三瓶山

三瓶山


西ノ原からの男三瓶山 西ノ原からの男三瓶山


【日 程】2001年11月3日(祝)
【天 気】曇り後雨
【コースタイム】西ノ原=1:25=男三瓶山=1:25=西ノ原【2:50】

【記録文】
 蒜山、月山富田城探訪の後、三瓶山西ノ原での寂しい車内ビヴァーク。雨降り間際の曇天のせいか、さほど寒さを感じることなく5時半に目が覚める、って言うか5時前には登山ツアー客を乗せた大阪からの観光バスが到着し、エンジンを切らないもんだから、完全に起こされてしまった。
 まあ、雨が降る前には降りたかったので、ちょうど良かったと無理やり納得し、パンをほおばる。
 まだ薄暗い中、定ノ松の駐車場を出発。広大な西ノ原を男三瓶山目指して一直線に突っ切る。何で道の両側に鉄条網があるのだろうかと、不審に思いながら進んでいると、不意に牛の鳴き声がし、びっくりする。ススキを掻き分けてみれば、鉄条網のすぐ向かいに5〜6頭の真っ黒な牛さんたちが草を食んでいた。どうみても乳牛には見えない。こいつらも狂牛病の影響を受けているんだろうか、と考えながら進んでいるうちにススキの原は終わり、樹林帯のジグザグ登りで男三瓶山の山体に取り付く。気持ち悪い位に生暖かいので、一気に汗が吹き出す。蜘蛛の巣も多く中々快適には登らせてもらえない。標高900m付近でやっと森を抜け、岩混じりの斜面となる。傾斜はさらに増し、昨日痛めた膝がきしみ始める。やはり男三瓶山しか無理か… ペースがガクッと落ちる。しかもピークは広大な平坦地となっており、やっとピークにたどり着いたと思ったら、真のピークは広大な頂上台地のはるか彼方だった。


ガスの男三瓶山頂 ガスの男三瓶山頂


 ガスが流れる中、ピークに到着。ガスのベールの向こうに女三瓶山が何とか確認できる。崖に張り出した展望台から見下ろす室内池は吸い込まれそうだ。それにしても、展望台から降りる階段だけで膝に激痛が走る状況。本来なら、女三瓶、子三瓶とぐるっと回遊するところだが、今回はこれで潮時か。同じコースを下るが、これまで飛ばしすぎて汗を流して駆け下りることはあっても、苦痛に脂汗を浮かせて降りるのは初めてだ。登りと同じ時間をかけて何とか下れたが、体力(筋力)の衰えをしみじみと感じた。


男三瓶の下りから子三瓶山 男三瓶の下りから子三瓶山


 車に戻った途端に雨がついに落ち始めた。明日はもう一山、那岐山に登るつもりだったが、膝がこれではどうにもならず、出雲平成温泉で入浴&午睡の後、今日中に帰洛することにし、山陰をひた走り、その日中に京都まで帰った。無茶苦茶疲れたドライブだった。


【タイム】
 06:20    西ノ原
 07:45-07:50 男三瓶山
 09:15-09:30 西ノ原
 10:30-11:45 出雲平成温泉
 12:40-12:45 道の駅「湯の川」
 14:20-14:25 道の駅「北条公園」
 15:50-16:30 鳥取
 21:30    京都市内


      

       inserted by FC2 system