六甲(荒地山〜奥池〜甲山)

−初山行! 迷いまくったホロ苦デビュー−

   

山行概要

日 程
1983年1月30日(日)
山 域
六甲連山
天 気
曇り
メンバー
男4人
コース
阪急芦屋川駅=0:40=鷹尾山=1:10=荒地山=0:30=ゴルフ橋=1:00=奥池=?=鷲林寺=?=甲山=?=阪急甲陽園駅

記録文

 中学2年にして初めて自分で企画・立案した山行。それ以前にもボーイスカウト等の活動で山には何度か行ってたようだが、私の登山歴の始まりはこの山行からとしている。
 六甲を選んだ理由は単純明快で、最初に買ったヤマケイの中に日帰りハイクとして芦屋川〜荒地山〜ゴロゴロ岳〜苦楽園のコースが紹介されていたからである。さすがに一人では怖かったので、当時仲の良かった友達を無理やり誘う。私以外の3人は六甲の位置すらまともに分かっていなかっただろう。
 当時の我々の最寄駅である京阪牧野駅まで自転車を使えば早く出発できたのに、何故かバスの始発を待って枚方市駅に出て、さらに金を少しでも浮かすため、淀屋橋〜梅田間を歩いたもんだから、芦屋川に着いた時には8時を少し回っていた。
 ヤマケイに載ってた概念図は持ってきているが、地図やガイドブックは持ってなかったので、駅からいきなり迷う。鷹尾山への登り口がよく判らず、高級住宅街を右往左往。結局、他の登山者のケツにくっついて歩き、何とか予定ルートへ。
 ルートさえ分かれば、体力だけはあり余っていたので、快調に飛ばす。鷹尾山を過ぎると、岩だらけの荒地山の迫力ある姿が近づいてくる。多少不安になるが、ヤマケイに書いてあったとおり、岩梯子など楽しみながら登ることができる。途中露岩の上からは、神戸港や他の六甲の山々が良く見えた。(もちろん、どれがどの山なのかはさっぱり判らず、東お多福山なんかはゴルフ場だと思い込んでいた)
 荒地山のピークは展望全く無し、とっとと降りるが、何とか北側へ間違わずに降りる。(分岐があることすら気付かなかった)車道を横断し、池ノ谷に沿って奥池へ向かうが、住宅地に入ってから現在地がさっぱり判らなくなり、何度も行ったり来たりを繰り返す。たまらず住民の方に道を聞くが、何でこんな所で迷うのかと思いっきり呆れられる。
 奥池からゴロゴロ岳に向かったつもりだったが、ここでも迷走。今思うと観音山の辺りを彷徨っていたみたいだが、持参した図はルート以外の場所はほとんど省略されていたので、いったんルートから外れるとお手上げ状態になってしまうのだ。
 そして、焦って一番しっかりしてそうな道を突き進んだ結果、その道は一気に下り始め、完全に間違っていると気づいた時(遅すぎる)には鷲林寺の境内に入っていた…(この時は寺の名前や位置も全く判ってなかった)
 あっけなく下山してしまったので、少々拍子抜けである。寺を出ると目の前にヘルメット型の顕著な小山が正面に見えてきたので、勢いで登ることにする。むちゃ広い山頂にたどり着き、標識をみて初めてこの山が甲山という名であることが判明。帰路はベテランっぽい人を尾行し、何とか寺に降りる。(神呪寺)
 寺の人に駅の方角を指された方向に忠実に高級住宅街を下り、何とか甲陽園の駅に到着。何ともお粗末な初山行であった。
 次の日、本屋に六甲の地図が売ってあるのに気づき、すぐさま購入する私であった。

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諸国名山探訪

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