望はゼロ。下りもこけまくり、泥だらけになっての散々たる姿でもとの弓張峠に戻ったのであった。
 峠からは、先程の急降下はどこやら、ゆるやかな下りが続く。すぐに車道に飛び出したが、昇仙峡までは思いの外かかり、グリーンロッジのバス停に降り立つ頃にはすでに日はとっぷりと暮れていた。

 この日は甲府市内に宿泊し、翌日の茅ヶ岳登山に備えたのでありました。


      

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