木曾御岳

−残雪をものともせず、今年初の3000m超えへ−

   

山行概要

日 程
2013年6月8日(土)
山 域
木曾御岳
天 気
晴時々曇り
メンバー
♀1名(Aさん)、♂3名(O君、Wヒロシ(I.ヒロシ+F.ヒロシ))
コースタイム
田ノ原=1:05=八合目=1:15=九合目=0:20=王滝頂上=0:30=剣ヶ峰=0:30=王滝頂上=2:10=田ノ原【5:50】

記録文

 前夜発日帰りの弾丸プランで残雪期の木曾御岳を目指す。Wヒロシ以外はアイゼン、スパッツ初携行である。果たしてどうなるか…
 各自仕事を終えた我々4名は京都を22時半頃に出撃。車内はなぜか「さらば宇宙戦艦ヤマト」のDVD鑑賞で盛り上がりながら、中津川ICからR19を進み、神戸(こうど)で左折し、御岳湖沿いの寂しい山道を爆走し、田ノ原への山岳路も一気に駆け上がり、さあ到着という寸前で事件発生! 何とO君が靴下を忘れたとのこと。
 仕方がないので、再びコンビニのある所まで戻ろうとしかけたが、冷静に考えてみると往復3時間ほどかかってしまうため、仕事帰りからそのまま参加したI.ヒロシ氏の丸1日履きふるしたかぐわしい香りのビジネスソックスを借りるという苦渋の決断をすることになったのであった…
 ガラガラの田ノ原駐車場へは3時過ぎに到着し、とりあえず少しでも寝ようと仮眠した。

 5時に奇跡的に目が覚める。ガラスが曇っていたため分からなかったが、車の外に出てみると御岳の雄大な姿がドーンと。

登山口を出発 5:31

 皆のテンション急上昇↑ 思いのほか雪は残っていないようだ。
 ロングスパッツを装備し、勇躍出発する。
 しばらくゆるやかな道が続くが、すぐに残雪を踏みしめながらの行軍となる。

雪上行軍が続く 6:13

 大江権現から本格的な登りが始める。アイゼンを付けるほどではない。
 森林限界を超えると、逆に雪はなくなり、土の斜面を黙々と登り続ける。

八合目〜九合目間にて 7:09

 遥か頭上に王滝頂上山荘が見える。先は長い。

雪渓を行く 7:36

 八合目〜九合目の中間部分で割と急な雪渓が登場。そのままでも登れたが、せっかく軽アイゼンを買ってもらったので、ここでテスト装着。
 アイゼン効果でみなスムーズに突破! この雪渓を抜けると、再び土の上を歩く。傾斜がより強まる。

王滝頂上がすぐ頭上 8:10

 九合目を過ぎると、王滝頂上がすぐ頭上に見えるが、かなりの急登となる。

剣ヶ峰へ 8:28

 王滝頂上と剣ヶ峰の鞍部にある八丁ダルミにて。ここには御嶽教師神火葬斎場(右)のほか、まごころの塔が立っている。

最後の登り 8:44

 王滝頂上を見下ろす所まで登ってきた。剣ヶ峰へはもう少し。

摩利支天山と二ノ池 8:57

 雲が多く、白山と中央アルプスの一部が望めたのみで、北アルプス方面は見れなかった。残念。

全員集合 9:38

 軽食を取ったりして、何だかんだできっかり1時間山頂にいた。
 小屋のトイレが閉鎖されていて、悩む女子を残し、オッサン3人は先行して下山開始。

雪渓上部にて 10:46

 快調に下る。登りでアイゼンを付けた雪渓も雪がゆるみ歯が効かないので、そのまま下る。雪山初心者2名はやや覚束ない足取りであったが、何とか突破。
 この直後に雷鳥が登場し、皆のテンションが上がる。

田ノ原が眼下に 11:11

 だいぶ下ってきたが、やっぱり巨大な山なので、まだまだ田ノ原は遥か下だ。

田ノ原が近づく 11:47

 この後すぐに樹林帯に入り、再び残雪を踏んでの歩行となるが、各地で踏み抜きが頻発し、少々神経を使う。

最後は雪上歩行が続く 12:16

 田ノ原まであと一息。

田ノ原に帰着 12:30

 適度な歩行時間で足慣らしには最適だった。予想以上に雪が少なかったので、今度は5月の連休辺りにまた来たい。
 帰路は、南木曽温泉「木曽路館」に寄道。10年以上振りの再訪だったが、楽しみにしていた焼肉レストランが閉鎖されており、少々残念であった。

参考タイム

6/8田ノ原 5:406:00 大江権現 6:006:35 金剛童子 6:356:45 八合目 6:458:00 九合目 8:008:20 王滝頂上 8:208:50 剣ヶ峰 9:5010:20 王滝頂上 10:2012:10 大江権現 12:1012:30 田ノ原

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