大日連峰縦走

大日連峰縦走


【日 程】平成6年7月30日(土)〜31日(日)
【人 数】男1人、女1人
【コース】30日 室堂=0:20=地獄谷=0:15=雷鳥平=0:20=新室堂乗越=1:40=奥大日岳=1:30=大日小屋【4:05】
     31日 大日小屋(大日岳往復20分)=1:35=大日平=1:45=称名滝=0:20=称名平バス停【4:00】

【記録文】
29日〜30日 晴れ
 今回の連れが茨木在住のため、枚方からいったんバックし、茨木インターから高速に入る(23時)。名神は結構すいており、特に北陸道に入ってからは、まるで無人の荒野を行くよう。2時すぎには立山駅に着くことができた。が、駅前の駐車場が 工事中のため、駐車スペースを探すのに一苦労。ケーブル始発まで仮眠する。
 5時半に目が覚めて、慌てて向かったケーブル駅にはすでに長蛇の列ができており、結局乗れたのは6時40分発の便になってしまった。構内は人で溢れかえっており、いきなりやる気をなくすが、室堂までは結構快調にたどりつくことができ、まずは一安心。

 8:10 室堂を出発する。またしてもド快晴で、立山連峰のパノラマを楽しみながらの快適ハイク。地獄谷経由のなじみの道で雷鳥平へ向かう。
雷鳥平を行く雷鳥平を行く
 9:00 雷鳥平着。あまりの暑さに、思わず水浴びをしてしまう。ここから新室堂乗越までは、お花畑の中の気持ちの良い登行が続く。
 9:30 さほどの登りもなく、稜線に到着する。ここからいよいよ大日連峰の縦走が始まる。アップダウンが少なく、高山植物の咲き乱れる快適コースである。快調に歩を進め、前方の奥大日がグングン近づいてくる。最初はガスに包まれていたもこのころには顔を覗かせ、山行の満足度より高まる。
剣を望む剣を望む
11:30 奥大日岳着。残念なことにピークのすぐ直前でガスってしまった。でもこれだけ立山に近い山なのにこの静けさはどうだ。30分程吸い込まれる様に寝入ってしまった。
12:00 縦走再開。途中キヌガサソウの群落に出会う。中大日との鞍部に降り立ったころから、再び夏の日差しが全開となる。おかげで中大日の登りでバテバテになり、頭の中はビールだらけになってしまう。中大日周辺は日本庭園のような景色が続き、一服の清涼剤のよう。
13:40 最後は何度かニセの鞍部に惑わされながらも、どうにか大日小屋に到着。ビールを飲んで昼寝のおきまりのパターンにはまったのであった。

31日 曇り後晴れ
5:00 小屋周辺はあいにくのガスに包まれていた。ピークハンターとしての性か、白一色の景色の中、大日岳をピストンする。大日平へは、しばらく単調な下りが続く。しだいに傾斜がゆるやかになってきて、そろそろ大日平かなと思った頃、劇的にガスが晴れた。あっという間に周囲は天上の楽園に変貌し、大日平山荘の屋根がすぐ目の前に現れたのであった。
大日平にて大日平にて
8:00 大日平山荘着。山荘は建替中(宿泊可能)で、少し下った所に旧山荘の残骸が無気味にたたずんでいる。大休止の後、称名滝へ向かう。山荘からしばらくはまだ平の一角で、平が尽きた地点から物凄い急降下が始まる。特に牛ノ首から先の通称「称名坂」はまさに転がり落ちるような急坂だ。真下に称名滝の展望台が見えているのも泣ける。汗だくになりながら、慎重に下る。
10:10 やっとのことで、滝に向かう車道に飛びだす。2人とも足の裏がジンジンしていたのは言うまでもない。

称名滝にて称名滝にて
 この後、滝を鑑賞し、バスで立山駅に戻ってから、車で5分程の所にある富山厚生年金休暇センターの温泉大浴場(500円)で汗を流し、5時に帰阪しました。


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